Ncoreモジュールを搭載し、130W/4Ωという出力を誇るパワーアンプです。
これから暑くなる時期なのに、さすがに暖房機器とも言える真空管アンプは使ってられないわ・・・ということで夏場の代替アンプとして買ったのですが、いやぁ、良いです。
真空管アンプって球を変えるといろいろ違った音色が楽しめるのですが、リファレンスに近いサウンドってなんぞや?みたいなところもあります。
まあ、音は好みなので聴いている人が満足すれば一番なので良いのですが。
久々に半導体のアンプに戻りましたが、いやぁ、D級アンプ、これほどに進化していたのですね。
といっても、いままで使っていたD級アンプといえばToppingの1万円弱のアンプですから、比べものにならないのも当然ですが。
D級なのにデジタルっぽいトゲもなく、少しヴォーカル域が厚い、重厚なサウンド。
出力に余裕があるので、ベースやコントラバスの存在感も抜群で、低域がもたつかずにキチッと鳴らしきるコントロール力。
これなら真空管アンプと切り替えて使っても違和感ないですね。
音の立ち上がりの良さというか、粒度の繊細さはさすがデジタルっていう感じ。
あと、アナログのレベルメーターが良い仕事してます。
デジタルメーターは正確性については正しいのでしょうが、針が視認性の範囲内で左右に振れることで、音楽のダイナミクスさを感じることができます。
最初はAX-505にしようかとも思ったのですが、あのちっこいレベルメーターはやっぱりオモチャっぽいのと、そもそも音源がOlasonicのD1なので、プリアンプの下にプリアンプぶら下げてどうするのよ、ってことで素直にパワーアンプしました。
余計な機能がない方が音質的にも良いはず。
上が音源のOlasonic D1。USB経由でPCから24bit 192KHzで入力しています。
下がアンプのAP-505。
スピーカーがELAC BS310 Indies Blackなので、DACもアンプも真っ黒で揃えています。
ELACだとNmodeの1bitアンプとかが似合いそうですが、個人的には真空管アンプとの組み合わせもおすすめです。
応答性のよいハイルドライバーと真空管の繊細さが良い感じで合っているのかもしれません。
仕事場(自宅)のPCまわり。
一番上のアンプが、夏の間はお休みしていただくEL12 PPアンプ。
1940~50年頃の球が中心なので、あまり気楽に電源入れっぱなしにできないのが残念なところ。
ECC32なんて値上がりがひどく買えません。
中段はPSVANEの300Bを装着したアンプですが、この球は今でも製造されているので気軽に使えるのが最大のメリット。
KT88、EL34、2A3、300B・・・などというメジャー球は今でも複数のメーカーが作っていて、なんなら新製品も投入されていたりします。ありがたし。
しかし、EL12なんていう比較的マイナーな球は、製造は数十年前に終わってますから、世界中に残っている在庫が全てなので、買えるうちに買っておけ、というのが鉄則です。
しかし、BS310って、ASROCの発射機みたいな形しているよなぁ・・・
デジタルとアナログが両立する、そんな立ち位置のアンプ
真空管というかアナログっぽさを感じる温かみ。
The デジタル!というアンプもそれなり多いと思いますが、こういった傾向のアンプもあるんですね。
価格がちょいと高いですが、良いアンプだと思います。
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購入金額
120,800円
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購入日
2022年03月22日
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購入場所
harmankardonさん
2022/03/23
SD-SG11が壊れたら,Nmodeは買えないので,第一候補です.