Switcbot から新発売された CO²センサを購入しました。
換気が必要だったコロナ時代に欲しかったなぁ、というのが本音ですが、おそらく開発が間に合わなかったんでしょうね。
ウチの場合は窓を開けずに生活する24時間換気システムで、二酸化炭素量は気になっていたところなので1台は持っておきたかったというかんじです。
また、温湿度計のようなものは多く市場に販売されていますが、IoT系ガジェットではあまり見ないので手に入れて使用してみたかったというのが購入動機です。
SwitchBotの新製品「CO2センサー」は、室内の二酸化炭素濃度を測定し、温湿度データも提供する多機能デバイスで、快適なスマートホーム環境を目指す方に適しています。
外箱は、いつものとおりの Switcbot で、製品に違いが無いので間違えて買っちゃいそうなところが一緒。裏面にも説明は無く、アプリで設定のところからナビゲートしてくれるので説明要らずです。
本体。3.6インチの見やすい画面にCO2濃度、温湿度、快適指数、天気予報を表示可能。濃度は数値とともに緑・黄・赤のバーで視覚的に確認できます。
ベゼル部分は太いですが、本体カラーが鮮やかなホワイトで、かつ大画面液晶なのであまり気にならないですね。質感もいいかんじ。
本体裏面。壁に引っ掛けるフック穴があります。あとは折り畳み式のスタンド。
スタンドはパカパカして、わりと頼りなさげです。
電池蓋の中には、乾電池がセットされていました。すぐに使えるようになっています。
僕は家中の電池を充電池に変換しているので、さっそく交換です。
既に設置して1か月経過していますが、電池はあまり持たないかんじです。
でもいくつかのセンサー機能をオフにすれば、長持ちするのかなとも思っています。
画面も数字も大きくて見やすい。
温度計、湿度計の機能は、個人的には必要なかったです。
USBケーブルも付属。有線で充電しながら使えるのか、ひょっとして?
今まで思いつきもしなかった。
電池利用では最大1年持続するようです。
リアルタイム測定を重視するならUSB給電の方が良いかもです。
内容物。マニュアルくらいです。
使用してみた感じ、CO2濃度は正直正しいのかどうか実感できないのでよく分からないかんじ。
一応、CO2濃度測定には、精度の高いNDIR方式センサーを採用し、誤差±50ppmと信頼性が高いそうです。
アプリでもグラフで表示、期間内の数値をローカルに保存してくれます。
2年間分は無料でクラウドに保存してくれる他、なんと CSV での書き出しにも対応しています。
API があれば、なおさら良かった。
設定値を超えると、アプリ通知、音声アラート、画面点滅のいずれかで通知。特に換気のタイミングを逃さない工夫がされています。
他のSwitchBotデバイスやハブと連携することで、スマートホームオートメーションに統合可能。例えば、CO2濃度が高い場合に自動で空気清浄機をオンにする、といった設定も可能です。
室内のCO2濃度を数値化することで換気の必要性を実感できます。
冬場の閉め切った環境や睡眠中に特に役立ち、健康的な空間管理をサポートします。また、日々のデータに基づき行動が変わり、より快適なライフスタイルを促進します。
いろいろと機能を上げましたが、同シリーズの「温湿度計Pro」で実現可能で、しかも半額。
温湿度計Pro にない機能はCO2濃度関連だけのため、CO2に特化した使い方がないと活用できないといえます。
自分の環境ではあまり活躍できなさそうですが、どんなシーンで活用できるのか、考えてみました。
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家庭での健康管理
- 睡眠環境の改善: 寝室でCO2濃度をモニタリングし、換気のタイミングを知ることで、質の良い睡眠をサポート。
- 子どもや高齢者のいる家庭: 呼吸器系が敏感な人々のために、室内の空気質を管理するのに役立ちます。
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オフィスやワークスペース
- 集中力の向上: CO2濃度が高くなると注意力が低下するため、効率的な換気を促進し、快適な作業環境を維持。
- 会議室の管理: 人が多く集まる場所での空気質をリアルタイムで監視し、必要に応じて対応可能。
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飲食店や商業施設
- 顧客満足度の向上: 空気質を管理することで、快適な環境を提供し、長居したくなる空間作りに寄与。
- 衛生管理: 室内換気が十分であることを可視化し、感染症リスクを軽減。
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学校などの教育施設
- 教室の環境管理: 学生が長時間過ごす教室でCO2濃度をモニタリングすることで、学習効率を維持し、健康を守ります。
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ジムや運動施設
- 運動中の健康管理: 人が集まり呼吸が激しくなる環境で、適切な換気を促し、空気質を最適化。
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ペットのいる家庭
- 快適な環境維持: 室内でペットを飼う場合、空気質の管理がペットの健康維持にもつながります。
温湿度計Pro との比較
「温湿度計PRO」も同時期に購入しているのですが、外観からそっくりです。
SwitchBotの「CO2センサー」と「温湿度計Pro」は、いずれも室内環境のモニタリングに適した製品ですが、それぞれ用途や特徴が異なるかについて調べました。以下が CO2センサに機能実装され、温湿度計プロには無い機能です。
- CO2濃度測定機能
- CO2濃度アラート機能
- USBからの給電機能
CO2センサーは、CO2濃度の測定と換気アラートが追加され、環境全体をより詳細に把握できます。一方、温湿度計Proは、温湿度データの収集に特化しており、よりシンプルなモニタリングが可能です。また細かいところで、温湿度計PRO が電池駆動オンリーだったことに対して USB 給電が可能になっています。
購入するまで気づきませんでしたが、CO2 センサは温湿度計 Pro の機能追加版といえると思います。
もうちょっと設計思想をもんだ方が良かった
「環境データの視覚化と直感的な管理を両立」することに重きを置いたコンセプトといえます。CO2濃度や温湿度といったデータをシンプルかつ見やすい形で提供し、生活者が容易に快適な室内環境を保てるようデザインされています。特に USB駆動になっている点は評価したいです。
白を基調とした清潔感のある仕上がりで、背面には設置用のフック穴があります。マグネット未対応のため、設置場所には工夫が必要。
コンパクトな筐体で、家庭のインテリアに馴染むシンプルな外観を持っています。約9.2cm×7.9cm×2.5cmのサイズで、3.66インチの大型ディスプレイが特徴。CO2濃度が大きな画面で数字で表示されるため視認性に優れる一方、素人にはその数字が高いか低いかが理解できないため、あまり良いデザインとは思えないです。
長期使用できそう
NDIR方式のCO2センサーは安定した性能と高い耐久性があり、日々の使用でも精度を保つとされているので長持ちしそう。温湿度センサーはスイス製の高精度モデルを採用しており、こちらも信頼性が高い点も長期使用に適しています。
ハードウェア自体はしっかりした作りで、日常的な使用にも十分対応できる仕様です。
凸凹も無く掃除もしやすいです。タッチ画面ではないので液晶も汚れなさそう。
自室環境でCO2濃度計測が本当に必要かどうか
価格は約7,980円と、ちょっと高め。CO2濃度といった点にどれだけ付加価値を感じるかですね。
僕は購入して実際に設置してみて、特に生活が変わることも無いので、買った意味があんまり無かったかなぁと思いました。
これから冬にかけて暖房のため窓を閉め切り換気をしない、といったシーンが増えてくるので、そういう室内での重要性は高いかもしれません。
ウチの場合は24時間換気システムなので、全く意味をなしませんが……
ただ、多機能性を考慮すると非常に優れています。
特に、健康や快適性を重視し、データを活用した環境管理を求める方には、長期的な価値があると思います。
一方で、CO2濃度の測定が不要で温湿度の管理だけを重視する場合、約3,480円の「温湿度計Pro」などの下位モデルがより経済的な選択肢となると断定できます。
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購入金額
7,980円
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購入日
2024年11月18日
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購入場所
公式サイト
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