改めて詳細に調べてみると、この製品は中国市場向けのPM2.5対策用マスクとして作られており、コロナ対策に適合するものではないようです。
公式からの注意文もあり、「建物内や公共交通機関内、また三密下のような環境で、電動ファン機能を使用することはお控えください。」としています。
コロナ禍における日常シーンとしては、近所への買い物、軽めな散歩(ウォーキング)、ジョギングくらいでしょうか。
どのみち、PM2.5対策用マスクなので屋外で使うものべきものとして決めてよいのかもしれません。
★2021/03/12追記
松丸亮吾さんは黒の同一マスクを使用しているようでした。
フィルター性能は素晴らしい
基本仕様(公式サイトや取扱説明書から抜粋)
内容物:
マスク本体 x1
電動ファン x1
フィルター(使い捨て) x1
充電用USBケーブル x1
電源方式:
電動ファン部は充電式(マイクロUSB使用)
本体質量:
約60g (電動ファン、フィルター含む)
電動ファン駆動時間:
約2~3.5時間(選択したファンの風量による)
充電時間:
約3時間
※対応ACアダプターは付属していないため、充電時は USB Type-A DC5V電源を準備する必要がある
機能性(Amazonのストアから抜粋)
・屋外での使用を主に想定した次世代の電動ファン付マスク
・高性能フィルターを使いながらも、電動ファンによる呼気の排出で、マスクの内側に新鮮な空気を供給
・花粉、細菌、ウイルス、PM2.5などにも対応
・顔にフィットしやすいフォルム、長さを調整できるゴム紐により、密着感の高い作り
・ファンモジュールの開発を始め、日本電産株式会社の技術を生かして製造
用語補足
・N95について(ウィキペディアより抜粋)
米国労働安全衛生研究所(NIOSH)による規格とのこと。
N・・・耐油性なし
95・・・0.1~0.3µmの微粒子を95%以上除去できる性能
※µm(マイクロメートル):mmの1/1000
・PM2.5について(ウィキペディアより抜粋)
大気中に浮遊する微粒子のうち、粒子径が概ね2.5µm以下のもの。微細な汚染物質。
物の燃焼などによって直接排出されるものと、ガス状大気汚染物質が主として環境大気中での化学反応により粒子化したものがある。
問題粒子についての考察
一応、一般的に問題となりうる粒子を大きい順に一覧にしてみる。
※情報サイトから抽出してきたため、そもそもの情報が間違っている可能性在り
・スギやヒノキ花粉 ・・・ 30~40μm
・黄砂 ・・・ 約4μm
・PM2.5 ・・・ 2.5μm以下
・ウイルス飛沫 ・・・ 約2μm
(咳やくしゃみなど水分を含んだウイルス)
・タバコの煙(PM2.5) ・・・ 約0.1 ~ 1.0µm
・ウイルス(ウイルス核)・・・ 約0.1μm
N95フィルターを使用しているため、外部の空気を取り込む際には上記の粒子はクリアすることが出来る。
ガスマスクのように密閉されているわけではないので、マスクに隙間があればそこから粒子が入ると思われるので100%を保証するわけではない。
逆にマスク内の空気の排出時はフィルターを通していない。
マスク装着者が問題となる粒子を排出した場合、マスクの排出口からそのまま出ていきます。
空気の流れがあると思われるので、排出面では布マスクと同等かそれ以下になりえる可能性はある。
ただし、ファンを止めれば効果の期待は出来るけれど息苦しさが増すため本末転倒だと思われる。
顔サイズについて
・メーカーストアサイトから下記のような情報が出ています。
適合サイズがあるので、事前に調べてから購入する必要があります。
私は12.5cmであったため、微妙にサイズが合わない可能性があります。
マスクのメッシュ部について
フィルターは使い捨てですが、マスク本体のメッシュ部分は洗濯可能です。
シンプルな見た目と上品さを兼ね備えた近代的な感じ
箱の外観
同梱物(上:フィルター、USBケーブル、下:マスク本体、説明書)
マスク本体の内側(ファン付き)
ファンのバッテリー部分はマグネットでついてます。
マスク本体からファンを外した感じ。
ファン部分のローアングル
ファンの下部に吹出口があります。
フィルター部分の吹出口に薄いフィルター膜があります。
フィルターとファンをつけた状態。
そこからマスク本体をつけた状態の正面
背面
紐は調整出来ます。
運動には不向きなのでは???
使用する前の確認作業
公式より大気質指数によってフィルターの交換目安が変わるようです。
どうやったら指数がわかるのかなと調べたら、「世界の大気汚染」なるサイトがありました。
これは2021年3月2日の状況です。
日本の一部(福井)が突出しており気になりのですが、圧倒的に中国が数値が高いことがわかります。
上記の画像は私が住んでる地域の情報です。PM2.5は最小5で最大89のようです。
過去データを参照することも出来るようで、どうも金曜日と土曜日がPM2.5数値が高いようでした。
以上のことから公式のマスクフィルター使用回数時間に当てはめると57h~122hと幅が広い使用可能時間ということがわかります。
実際に使用してみる
コロナ禍において、このマスクを使用できるシーンというのは限られてきます。
屋外ウォーキング、屋外ランニング等の終始屋外活動を中心として使用してみることにします。
・初回利用
まずは手始めに自転車に乗り買い物に出かけました。
まずは装着。マスクのゴム紐は短時間利用であれば少しきつめの方がよいかもしれません。
自転車に乗っている最中はファンを弱で回していましたが、特に息苦しさは感じませんでした。
息を吸う際は問題ないですが、吐くときファンの部分からシュコーと音がします。
店頭に入ったタイミングでファンは停止していましたが、既出レビューで言われているように確かに息苦しさを感じます。しかし、ファン部分から空気を吸ったり吐いたり出来るのでPEF99%マスク(シャープ製等)より苦しくはないです。
所要時間は30分未満
・2回目利用
やはり自転車で片道15分くらいかけて都心部へ行きました。
自転車に乗ってる時は問題なかったですが、都心部に着いてウォーキングに切り替えた時に息苦しさを感じました。
その際にファンはずっと弱でしたが、吐いた息がこもる感じがしたので強にしました。
こもる感じは若干改善されたものの、空気の取り入れは改善しないので息苦しいままでした。
この段階で、ランニングには適さないのでは?と感じました。
店内に入った段階でPEF99%のシャープ製マスクに切り替えました。
息苦しさは変わらないが、強ファン運用時より吐いた息は流れていきこもる感じはほとんどありませんでした。
・3回目利用
買い物ため、この日も自転車で行くことに。
常時、強ファンで回してました。
郊外だとファンノイズはそこまで気にならないです。
2時間以上の長時間稼働だとバッテリーが心配になるため、長時間外出時は普通に不織布マスクの方がいいように思いました。
モバイルバッテリーを持っていても充電中はファンが稼働しません。
・この段階での考察
初回利用時でも感じていましたが、会話が発生すると飛沫(唾液)が飛ぶので、使い捨てでもインナーマスクは必要と感じました。
本製品のマスクフィルターは使い捨てとはいえ、ある程度の時間は使用することになります。
1日3時間程度着けて20日くらい(計60時間)使った時には自身の唾液臭で着けるのが嫌になります。
ブドウ球菌等の発生もしてくるので、数回使用で1回毎のアルコール消毒やアルコールタオル等による拭き取りは必要と感じます
。
また、汗かく運動後だとマスクが汗臭くなりフィルターの価格を考えるとコストパフォーマンスがとても悪いと感じます。
この段階でこの評価のため、屋外ランニング時に使用すべきか少々迷っています。
コロナ禍という状況じゃなかったら・・・
すべてはコロナ禍という状況が、この製品の利用シーンを狭めている気がします。
せめて屋内での使用が許されるのであれば、PM2.5対策や花粉対策などで大いに活躍出来るでと感じます。
私自身は花粉症には悩まされていないので使用感を書くことが出来ないのですが、改めて花粉症の方にレビューしてもらって一定以上の評価を貰えるのであれば日本市場でも、それなりに売れるのでは無いでしょうか。
すべてはコロナが終焉となってからでしょうが。。。
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購入金額
0円
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購入日
2021年02月25日
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