以前は東芝製のNAND採用で安価という売り文句で販売されていた、Gigastone製のフラッシュメモリー製品。ここ最近はNANDの出所は公表しなくなり、品質的なばらつきも大きいという評判です。
ここの製品は長らく買っていなかったのですが、128GBのUSBメモリーで約千円ということで、使い物になるのであれば価値があると思い、取り敢えず1つ買って試してみることにしました。
一応U307というシリーズ名が付いているのですが、メーカーサイトでも記載されているシリーズ名は「GJU3 SLJ」であり、何のためにU307という名称が付いているのかはよくわかりません。一応製品の個別情報を見ればU307と記載はされていますが…。
形状としてはオーソドックスなスライド式です。
胴体部分には一応アクセスランプが用意されていて、アクセス時には赤い光が淡く表示されます。
一瞬だけなら速いが
以前SanDiskの並行輸入品で、Crystal Disk Markを2回実行すると確実に壊れるUSBメモリーがありました。
この製品は、ある意味このSanDiskを超える結果を見せてくれました。
何と、Crystal Disk Mark 5.1.0の3回ループ(データサイズは100MB)に耐えられません。
しかも、ある意味より性質が悪いのは、それで壊れているわけではないと言うことなのです。Crystal Disk Markの途中で応答がなくなり、PCからドライブレターが見えなくなるのですが、再度挿し直してフォーマットをすれば再び使用可能となります。
ベンチマークテストが無理ならということで、約1.5GBほどWAVファイルを書き込んでみたのですが、大体200MB程度書き込むと極端に速度が低下します。そこでコピーを一時停止して、しばらく待ってから再開するとまた200MB程度はスムーズに書き込めるのです。それを何度か繰り返していれば、最終的にデータは全て書き込まれます。
そして書き込んだWAVファイルはきちんと再生できていますので、全く使えないわけではないのです。ただ、128GBのUSBメモリーで、せいぜい一度に100MB以下だけ書き込んでいれば正常に動くと言われても、どう使って良いのかは見えてきません。
案外1/4を超える辺りまで書き込むとデータが破損するという、容量偽装タイプなのかも知れませんが、そこまで検証する労力が勿体ないので敢えて検証は実施しません。
一応後日メーカーサポートに連絡を入れてみようとは思いますが、ここの信頼性からすればこれが仕様である可能性が高いと思います。
安いからと言って、安易に手を出すことはおすすめしかねる製品であると結論づけておきます。
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購入金額
1,098円
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購入日
2021年04月25日
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購入場所
あきばおー
jakeさん
2021/05/05
2本で600円だったレキサーのも半分ダメだったです。
jive9821さん
2021/05/05
秋葉原の安い並行輸入物は、そもそも偽造品が入っていたりするので難しいのですが、
Gigastone辺りは正規品でも怪しいものがあるようです。
LexarはMicron時代は安定していましたが、Longsysになってからは何とも…。