先日、実売価格6,000円と安価ながら、高い効果が得られる仮想アース組み立てキット「Konadeアース01」を紹介しました。
このとき組み立てたものは説明書通りに作成して、フォノイコライザーPhasemation EA-200のアース端子に繋いでいます。
EA-200にKonadeアース01を組み合わせると、間接音がぐっとリアルさを増し、楽器の質感もある程度向上するという効果がみられました。
そこで他の場所でも使ってみようと思い、もう1つ組み立ててみることにしました。ただ、この製品は作るそばから売れているという状況らしく、なかなか在庫を見つけることが出来ませんでした。
しかし先週になり、オーディオユニオンお茶の水アクセサリー館にまとまって在庫が入荷したということで、オンラインで注文だけしておき、audio-technica AT-ART20の試聴会に出向くついでに受け取ってくることにしたわけです。
前回組み立てたものは効果は十分でしたが、アース線が向きだしで撚った状態で、やや使い勝手に難がありました。そこで今回はアース線の先端加工を施したものを作成しました。
得られる満足度は価格を大きく超える
それでは組み立てです。
まずはキットの内容を見てみましょう。
当然ですが、内容物は前回と変わりません。ただ、今回の個体はアース線を巻いている粘着テープの貼り方が少し雑で剥がしにくかったです。急ピッチで作っているのだろうな、と想像してしまいます…。
先端に取り付けるY型圧着端子です。この分野の定番ブランドであるニチフ製のものを販売店が独自にPB品として小分けパッケージで提供しているものです。ニチフの圧着端子は錫メッキ無酸素銅(OFC)製であり、アース用の端子として十分な品質を保っています。
加工の方法は、円筒型の部分にアース線の先端を通し、電工ペンチで締めるだけです。
元々アース線を束ねるために使われていた粘着テープを端子の仕上げにそのまま流用しました。
このアース線を組み立てた後は、前回と全く同じ手順で組み立てていきます。
先端がきちんと加工されたことで、見た目も「仮想アース箱」という感じに仕上がりますね。機器への接続も裸線ではないので大幅に楽になります。
音への効果は、やはり印象的なのは響きが豊かになり、その質感もリアルな方向に向かうということが大きな特徴でしょうか。
今回はいろいろな場所を試して、どこに接続するのが効果的なのか探っていくことにしたいと思います。もう何個かあっても良いかもと思う程に満足度の高い製品です。
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購入金額
6,000円
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購入日
2022年04月15日
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購入場所
オーディオユニオンお茶の水アクセサリー館
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