Windows標準のビデオエディター。フォトの拡張機能のため、少々操作法は特殊（自分の用途では特に問題ないが）

Windows標準の動画エディタ。

もともとWindows xpには、「Windowsムービーメーカー」という純正ソフトがプリインストールされていて、誰でも無料で動画編集が楽しめたのが、このソフトはWindows 7以降、標準状態ではインストールされなくなった。

ただ、入手の方法はあって、MicrosoftのサイトからWindows Essentials 2012をダウンロードすれば、それには含まれていたので、同じものが従前どおり使えていた。

しかし「Windowsムービーメーカー」のサポートOSはWindows 8.1までで、Windows 10には対応しておらず、さらにWindows Essentials 2012の提供も2017年1月で終わってしまったため、Windows 10環境、もしくは2017年1月頭までに上記をダウンロードしなかったWindows 7～8.1ユーザーに対しては、しばらく「Windows標準の動画エディタ」がないという状況だった。

それが、現在はWindows 10標準のフォトアプリのアップデートにより、簡易動画編集ができるようになっている（2018年前半以降）。

フォト（画像）の加工⇒複数のフォトをつなげたスライドショーの作成⇒スライドショーへの字幕やBGMづけ⇒スライドショーの素材に静止画ではなく動画も使用可に....という風に進化してきたアプリのようで、一般的な「動画編集ソフト」とは成り立ちが違うからか、操作性が独特だし、できることも限られているが、

・切り抜き：動画の一部分の切り抜き

・テキストの追加：タイトルや字幕の追加

・音声/音楽の追加：プリセットされた複数のBGMの他、音楽トラック、ナレーションなどの追加

・効果の追加：速度の変更、色調変更、画像回転など

・3D オブジェクトの追加

.....あたりはこの標準ソフト単体でできる。

まあ、本格的なものではなくて、上記程度の編集機能であり、最終的な動画の保存も画質低（540p）、同中（720p）、同高（1080p）の3種しか選べない等、結構制限は大きいし、編集して出来上がった動画の書き出しも決して高速ではないのだが、最近ある理由で、使用頻度が上がっている。

実は、2021年初頭、中国の動画サイトbilibili（ビリビリ動画）の2ページ目以降の動画を保存できるブラウザ、「Maxthon Cloud Browser」

のリソース探知をすると、いままで1ファイルで保存できていた動画ファイルが、「音声なしの映像のみ」と「映像なしの音声のみ」の2つの「mp4ファイル」に分かれてしまう現象が発生した（動画をダウンロードすると上記2つのファイルができるわけではなく、一つの動画に対してリソース探知すると、上記2種のファイルのダウンロードリンクが現れる）。

ひとつの動画が映像と音声に分かれてしまうので．．．．