昨年年末に導入したQnapのNAS「TVS-672XT」は10GbpsLANとThunderbolt3に対応しています。
またPCIe3.0x2 レーンx2あり、NVMe M.2 SSDでのキャッシュに対応しています。
価格と性能のバランスでCrucial P5 1TBを2本購入しました。
キャッシュ用M.2 SSDとして総合的に満足
TVS-672XTは保存領域がHDDx6です。当初SSDx6で組む予定でしたが、SSDx4本で構成しているTeramaster NASの保存容量が増えるに従い、書込速度の低下が著しい状況になりました。要因はSSDの記録保存方式に関係あるそうです。
NASでTrimを実行する方法が判明し、現在は解消はしています。
後は容量単価(GB単価)から経済的にHDDの方が良いので、WD RED 2TBX6のRAID5で設定しました(本当は4TB以上にしたかったが、SSD購入後だったので予算がなかった♪)
HDDX6 RAID5は理論的にはRead:600、Write:700MB/s程度ですが、10GbpsやThunderbolt3の帯域では性能が発揮されませんので、①HDDと2.5インチSSDのハイブリッドにする(SSDをキャッシュに設定→容量が減る)②NVMe SSDを増設し高速キャッシュ領域を構築する→構成にお金がかかる、と言う方法があるのですが、後者を選択しました。
Qnapのベンダーリストには推奨NVMe SSDのリストがあるのですが、RAID1(冗長性の観点)を推奨していますので、PCIe3.0の比較的安価なSSDを選択しました。それがCrusial P5 1TBです。
Qnapはより高速のSSDを推奨しますが
何せM.2ポートは3.0X2ですので、MAXでも2GB/sしか速度は出せません。ベンダーリストにはSamsung等のPCIe4.0X4対応のM.2 SSDを推奨していますが、費用対効果に疑問でした。
*WEBのレポートでは「Samsung 980 PRO」で、PCIe3.0環境でどの程度の速度が出るか試験した結果がありましたが、Readは51%、Writeは69%程度の速度(それでも早いですが)とありましたが、それぞれx4での試験と思いますので、x2ではさらにPCIe4.0x4対応M.2 SSDは過剰投資だと判断しました。
Crucial P5基本性能(メーカー公称値)
Read:3400MB/s、Write::3000MB/s
これはPCIe4.0x4での数値化と思いますので、PCIe3.0x2は理論値では1/4程度の速度になります。
TVS-672XTのレビューでも紹介しましたが計測値は以下になりました。
PCIe3.0x2環境ですが、Seqでは期待値以上は出ているので選択は正解と思っています。
10bit RAW4K60Pの書込みはやや難がありますが、動画編集後の保存は全く問題ありません。この結果で本年自作PCは、内部ドライブを大幅削減しました。(ケースがミドルタワーで十分。内蔵ドライブ費用を他に回す)
なおRAID0でP5500GBx2で構成したCacheの速度等を公表しているのがありましたが、RAID1構成の環境と大きな差がなかったのが分かっています。PCIeバージョンの限界と思われます。
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購入金額
13,850円
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購入日
2021年12月24日
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購入場所
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