近年はSoundPEATSかEarFun社のレビューに偏っていた感じですが、久々に別な会社の製品を試してみました。
・タッチ式操作
・充電ケースも合わせれば30時間使用可能
・自動ペアリング
・片耳3g程度の軽量デザイン
・片耳ずつでも使用可
などなどの特徴はありますが、個人的に一番の特徴であると感じたのは、耳にフィットさせるためのイヤーピースが無いことです。
耳へのフィット具合によって音質が大きく変わってしまうインナーイヤータイプのヘッドフォンで、肝心のイヤーピースが無いとどうなってしまうのか?
気になりますね~。
なお、画像はいつものように文末にまとめて掲載しますのでそちらも参考にしてください。
イヤーピースが無いので、付属品はシンプルに充電用USBケーブルと取扱説明書のみです。
取説は多言語対応型なので日本語もOK。
本体の、耳に触れる部分のデザインはなかなかに複雑で興味深い形状になっています。
フィット感についてですが、通常のイヤーピース有タイプのように装着すると、私の場合は「スカスカ」なフィットとなってしまいました。
軽い絶望感に襲われながらぐるぐる回して色々なポジションを探していると、下方に飛び出しているマイクを「グッ」と後ろ側にねじってみた場所で、ヘッドフォンが耳に「ピタッ」とフィットしてくれました。
イヤーピースがある場合は、ピースの各サイズを色々と試したうえで本体のポジションも微調整してもっともフィットする場所を探すわけですが、ピースの無い本品に関してはポジション取りのみになりますので、ここは固定観念にとらわれず出来るだけ色々な場所を試して、自分のベストフィットポジションを探すのが大事になりそうです。
ただし、イヤーピースが無いぶん耳への負担も少ないように感じました。
これなら長時間の使用でも耳が痛くなることは無さそうです。
そろそろ音質の話に移ります。
公平を期すために、いつものように同一再生環境下で、ロック、ポップス、ジャズ、へヴィ・メタル、クラシック、落語などを聴き比べてみました。
まず一番の特徴としては、低音部の強調が挙げられます。
元音源よりも低音が強めになるようになっていて、ベースギターの音などの低音部がよく響く音像になっています。
かといってドンシャリになっているのではなく、強調されるのは低音部のみ。
高音に関しても「こもる音」になる手前で踏みとどまっている感じでした。
左右の分離感、音や楽器の分離感に関しては問題のない音作り。
元音源の忠実な再現にこだわる人にはお勧めしませんが、低音強めがお好きな方にはお勧めできる音作りでした。
また、イヤーピースが無く密閉感に欠けるため、外部の音はある程度入ってきます。
屋外での使用を想定している方であれば、車が接近してくる音も聞こえてくるでしょうし、そういう意味では安全に使用できると思います。
イヤーピースが無いぶんどうしても密着度は低くなりますので、どちらを選ぶかという点においては、個人個人の用途や好みによって決まってくるのではないかと思います。
ジョギングやエクササイズ時の使用を考えている方の為に補足しておきますと、こちらの製品の防水性能は「IPX5」レベルです。
IPX5というのは「いかなる方向からの水の直接噴流によっても有害な影響を受けない」というのが定義になっており、試験方法は「3mの距離から全方向に12.5リットル/分・30kpaの噴流水を3分間」という物のようです。
「毎分12.5リットルの量を30kpaで」というのも具体的に想像しにくいですが、要するに水がある程度かかったくらいでは問題ないということですから、日常生活や運動時の汗、それから突然の雨に濡れるくらいであれば全く問題ないので、その点でも安心して使用できると思います。
割引クーポンを使用して、約2000円で購入できました。
値段を考えるとかなりの高コスパモデルといえるでしょう。
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購入金額
2,088円
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購入日
2021年10月24日
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購入場所
Amazon.co.jp
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