U-110やCM-64用のROMカードです。10種類セット（うち5種類はすでに持っていたもの）で24,000円で入手したものの1つです。このシリーズは全部で15種類発売されましたが、その最後となるのが「Super Brass」で、トランペットとトロンボーンのセクションが収録されています。

• 1～3：トランペットのセクション
• 4～6：トロンボーンのセクション
• 7～13：キースイッチでトランペットとトロンボーンに分かれる

なお、2番、5番、10～12番はオクターブ下とユニゾン、3番、6番、13番はスフォルツァンドです。8番と9番、11番と12番はそれぞれ柔らかめの音と硬めの音のペアで、パンを振ってステレオ再生のようにできますが、CM-64のパンポットはGeneral MIDIと逆になっているので注意が必要です。

トランペットはSC-88ProのBrass 1に似ています。SC-55では一度劣化しています。トロンボーンはSC-88ProのBones Sect.より明るい音になっています。

7～13番のキースイッチはノートナンバー65（中央ハの完全4度上のヘ）までがトロンボーン、66（中央ハの増4度上の嬰へ）から上がトランペットになっています。

メモリが貴重だった当時にあって、容量を贅沢に使ったことでトランペットのの音質はSC-88Pro並みになっています。当時のローランドの本気がうかがえます。