妻が仕事の検証用にMacが欲しいとぼやき、今まで触ってこなかったMacに興味を持ったためヤフオクで購入してみました。
自作PCでの経験があるのでなんとかなるだろうという楽観的な気持ちが、沼にハマるきっかけでした。
フタをあけてみる。
梱包された商品を開封ではなく、早速製品のフタを開けました。いわゆる分解行為です。
初期化されたHDDが入っているわけでもなく、入っていてた思われる空間が現れました。
メモリはDDR3 SO-DIMM 1600 4GB x2 が装着されていました。
OSが無いので準備します(手探り)
ここで有線キーボードからコマンドでOSリカバリー出来ることを知りました。
しかし、有線キーボードが必要になると思わなかったため準備していません。
翌日。
AmazonからMac用有線キーボードが届きました。
有線LANを繋ぎ、リカバリーモードで起動。
グレーの地球マークからリンゴマークへ変わり進捗バーが表示されます。
一瞬画面表示がブレて、リンゴマークが消えたグレー画面のままになりました。
色々と試行錯誤する中、セーフモード(詳細)で起動したところ、グラフィックデバイスを読み込んだ瞬間シャットダウンコマンドが出ていることがわかりました。
つまり、GPUのハードウェア故障の可能性が高い!と結論付けしました。
外部GPU機能を無効化することで復旧は可能との情報を得ましたが、ここで沼にハマったと悟りました。(この段階で届いてから6日間消費)
まず、シングルユーザーモード。
「OSがインストールされている状態でシングルユーザーモードを起動し、システムの内容を書き換える」という理解をしています。
元のOSシステムが無い上、初Macなので環境がありません。
インターネットリカバリーでシングルユーザーに入ることが出来ましたが、再起動すると設定内容が消えます。
その後、SierraのMac OSイメージファイルを入手。
それで仮想環境を構築し、SierraとHigh SierraのISOイメージを作成。
DVD-R DLに焼いてMac miniで起動してみるが、最終的にグレー画面の状況に陥る。
この Mac mini の初期OSは Mac OS X Lion v10.7 だそうです。
既に古いOSなのでアップルストアから無償で入手出来ません。
OSバージョンのせいでGPUドライバの不具合を起こしている可能性が検証出来ていないので、ヤフオクで別途入手しました。
結果、初期OSでもリンゴマークが消えたグレー画面で同じ症状でした。
最終手段。
Macの仮想環境があるので、データを物理ストレージへコピーするためUbuntuの仮想環境を作成。
そこでMacがインストールされた仮想環境ストレージをddしてイメージファイル化する。
仮想環境でUSBデバイスに対して高負荷をかけるとハングアウトするので、実機のLinux環境でイメージ化したものをストレージ(SSD)に復元し、Mac miniに装着。
するとどうでしょう。
起動時にalt optionボタン押したままにするとStartup Manageが立ち上がり、起動ディスクが表示されますよ。
これでようやくシングルユーザーモードでシステム変更することができます。
リカバリシングルユーザーモードからSIPの無効化。
シングルユーザーモードでAMDドライバを削除+kextキャッシュの更新。
リカバリモードからSIPの有効化。
これでうまくいきました。
一応、仮想環境とMac miniでシリアル番号が異なることは確認済み。
OSのマイナーアップデートの度に外部GPU無効化作業が必要になる
とりあえず、OSのマイナーバージョンアップを行うとGPUが有効化されて元に戻りますが、同じ手順を行えば再び使用出来るようです。
しかし、OSのメジャーアップデートを行うとリカバリモードからSIPの無効化してもシングルユーザーモードでルート( / )を再マウント出来ない模様。
最初からHigh Sierraの仮想環境から持ってくれば、特に問題無し。
VNCによるリモートデスクトップ接続して操作出来ましたが、描画が非常に遅いです。
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購入金額
6,500円
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購入日
2020年10月15日
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購入場所
ヤフオク
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