レビューメディア「ジグソー」

ローランドはこの頃から民族楽器に強かった?

U-110やCM-64で使用できるROMカードです。10種類セット(うち当方がすでに所持していたのが5種類)で24,000円で入手した中の1つです。SN-U110は全部で15種類発売されましたが、その中の3番目は「Ethnic」と題され、(のちのSR-JV80よりは少ないものの)民族楽器が収録されています。

一部、SC-88Proの同名の音色と比較していますが、必要に応じてSC-88Proのカットオフ周波数を+63に設定して確認しています。

  • 1~6:タブラ(インドの太鼓)。2~6番に各奏法が収録されていて、1番ではキースイッチで5種類の奏法を使用できます。
  • 7~10:鼓と拍子木。7~8が鼓、10が拍子木、9番はその3種類をキースイッチで使えます。
  • 11~12:グンデル(ジャワ島の鉄琴)。ガムラン楽器の一種です。シングルとデチューン。SCシリーズ(88以降で収録)より硬く短い。SN-U110-03のほうがガムランっぽいのかな。
  • 13~14:サンザ(ジンバブエの楽器)。ンビラとかカリンバともいいます。SC(Kalimbaと別にSanzaが収録されるのは88Pro以降)と違ってシャリシャリした音が混ざります。シングルとデチューン。
  • 15~18:バラフォン(西アフリカの木琴)。柔らかい音と硬い音が収録されています。それぞれシングルとデチューン。SC-88で収録されましたが硬いほうの音が1、柔らかいほうが2となっており、本カードの音色よりこもった印象です。
  • 19~21:シタール(北インドの撥弦楽器)。シングル、デチューン、オク下ユニゾンの3種類。SCと違って速く減衰します。
  • 22~24:サントゥール(カシミールの打弦楽器)。カシミールのサントゥールの元になったイランの楽器も同名です。シングル、デチューン、オク下ユニゾンの3種類。SCシリーズのものとあまり変わりません。
  • 25~33:箏。明るい音、中間の音、柔らかい音、サステインする音のそれぞれシングルとデチューン、およびトレモロ。33番以外のノートナンバー90(中央ハの2オクターブと増4度上の嬰ヘ)以上にはトレモロの音が入っています(このトレモロはサステインしない)。SCシリーズ(88まで)は25番に近い音が入っていますが、そちらとは違い残響が少なめです。
  • 34~35:シーク(アンデス(ペルー、ボリビア)のパンパイプ)。スペイン語でサンポーニャとも。シングルとデチューン。
  • 36~38:シャハナイー(インドの木管楽器)。通常音と装飾音付き、38番はベロシティスイッチの強い側に装飾音が付きます。36番はSCより柔らかい音が鳴ります。

全体的にSCよりも良い音がします。ローランドはこの頃から民族楽器に強いという傾向があったのかもしれません。

  • 購入金額

    2,400円

  • 購入日

    2020年06月28日

  • 購入場所

    ヤフオク

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