レビューメディア「ジグソー」

システムとしてのパフォーマンス向上に期待して購入

これまで、8C/16TのCore i9 9900KをデスクトップPCのメインとして使っていましたので、今回のCore i9 11900KにCPU自体のパフォーマンスアップは、余り期待はしていませんでした。
シングルスレッドのパフォーマンス向上が伝えられていますが、私の利用目的では、余り影響が無さそうです。
CPU自体は、これまで使てきたCore i9 9900Kと同じ8C/16Tで、クロックもさして変わりません。


ただ、Core i9 11900KをZ590チップセット搭載のマザーボードに装着すると、PCIe 4.0 x4の M.2 SSDが使えることと、PCIe 4.0 x16のグラフィックカードが使えるので、システムトータルでのパフォーマンスが上がるのではないかと期待して購入してみました。

SSDでPCIe  4.0 x4のM2.SSDが発売されたり、PCIe 4.0 x16対応のグラフィックカードが発売開始され、久しいのですが、インテル製CPU環境で、これ等を利用することが、これ迄は出来ませんでした。

PCIe 4.0のパフォーマンスアップを実感するためにも、CPUは現状と同等とし、Core i9 11900Kを選択しました。

 

グラフィックボード以外には、HDMIキャプチャーカードを挿す程度の拡張なので、MicroATXのケースに入れての使用も想定し、MictoATXのマザーボード(ASUSTek PRIME Z590M-PLUS)と一緒に購入しました。

例年、秋葉原では、対応CPU購入で、マザーボードの金額から、数千円の値引きがあるのですが、今回も大半の販売店は同様の値引きでした。

つまり、ハイエンドのマザーボードを買えば、5,000円程度の値引きがありますが、低価格のマザーボードでは2,000円程度の値引きになってしまいます。

ところが、今回購入した、パソコンショップArkでは、Core i9を購入すると、同時購入のマザーボードから(マザーボードの価格に関係なく)4,400円の値引きが行われるものでした。
今回の私の計画に正にぴったりの値引きで、Core i9 11900Kと2万円程度のマザーボードの購入で、10万円を切ることができました。

 

CPUとマザーボードを同時購入すると、インテルから、Core i9 ボックスティッシュペーパー,Rocket Lakeに因んだロケットのペーパークラフト,スティックコンピュータ形状のメモ帳,ゲームのデス・ストランディングPC版のマスターキーが記載されたハガキを戴きました。

以前に比べるとかなりのコストダウンです。また、ASUSTekからは、ROGマーク付きキーボードキーをモチーフにしたキーホルダーを戴きました。(キーを押すとキー面のROGロゴが押している間、様々な色に変化して光ります)

以前は、インテル製の折りたたみ傘やジグソーパズル、AsRockからは、ドライバーセットなどが貰えていました。
こんなの要らないから、価格を下げて欲しいのが本音です。

 

SSD,HDD,メモリは事前に用意若しくは現状システムからの流用で、今回は、CPU+マザーボードとGPUのみの購入です。

 

まずは、パッケージです。Core i9 9900Kでは、16面体で構成された結構大きなパッケージでしたが、今回も変形パッケージです。
しかし、パッケージ自体の容積は小さいので、Core i9 9900Kのように、物流の阻害要因(大きく扱いにくい)は無さそうです。
個人的には、パッケージより、CPUの機能/性能にコストを割いて欲しいと考えています。

正面から見ると、左右ずれた矩形のパッケージです。
天面にはオリンピックの5輪マークが記載されています。
パッケージから、表面を覆っている紙製のカバーを外すと、青の透過プラスティック製パッケージが現れ、中には斜めにブルーの紙パッケージに包まれたCPUが入っています。


紙製パッケージを開けると、CPUと取扱説明書と新しいデザインのCore i9シールが入っています。

CPU自体は、LGA1200なので、10世代CPUと同じなのですが、私は第9世代のCore i9 9900K(LGA1151)を使っていたので、変更になります。

しかし、CPUクーラーは、従来のLGA1151のものがそのまま使えますので、これまで使っていた、14cmファンの付いたCPUクーラーを使います。

いつものことですが、CPUをソケットに装着したら、CPUの周囲を厚めのマスキングテープで覆い、グリスを塗ります。
一定の厚さにグリスを塗ったら、CPUクーラーを取り付けます。 

ここまで組み立てを進めて問題が発生しました。

ASUSTek PRIME Z590M-PLUSは、マザーボードがMicroATXサイズで、マザーボード上のCPUソケットとグラフィックボードを挿すPCIe 4.0 x16のソケットまでの距離が一般的なATXサイズのマザーボードと比較して短いのです。

具体的には、M2.SSDソケット1本分短いのです。

 

すると、CPUに14cmファンが搭載できるCPUクーラーを取り付けると、クーラーのラジエターとグラフィックボードとのクリアランスは、接触しない程度しか取れませんでした。

これでは、CPUクーラーの14cmファンをラジエターに固定する金具が取り付けられないのです。

もっと小さなCPUクーラーやトップフローのCPUクーラーであれば問題ないのですが、可能であれば、14cmファンで静かに冷やしたいので、急遽マザーボードを追加購入することにしました。

 

余ったMicroATXマザーボードは、Core i7 11900Kでも追加購入し、サブシステムを組むことにしました。

 

詳細は、Core i9 11900のレビューに記載しましたが、ATXサイズの、ASUSTeK ROG STRIX Z590-A GAMING WIFIというマザーボードに乗せ換えることにしました。

 

CPU自体は以下のベンチマーク結果をご覧ください。
Cotre i9 9900Kのレビューと比較戴ければ、パフォーマンスが想像できると思います。

今回、CPUと同時購入の、nVIDIA GeForce RTX3070Tiを装着しての計測で、ディスプレイはHDMI経由の4Kモニターです。(4K 60fps)

 

メモリは、DDR4-3600 16GB x2 32GBで、起動ドライブは、PCIe 4.0 x4対応の、1TB M.2 SSD CFD CSSD-M2M1TPG4VNZを装着しています。

 

まずは、CPU-Zです。

TDPは125Wで、フルコアで、5.1GHzで動作が可能です。(OC無し状態)

 

GPU-Zは、CPU内蔵のインテル HDグラフィックス750とnVIDIA GeForceRTX3070Tiです。RTX3070Tiは、PCIe 4.0 x16動作です。

 

SSDもDiskInfoをみると、PCIe 4.0 x4で動作しています。

 

DiskMarkでは、ほぼスペック通りで高速です。OSの起動がより速く感じられます。

 

CineBenchのCPUスコアでは、Core i9 9900Kより高速で、順当な進化をしていました。

  • 購入金額

    77,799円

  • 購入日

    2021年06月07日

  • 購入場所

    株式会社アーク

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