レビューメディア「ジグソー」

現時点では市販品最大容量のHDD

現在Mini-ITX PCで構築しているファイルサーバーのHDD構成は14TB(TOSHIBA MN07ACA14TE)と12TB(TOSHIBA MG07ACA12TE)となっています。ちなみにOSの起動用には別途SSDが搭載されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このHDD2台のうち、14TBの方はマルチメディアコンテンツ保管庫となっていて、アナログレコードから取り込んだものを中心とするハイレゾ音源や動画ファイルが詰め込まれ、これがDLNAでローカルネットワーク内に共有されています。

 

一方の12TBの方は一般的なファイルサーバー用途で、共有ファイル類や仮想化されたOSブート用のディスクイメージ等が保管されているのに加え、未整理分の動画ファイル等が詰め込まれています。問題はこちらの12TBの方が残容量約700GBと、かなり埋まってきていたことでした。まあ、動画類を整理すればもう少し空くはずですが…。

 

どのみち余裕がさほど無いことに変わりはありませんので、そろそろこちらのHDDを交換して増量しようと考えていました。

 

以前から何度か書いていますが、このPCのHDDは基本的には交換するごとに2TBずつ増量を繰り返してきていました。スタート時は1TB+3TBでしたので、4TB辺りまでは不規則でしたが…。

 

しかし、以前8TBのSeagate IronWolfと10TBのWD Purpleを交換するときには、たまたま交換時期に特価品が出ていたという理由で、ぞれぞれ一気に4TBずつ増量して現在の状態となっています。となると、12TBの交換先は14TBを飛ばして16TBが妥当かと考え、セール価格で販売されていたTOSHIBA MG08ACA16TEを注文したわけです。今日は丁度半日予定が入っていなかったので、ファイルサーバーをシャットダウンするのに都合の良いタイミングだったということもあり、今日の配送となるように注文していました。

更新: 2021/12/15

???

早速届いたHDDをファイルサーバーに組み込んでみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

アーキサイト扱いの白箱入り、すなわち1年保証のバルク品相当となるものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中身はこの状態で、ごく普通のボックス入りと特に違いはないものと思います。

 

 

 

 

 

 

 

ここで初めて「おや?」と思ったのです。

 

開封してラベル面を見て、真っ先に目に飛び込んできたのが「18TB」という文字でした。私が買ったのは16TBのはずですし、箱にも16TBの型番が貼付されています。型番も「MG08ACA16TE」であるはずが、「MG09ACA18TE」と記載されているのです。

 

もっとも、かつてサーバー用途で出荷されていたLVD SCSI HDDの中古を主に使っていた頃には、18GBモデルの型番が印刷されていながら、ファームウェアで制限をかけて9GBモデルとして出荷していたようなHDDを見かけることも時々ありました。TOSHIBA MGシリーズもエンタープライズ向けのHDDですし、取り敢えずPCに接続してみて正体を探ってみることにしましょう。

 

ちなみにタイトルで書いているように、現時点では市販されているHDDとしては、18TBは単体での最大容量となります。まもなくSeagateから20TBのSATA HDDが出荷される予定となっていますが、現時点ではまだ店頭販売は無いようです。

更新: 2021/12/15
性能

SATA2接続であればSSDと遜色ないシーケンシャル速度

まずはCrystal Disk InfoでS.M.A.R.T.の情報を確認してみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

正真正銘、18TBのMG09ACA18TEであることが確認できてしまいました…。

 

折角なのでついでに簡単に速度も計測しておくことにしましょう。なお、接続しているPCはCore i7-3770を搭載したASRock H77M-ITXで組み立てたものです。

 

 

 

 

▲Crystal Disk Mark 5.1.0
▲Crystal Disk Mark 5.1.0

 

 

 

 

 

▲Crystal Disk Mark 7.0.0
▲Crystal Disk Mark 7.0.0

 

 

 

 

シーケンシャル速度では、概ね260~270MB/s前後の速度が確認できました。これくらいの速度というと、SATA II接続まで対応の環境でSSDを繋いだ際に見られる速度とほぼ同等であり、HDDがここまでの速度となったことに感慨深いものを感じます。昔はLVD SCSI HDDを5台繋いで何とか200MB/s程度でしたからね。

 

 

更新: 2021/12/17
総評

さて、処遇はどうするべきか…。

というわけで、商品としては箱のラベルで確認できる通りMG08ACA16TEとして出荷された品であることは間違いありません。しかし、中身がMG09ACA18TEであることも確実のようです。

 

販売店はごく普通にMG08ACA16TEを出荷しただけでしょうから、中身の不整合は代理店の方の問題でしょう。一応後ほど問い合わせ入れてみますが。このまま放置しても良いのですが、故障などがあった場合の保証が厄介なことになるでしょうし。

 

なお、購入価格については確定情報とはならないため、デフォルトから変更していません。MG08ACA16TEの販売価格は37,980円でした。これでも十分に格安ではあったのですが…。

 

(2021/12/17 回答があったため更新)

販売店を通して連絡した結果、恐らく梱包時のミスだが、この個体についてはこのまま使い続けて良いという返答をいただきました。これで安心して使うことが出来ます。関係した皆様に感謝を申し上げます。

 

但し、本日付でSeagate製20TBが発売となり、市販最大容量では無くなっています。

  • 購入金額

    68,000円

  • 購入日

    2021年12月15日

  • 購入場所

    NTT-Xストア

17人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (2)

  • jive9821さん

    2022/11/16

    > まこりん さん

    まあ、私が買ったのはあくまで16TBでしたので…。

    こんな形で得をしたのはさすがに珍しい経験でした。

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