レビューメディア「ジグソー」

ケースごと換えるのではなく、SSD本体だけ交換するケース

最近、動画を保存することが多くなったからか、すーぐ満杯になるメインPCのストレージ。拡張として、4TBのUSB HDD

1台と5TBのUSB HDD

を2台繋いでいたりするのだが、HDDはWD価格高騰時に唯一日和って買った海門製が

つい最近クラッシュしたばかりで、機械的故障からは避けられない。

※ま、これでcybercat本人の環境から海門が一掃されたので、それはそれで良いか←これでここ十数年で海門は5台買って、ことごとく討ち死にし、ほとんど使わない娘PCの中で寝ている1台のみしか活きていないのに対して、WDは大小20台以上使っていて、今まで不調は2.5インチ版1台のみ。3.5インチ版は12年使い続けて現役のモノもあり、それを合わせて全員生存というこの格差。

 

そんなわけで、大切なモノのバックアップはSSDにも残すようにしている。

 

以前は信頼性の高い数社の2.5インチSATA接続の1TBクラスSSDを、性能比較の結果良好だったUSB3.2 Gen2 x1接続ケースであるWAVLINK WL-ST239C

に入れて使っていたのだが、ここのところ需要の問題なのかNVMe接続のM.2タイプのSSDの価格がグングン下がってきていて、一部では同容量の2.5インチSATA接続のものより安くなってきた。それでも少し前までは、「一流メーカーの2.5インチSATA接続SSD>無名メーカーのM.2 NVMe接続SSD」という状況だったが、ここ1か月ほどでついに、同一メーカー内で「高性能タイプの2.5インチSATA接続SSD>エントリーグレードのM.2 NVMe接続SSD」という現象が起き始めた。

 

社内グレードとしては、2.5インチSATA接続SSDの方が上なので、キャッシュがある/なしなどの面でエントリーグレードのM.2 NVMe接続SSDより優れている面もあるのだが、M.2 NVMe接続SSDの方が、PCIe Gen3x4規格だとしてもスピード面でSATA 6Gbpsに負けることはありえず、保証年数さえ同じなら、こういった「倉庫系SSD」は、もうエントリーグレードのNVMe接続M.2 SSDでよいのでは?と思い始めた。

 

で、本体は安くなったのだが、意外に下がらないのがケース。

 

2.5インチタイプは、上記のWAVLINKのほかにも、プラ製の安いケースが数多く販売されていて、円安になった現在でも千円ちょっとで入手できるが、M.2タイプは放熱考慮なのかほとんどアルミ製で、2千円を切ることがまれ。中心価格帯は2,500~3,000円のあたり。今では信頼のおけるメーカーでも、安いときには8,000円台まで落ちることもあるM.2 NVMe接続SSD(1TBクラス)に、3,000円のケースはちょっと釣り合わない。

 

また、M.2タイプSSDケースはなぜか四角っぽいのが少なく、ほとんどが緩やかに面取りされていて、断面が楕円形というか左右対称な卵型というかの「複数しまっておくには積み重ねたりしづらいシェイプ」。

 

こういった「避難用倉庫系SSD」が、2.5インチタイプですでに20枚近くある状態からすると、絶対今後大量に所持することになるはずで、たくさんのケースがゴロゴロするのもなぁ、と思って考えたのがこちらの利用。

 

いろいろな外装などムダをそぎ落として、ストレージをPCに接続するということに特化し、必要最小限の構成としたセンチュリーの「裸族」シリーズ。

 

裸族」シリーズには、

複数台のストレージを内蔵できる「住宅シリーズ(集合住宅やスカイタワー、テラスハウス等)」

常設のスタンド式で、使用時ストレージをそれに挿して使う「お立ち台

・ストレージのコネクタ部分を覆うだけの一時接続用アダプターの「

の3シリーズがある。

 

今回は、

・データ避難させたM.2 NVMe接続SSDは別所で保管するので、常時接続が基本の住宅はいらぬ

 ※そもそもM.2タイプSSD用の住宅シリーズはない

・台を常設してSSDを挿し替えるお立ち台と、都度接続必要だがコンパクトなは一長一短

ということで、まずお立ち台を調べた。

 

M.2タイプのお立ち台には二つあるが、接続口はひとつだが、スタンバイさせておくスロットを備えた「NVMe裸族のお立ち台プラス(CROM2NVU32CSP)」も、シンプルな「NVMe裸族のお立ち台(CROM2NVU32C)」も、SSDを専用の「NVMe裸族の専用ケース(CRM2NVEC)」に収めてからお立ち台に挿す構造。この専用ケースのみではPCに接続できず、ケースをつけないとお立ち台に挿せない。この専用ケースは直方体で、しまいやすそうなので、安ければ全M.2タイプSSDをこれに収められるが、コイツひとつ2,000円弱する。単独のUSB⇔M.2タイプSSD接続ケースと比べてごくわずかしか安くない。このわずかの差で、お立ち台本体そのものへの投資を回収?するには、20台近く購入してはじめて個別ケースより安くなる勘定。さらにその専用ケースが手に入らなくなると、お立ち台ともども役に立たなくなる(もしくは手持ちのケースへのSSDの移し替えが必要となる)ということで、お立ち台はやめ、にすることに。

 

実は、M.2タイプのにも二つあり、M.2 SSDの端子側につける正統派?「頭タイプ」の「NVMe裸族の頭(CRAM2NVU32C)」と、「頭」というより、どちらかというと「オープンケース」のような「裸族の頭 M.2 SSD(CRAM2NSU32)」がある。

 

ただ、「NVMe裸族の頭」はお立ち台と共通の「NVMe裸族の専用ケース」に収めてからに接続するタイプ。つまり、全SSDに対して専用ケースが必要となるのはお立ち台と同じ。では専用ケースとUSB⇔M.2タイプSSD接続ケースとの差額で購入することになる?本体がお立ち台より安ければ、まだよいのだが、誤差程度しか売価が変わらず、結局据え置きかポータブルかの違いしかない。

 

そこで、専用ケースを必要としない裸族の頭 M.2 SSD(CRAM2NSU32)」を選定。

パッケージセンスは「裸族シリーズ」レベル...
パッケージセンスは「裸族シリーズ」共通のテイスト...

 

下にある固定ピンはゴム製で1つは予備
下にある固定ピンはゴム製で、1つは予備

 

これはオープン型USB⇔M.2タイプSSD接続ケースという感じで、一般的にはケースにねじ止めしてしまうSSDをゴムのパーツで押さえることで、挿し替えを簡単にしたもの。SSDを交換する=SSDを挿し替えるということになるので、SSD側の端子部分の摩耗や破損が若干危惧される面があるが、今後余分なパーツは必要ないので、ランニングコストがかからない。これに接続するSSDを、リムーバブルディスクとしての利用を目的とし、USBメモリのように頻回に抜き挿しするなら心配だが、長期保管退避場所としての使用法なので、メインPCの内蔵ストレージがあふれそうになったら、その時接続して移して退避...という使い方なら最大でも月に数回レベル。それなら大丈夫だろう、ということで。

大きさ的にはこんなモンで、ケースよりチョイ大きめ
大きさ的にはこんなモンで、単独のUSB⇔M.2タイプSSD接続ケースよりチョイ大きめ

 

適応するサイズの部分にゴムピンをつけた後、SSDを差し込んで...
適応するSSDサイズに対応するホールにゴムピンをつけた後、SSDを挿し込んで...

 

このゴムピンは曲がるので....
このゴムピンは曲がるので....

 

SSDを水平に倒して、ゴムを戻して固定。
SSDを水平に倒して、ゴムを戻して固定。上方が空いているので、ヒートシンク付きも使用可。

 

つかってみると結構楽。

固定がゴムなので、簡単にSSDを脱着できる。

 

また、USBケーブルを引き出して接続しておけば、本体に電源スイッチもあるので、常設しておいて、必要な時にSSDをかましてスイッチオン、認識させて使用、別のSSDが使いたいならWindows上で切り離した後、このの電源を落とし、別のSSDに挿し替えて再度電源オンして再認識...という使い方ができる。

ここに電源ボタンあるのは、結構便利
ここに電源ボタンあるのは、結構便利

 

データ退避は当面コレで行けるかな....

 

【CRAM2NSU32仕様】

インターフェイス:M.2 NVMe / SATA SSD(デバイス側)、USB 3.2 Gen2(ホスト側)

対応M.2 SSD:
 M-Key / B&M-Key形状のM.2 SATA規格およびNVMe規格のSSD

 (Type2280 / Type2260 / Type2242)

 ヒートシンク付きSSD使用可、両面実装装着可

外形寸法:幅108mm × 高さ17mm × 奥行46.5mm
重量:約80g(SSD固定ゴムピン含む)

製品内容:

・CRAM2NSU32 本体
・専用USBケーブル(ケーブル長 約25cm):Type-A→Type-C ×1、Type-C→Type-C ×1
・SSD固定ゴムピン ×2(1本は予備)
・取扱説明書/保証書

保証期間:6ヶ月
動作環境:温度5℃~35℃、湿度20%~80%
(結露しないこと、接続するPCの動作範囲内であること)

 

裸族の頭 M.2 SSD (CRAM2NSU32)

更新: 2022/11/07
使い勝手

電源スイッチがあるのは、常設してもSSDが脱着しやすくて、便利

通常のケースでは毎回抜き差しだし、お立ち台だと場所をとるのでちょうど良い。

 

★マイナス1は、電源ボタンの飛び出し具合だけではON/OFFがわかりづらいこと

 電源がついたPCに接続すれば、パイロットランプでわかるが

  • 購入金額

    4,527円

  • 購入日

    2022年10月31日

  • 購入場所

    Amazon

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