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日本製メモリを使う、日本籍企業が造るSSD、KIOXIA SSD-CK960S/N

夏に発生したHDDの論理障害をきっかけに、長期保存データストレージのHDDからSSDへの移行を進めているcybercatだが、大容量SSDがまだ高価なこともあり、「信用できるメーカーの1TBクラスのSATA SSDを購入し、USB3.0外付けケースに入れて外付けSSDをつくってデータを逃がす」ということを複数回繰り返して、バックアップ容量を稼いできている。

 

原則ケースは、相性問題が出なかった実績と、クリアなアピアランス、1千円前後の価格設定でオキニのORICOの2.5インチドライブケース。

SSDの方は、金銭的に余裕ができたときに高信頼メーカーの1TB級SSD価格を見渡して、1万1千円超えると原則購入せず、1万円台だと購入検討、大1切りだと即購入...というような感じで、2020年後半時点では選んでいた。

 

この結果、1TBクラスSSDが複数のメーカーで揃ってきた。

これに加えて、12月頭に追加されたのが、ある意味上記SanDisk、Western Digitalと親戚関係にあるともいえるSSD、KIOXIA SSD-CK960S/N。

KIOXIAという聞きなれないメーカー名
KIOXIAという聞きなれないメーカー名

 

KIOXIAとは、旧東芝メモリ株式会社。原子力不祥事で事業の切り売りを余儀なくされた東芝が、一時は次代事業の柱と位置づけ、最後まで持っていた虎の子のフラッシュメモリ事業会社。

 

売りに出された東芝メモリだが、紆余曲折あって、結局最終的には東芝を含む企業連合が経営参画することになり、東芝名義株とHOYAの保持する株で過半数を制していることから、一応「日本企業」の範疇となっている。

 

そして、KIOXIAが使うフラッシュメモリは、かつてSanDiskと共同出資して設立した三重県四日市工場産を採用している(今後はキオクシア岩手の北上工場のものも入ってくる?)。SanDiskは、現在はWestern Digitalの一ブランドなので、結局、メモリの中身はSanDisk=Western Digital=KIOXIAと言ってよい。このため親戚と言ってよいかと。

「MADE IN CHINA」の表示がある
「MADE IN CHINA」の表示がある

 

ただ、製品には「MADE IN CHINA」と記されているので、最終アッセンブルは中国なのだと思われる。

 

なおKIOXIA製SSDの取り扱い商社はバッファロー(本社愛知で三重に近いから?)で、原則小売店頭には並ばず、Amazonで販売される(法人向けを除く)。

説明書にはバッファローの問い合わせ窓口「86886.jp(ハローバッファロー)」が記載されている
説明書にはバッファローの問い合わせ窓口「86886.jp(ハローバッファロー)」が記載

 

今回、KIOXIAの1TB級SSD、SSD-CK960S/Nが1万円を切ったので、例のORICOの2.5インチドライブケースとともに手配してみた。

ORICOのケース、すっかりcybercat的スタンダードに
ORICOのケース、すっかりcybercat的スタンダードに

 

1TB「級」というのは、本品公称960GBで1TBではないから。

Windowsの認識上も、SanDiskとWestern Digitalのが、1,000,186,310,656バイト=931GBであるのに対して、本品は960,178,941,952バイト=894GBで、96%分。

 

ただし購入価は、SanDiskとWestern Digitalのおよそ11,000円に比べて9,800円で約90%、容量比較のコスパは良い。保証と考え合わせると、この価格差なら同じ3年保証のSanDiskのUltra 3Dよりは買いかな。5年のWestern DigitalのBlueとは微妙。

 

速さは、おそらく同じNANDを使っているのか、ほとんど変わらず(ランダム書き込みの16スレッド並列処理が、「わずか」というにはやや明確に遅い??)。

ちょっぴりずつ遅いかなぁ...誤差??
他のSSDと比べて、ちょっぴりずつ遅いかなぁ...誤差??

 

この3種、ほぼ同じ性能
この3種、ほぼ同じ性能(キモチ本品が遅い)←下段がCrystalDiskMark7のスコア

 

この年末、SSDが少々価格上昇していて、1TBが1万1千円台から1万2千円台となっているが、それでも本品はかろうじて1万1千円切りとなっている。

 

原則個人向けはAmazon直売専売の本品、楽天では法人向けのが流れるのか、少数店舗で販売されているがAmazonより高く、買う価値は全くない。Amazonでは直売のみで、小売店間の競争がないためか、値動きがほとんどないけれど、価格監視ソフト

で観ていると、時々ピクンと下振れする。そんな時にはすかさずつかんでおきたい安心の「中身と販売が日本製」SSDです。

どうでもよいが、ラベルの文字の向きが他と違う
ラベルは紙だが結構派手w

 

【SSD-CK960S/N仕様】

対応インターフェース規格:Serial ATA (SATA)
フォームファクター:2.5型, 7mm厚
最大書き込み速度(シーケンシャル):540 MB/s

最大読み込み速度(シーケンシャル):555 MB/s
容量:960GB
フラッシュメモリータイプ:BiCS FLASH™ TLC
定格電圧:5 V ± 5%
消費電力:約1.7 W
本体寸法(幅×高さ×奥行):70.10 x 7.20 x 100.45 mm
本体質量:約45.7g
動作保証環境:結露なきこと   0℃ ~65℃(Tc)
保証期間:3年間(指定ユーティリティで残り寿命の割合がゼロになった場合との早いほう)
主な付属品:取扱説明書、保証書

 

キオクシアEXCERIA SATA SSDシリーズ SSD-CK960S/N

更新: 2020/12/28
コストパフォーマンス

1万を切れば間違いなく良い

容量が1TBの96%なので、他の1TB SSDが1万円台前半の場合、容量当たりの価格を計算する必要があるが。

  • 購入金額

    9,800円

  • 購入日

    2020年12月04日

  • 購入場所

    Amazon

24人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (6)

  • jive9821さん

    2020/12/28

    サポートと流通がCFD販売ではなくバッファローというのが面白いですね。

    東芝ブランドの時代はCFD販売でしたし、パーツ類の流通はCFD販売の分野
    でしたからね。

    やはりWesternDigitalとの棲み分けで大規模展開が出来ないのでしょうか…。
  • cybercatさん

    2020/12/28

    CFDだと販路が拡大して余分なコストがかかると考えたのでしょうか。
    バッファローもサポート委託中心で、流通はたぶん名義だけでAmazon直卸が主ではないかと....

    ただ、モノは悪くなさそうなので(USB接続なので、最大速度出せていませんが)、1万切ったら「買い」だと思います。
  • れいんさん

    2020/12/28

    ふううんむ
    このSSD
    気になっておりましたので
    とっても参考になりますレビューです
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