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グラフィックカード更新・・・その2 ようやく入手できた

NVIDIAのRTXシリーズは2000番台は見送っていた。ゲームがパソコンの主要使用目的ではないため、動画編集性能や写真RAWの一括現像能力を重視してきたからです。しかしCPU(主にIntel Core)の性能向上とのミスマッチがあり、RTX3000シリーズからCUDA数の劇的増強が顕著で購入をかねてから検討してきましたが、如何せん国内価格が高騰しており特価のタイミングでもすぐ売り切れが続いていましたが、特に価格は安くないですが購入した次第です。

 

RTX3080やRTX3090も検討しましたが、性能や価格面でRTX3080Tiがベストと判断していました。

 

上からGTX1070Ti、RTX3060Ti,RTX3080Ti

HDMI2.1x2,Displayport 1.4aX3

更新: 2021/11/30
基本的ポイント

RTX3060Tiを先行使用していたので

Premiere ProでもDavinci Resolve17でも、APIでグラフィックボードのCUDA等を活用し、情報ではマルチコアに関しては8コアが現時点限界(いずれ変更されるだろうが)と聞いたことがあります。

RTXシリーズ購入のポイントは、RTX3060Tiのレビューで述べた通りです。

 

更新: 2021/11/30
機能性

コスパに優れている?

グラフィックカードを選定するにあたり、ブログやYouTubeを参考にしましたが、やはりゲームでの性能を示すものが多かったのですが、ゲームの処理能力≒動画編集能力と推察し、また「お財布」との相談もあり、最高位のRTX3090に匹敵するという方が多いのでこの機種にしました。

 

LEDは不要です♪

 

当該機種はなかなか売り出しが少なく、MSIや玄人志向でもよかったのですが、たまたま見たサイトに「在庫あり」となっていましたので、20万円近いですが思い切って購入した次第です。

 

では本当にコスパに優れているのでしょうか?

まずは機能性面からベンチマークを書きます。

*RTX3060Tiでも使用したベンチマークです。

 

 

消費電力は測定する器具を持っていませんので分かりませんが、8ピンX2本挿しなので確実に消費電力は上がっているでしょうね。

またASUSは3連ファンを工夫して、両端と中央が逆回転するみたいですがどこまで発熱を抑えているのでしょうか?

Premiere Proでのエンコード比較をするための作業中に、HWinFO64等でモニターしながらK熱電対表面温度計でケースを閉めた状態のボード裏面温度を測定しました。

*使用しているケースは以下です。

 

フロントに吸気用140㎜X2ファンでサンドイッチされた水冷ラジエータ、リアに120㎜ファン・トップに120㎜X2ファンで排気・底に120㎜ファンで吸気となっています。

さらにHDDx4がありますが、何とか収まりました。

*HDDはNASを追加配置すれば撤去予定なので余裕です。一応GPUサポートを付けました。

 

 

 

ちなみにRTX3060Tiは、Lightroomでの一括RAW現像の作業性アップを期待してGTX1070tiから変更しました。

 

ケースはE-ATX対応なので全然余裕があります。場合によってはケース入れ替えもありうるかなあ?

来年狙っているマザーボードが日本発売開始し、入手した場合にはこのケースを使い、ATXケースを追加購入予定ですので、その時に一度にシャッフルもありかなあと考えています。

 

【HWinFO64数値】 最高温度63℃ ASUSGPUモニターソフト 最高温度58℃

 

【放射表面温度計温度】最高温度55℃

 

ばらつきがありますが、連続エンコードで60℃前後と思いますので、ケースの風のフローが良く問題ないと思います。

更新: 2021/11/30
使用感

エンコード時間に関して

従前使用のGTX1070Tiはもちろん、RTX3060Tiでも編集作業のオリジナル動画を再生したときにどうしてもカクカクしました。当然FHD1080Pでは問題ないのですが、4K30PではGTXは不可、RTX3060Tiはややコマ落ちでした。したがってプロキシ処理し、ダウンスケールした映像で編集していました。*当然エンコードする必要があるのでその間時間待ちです。

 

 測定パソコン

  ProArt Z490-Creator-10G 

  Core i9-10900K

  メモリ DDR4-2666 64GB 割当40GB

      ASUS RTX3080Ti / RTX3060Ti

  元データ保存 NVMe M.2 SSD

      書き出し先  Thunderbolt3 外付けRAIDケース

 

 4K60P素材エンコード比較

 

結果

  • Adobe Premire Pro

  • Davinc Resolve 17.3

 

CUDAによるハードウェアーエンコードにしましたが、思っている以上に効果はなかったので残念です。GTX1070Tiでは同じ条件で測定していませんのでどれだけ速くなったのかは不明。(GTX1070Tiでは、4K30Pまでの編集でしたが)

 

やはりPremire ProはCPU能力が優先されるのが要因なのでしょうか?H.265ではある程度高速化が見られましたが、h.264コーデック1080Pが思いのほかRTX3060tiと変わらないのは?て感じですね。

 

*高額グラボでこの結果は厳しい(苦笑)

 

Davinci Resolve17の書き出し時間は、「NVIDIA」のCUDA数の差が反映されていませんね。

となると同ソフトの編集はiMac24がベターになりますね。

 

 

なおGPUの使用率ですが、Prで55~68%、DRで40%前後でした。

 

更新: 2021/11/30
実用性

4K60P編集時のカクツキ状況

これに関しては、Premiere Proでは、マシにはなっていましたが描写を1/4程度にしないとフレームコマ落ちします。59.94FPSが45~48FPS程度になります。

 

Davinci Resolveはスムースに再生可能でした。但しiMacではプロキシか最適化を行わないとカクツキが発生。秒単位やフレーム単位でカット編集するため最適化は必須と感じられます。

 

4K120Pや6K,8Kは試験していませんが、4K60Pで上記状態ですのでプロキシ編集は必須と思われます。4K30P以下は全く問題なく「サクサク」編集可能ですし、再生可能です。

 

最後に当然ですが、h.265_4K60Pとh.264_1080Pの書出し動画の一部を切り抜き比較した写真を載せます。

CPUの増強が必要かもしれませんね。12世代INTEL期待ですが、Corei9-12900KFか?

第13世代か?まあ現時点ではRTX3060tiも優秀なグラフィックカードと理解できましたので、複数台のPCで動画編集等に励みます!

他のベンチマークはまたの機会にします♪

  • 購入金額

    192,800円

  • 購入日

    2021年11月21日

  • 購入場所

    パソコン工房

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