コロナ禍の影響により日本国内の大規模オーディオイベントとして約2年ぶりの開催となった「東京インターナショナルオーディオショウ 2021」。
生憎2年前の2019年と比べれば出展者が減っていたり、人数制限が厳しく入場も事前予約が必要となるなど、今まで通りとはいきませんでしたが、それでも久しぶりに大音量で音を楽しめる機会ということで足を運びました。
普段馴染みのあるスタッフの方がいらっしゃる、Technicsやフューレンコーディネートなどは不参加でしたが、一つだけ是非聴いてみたいメーカーがあったのです。それがSOULNOTE(株式会社CSR)でした。
SOULNOTEの製品は殆ど私のような庶民に手が出る価格帯ではないのですが、それでもイベント等で聴く度にワクワクするような楽しさのあるメーカーです。そのSOULNOTEが、NOS(Non-Over Sampling)に続いてデジタルオーディオの常識を覆すものとして提唱する、「ZERO LINK」を中核に据えたシステム群「ZEUS」(SOULNOTE ZERO LINK ULTIMATE SYSTEM)の全製品に加え、新設計の超弩級パワーアンプ「M-3」(発売時期・価格未定)の参考出品も行うということで、是非聴いてみたかったわけです。
SOULNOTEの実質的に唯一の開発者となる加藤氏は、私とも音の好みが近く、加藤氏が素晴らしいという音は大体私にとってもしっくりとくるものです。加藤氏はデジタル系の機器であってもアナログに通じる生々しい質感を重視されている方であり、以前の試聴イベントでは私が持ち歩いているアナログレコードを取り込んだハイレゾ音源を高く評価していただいたこともあります。
そのイベントの感想については、先日日記の方で掲載しております。
ご覧になれない外部から参照される方のために簡単に内容に触れておきますと、70年近くも前のナット・キング・コールの歌声が生々しく歌い、カレン・カーペンターの歌声に加藤氏自身が感極まるというほど素晴らしいものでした。M-3までのフルセットで試聴できる機会は滅多に無いシステムではありますが、多くの方に体験していただきたいものと思います。
SOULNOTEの機器には必須かも
さて、指定席となっていた試聴会場に入ると、普段の試聴イベントでは椅子の上にカタログが置かれていることが多いのですが、この日はカタログ以外のものが置かれていることに気付きました。
試聴開始時にその品物について加藤氏から説明があったのですが、これはSOULNOTEのロゴがプリントされたオーディオ機器のカバー用の布だというのです。
SOULNOTEの機器は、筐体内の通気性も音に大きく影響するという考え方から、スリットや網が多用されていて、その分埃が入りやすい構造になっています。そのため、使わないときにはこのような布で覆っておくと良いということです。
しかし、私は今のところSOULNOTE製の機器は全く所有していません。そこで考えたのが、地味に埃に悩まされているアナログプレイヤーのカバーにするということでした。
前日使い終わった後にダストカバーの埃を拭いておいたのですが、翌日使うときには既にこの写真のように埃が見える訳です。
30万円オーバーのアナログプレイヤーとしては割合小柄なTechnics SL-1200Gであるためか、このカバーで丁度良いサイズでした。逆にSOULNOTEの2シリーズ、3シリーズは結構大柄ですからね。
今のところ今回のような限られた機会に用意されているのみですが、後日定番化して推奨オプションとして販売するかプレゼントするかなど詳細は未定としても、何らかの提供法を用意してSOULNOTEユーザーに推奨したいとのことでした。ユーザーの方はそれを待って入手されても良いのでは無いかと思います。
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購入金額
0円
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購入日
2021年11月06日
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購入場所
東京インターナショナルオーディオショウ 2021 SOULNOTEブース
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