いつもは下道しか走らないのだけど、ETCも付けてあるし有料道路でも走ろうと張り切って専用道路に入ってスピードに乗ってきたら突然ハンドルがガクガク振れだしました。超怖かったです。
ジムニーって重心が高くてタイヤサイズも大きいのでスピードを上げていくとタイヤとハンドルが左右に揺れだす「ジャダー」とか「シミー」という現象が発生してきます。元々車体は背が高いのですが更に車高を上げた車だったり古くなった車体はこの現象が多くなるそうです。部品劣化してきた車の持病みたいなものです。整備するにも足回りの部品やブッシュを組み替える必要があるので高額になってくるし、手っ取り早い方法でステアリングダンパーを取り付けました。
赤いレンコンみたいでしょ。ジャバラの部分は伸びてきます。
附属品は左右の取付ブラケットのみ。説明書なんぞはなし。知ってる人は分かるだろって感じでしょうか。
車によっては必需品
取り付け方は簡単です。ボックスレンチなどの工具を持っておれば自分でもできます。
まずは、タイヤを直進方向にしてハンドルをまっすぐにしておきます。これでハンドルの切り角は左右とも同じになりますね。センターに合わしておくと言う事になります。
ダンパーは一番縮めた時の長さを覚えておいて(パッキン位置が43cmってところか)
次にシャフトを最大に伸ばします。63cmくらいに伸びたので20cm伸びた事になります。
ハンドル位置をセンターにしたのでダンパーのシャフトもセンターの長さにして取り付けるだけ。
縮めた43cm+伸びた20cmの半分10cmが中央の位置なので53cmって事になります。
ブッシュとパッキンを外します。
ブッシュは向きが有るので左右(裏表)の面は同じ形状ではありません。取付ブラケットの穴に入り込むように少し飛び出ている面があるので方向を間違わないように向きを合わせないといけません。
ブラケットの固定です。1つはボディー筐体(フレーム)に固定
もう1つのブラケットは、タイヤと同時に動く左右バランスを取っているタイロッドに固定します。
タイロッドはタイヤの向きに同期して動くけど、もう片方はボディー筐体に固定されているので、ある程度の左右への振動があってもダンパーが吸収してくれてふらつきを押さえる仕組みになります。ショックアブソーバーの様なもので考えだした人は凄いですね。
固定ボルトは少し緩めた状態にしておき、ダンパーを手に持ってウリウリと慣らしながら具合の良い所でセンター位置(53cm)で締めこんで固定すれば完了です。タイロッドって左右に動くだけじゃなく回転しながら左右に動くので偏った取付してると変な力が入り痛めます。タイロッドがどちらに回ってもダンパーと干渉しない位置が適切かと。
エンジンをかけて左右にハンドルを切り、どちらにも違和感がなければ成功ですね。
少しだけハンドルが重くなるけどパワステなんでそこまで重いとは感じないし慣れてくれば気にもならないでしょう。ジムニーは自分で取り付けたり治したり出来るのが面白いですね。試乗した後はもう一度緩みがないかの確認も必要です。ダブルナットが安心ですね。
これは凄いぞ
実際走り出すと、それはもう全く変わったことが実感できます。全然ガクガクしなくなりました。根本的な原因は残っているのだけど、治ったかのようにハンドルがガクブルしなくなりました。これはマジすごい。経験したことのない人は、まずジャダーでぶったまげダンパー付けて更に驚くと思います。
有料道路でも全く問題なし。安心して運転できるようになりました。追い越しだって出来るようになりましたw もともとK6エンジンはパワフルなんで、軽のくせに一気に加速していくのは気持ちが良いです。高速をかっ飛んで行くジムニーを見かけたら間違いなくダンパー付けていると思います。
IC降りると「生きてたー」と感じる快感がたまらない。
あ、ぼくは飛ばす為ではなく安全の為の対策ですぞ。
-
購入金額
6,980円
-
購入日
2021年10月08日
-
購入場所
Amazon
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。