フォノカートリッジ MC型 FR-1 MKⅡ
先日TEAC社のカートリッジTC-15を掲載しましたが、今回のFidelity-Research社製造のFR-1 MKⅡがオリジナルのものと言われています TEAC社のはOEMということになりますね
ソックリですから当然でしょう 若干の違いはFR-1 MKⅡはシールドカバーが銅色(アルミです)、TEAC TC-15はアルミ色ということになります 形状的には同一です 惜しいのは両者で出力が0.1mVということで、32dBゲインのMCヘッドアンプに繋がないと十分な音量は得られません 空芯MCだからの事実ですね しかし、50年前のカートリッジから音が出るんです 奇跡というか、なんというか凄いことです。
無名のヘッドシェルから SONY SH-160 に交換してあります
L-CH 周波数特性 赤い線です 緑はノイズ
1KHz再生時の高調波 低域はプリアンプのハム音が載っています
聴いてみました
今回の周波数特性が年数経過で高域が落ちていますが、経年変化ですが、1970年頃の製品ですからやむを得ないと思います 空芯コイルということで音の抜けは良いですね 詰まったり歪んだ感じはないです 前の針継ぎ加工したTEAC TC-15に比べると今回のが低音の量感がよく出ます ただ低音の硬さみたいなもの、力強さが弱いかなという感じはします 今回のと、針補修したものを比べると高音は針補修品は出すぎますが、低音で差が出ます、針補修したものは低音が弱いです、今回のはこれが本来の音質だったのだと思います 全域抜けが良くて素晴らしいカートリッジです これが50年前に作られていたのですから当時の技術者(池田勇氏)のご努力やセンスの良さには驚きます カートリッジ専業(トーンアームやMCトランスも作っていましたが)だったということを置いても1970年頃の技術環境で成しえた製品で素晴らしいと思います。
私もよく判りませんが...
色即是空
オルトフォン 空芯カートリッジ https://www.ortofon.jp/analogtaizen/14
2024-9-17 追記テスト
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購入金額
15,000円
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購入日
2021年頃
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購入場所
harmankardonさん
2021/12/08
今では,高嶺の花ですからね.
タコシーさん
2021/12/08
FR-1 MKⅡは歪も少なく聴きやすいカートリッジですね
池田勇さんはFR社の社長だったと思いますが後年FR-7なども
開発してるし、FR社を解散してご自分でカートリッジを
制作してましたね 私も最近知った訳ですが、
最近はカンチレバーのないカートリッジなど作っています
日本のカートリッジ業界は突出した才能のあるリーダーがいて
優れたカートリッジを作ってきたんですね 有難いことです。
https://www.phileweb.com/news/audio/200405/21/5160.html
https://www.homeshokai.jp/product/ikeda.html
http://www.islabs.co.jp/