U-110やCM-64用の拡張ROMです。CM-64入手時にセットで手に入りました。6番のカードは Orchestral Winds という副題が付いていて、オーボエ、ファゴット（バスーン）、クラリネット、ホルン、チューバ、ティンパニが収録されています。ただ、対応している機種では6パートしか使えないので吹奏楽合奏となると限られてきます。

オーボエ、ファゴット、(ソプラノ)クラリネット、フレンチホルン、チューバ、ティンパニはGeneral MIDIにも収録されましたが、バスクラリネットはそうではなく、SC-88やMU-80にようやく収録されました。

なお、トランペット、トロンボーン、サクソフォン、ブラスセクションがCM-64、CM-32P、U-110の本体に内蔵されています。

• 1～6：オーボエ
• 7～11：ファゴット
• 12～17：クラリネット
• 18～22：バス・クラリネット
• 23～28：フレンチホルン
• 29～33：チューバ
• 34～35：ティンパニ

ティンパニ以外は5～6種類のバリエーションがあり、規則的に並んでいます。

• 明るい音（オーボエ、クラリネット、フレンチホルンのみ）
• 通常の音
• 柔らかい（こもった感じの）音
• スフォルツァンド
• デチューン
• 2パーシャル仕様

しかし、オーボエの1と2、ファゴットの1と2、バスクラリネット、チューバの1と2は中央ハ（ノートナンバー60）では区別がつきにくいです。ただ、オーボエは中央ハより1オクターブ高いハ（ノートナンバー72）、ファゴット、バスクラリネット、チューバは1オクターブ低いハ（ノートナンバー48）では区別がつきます。本来の音域から外れていると違いが表れにくいようです。

ティンパニはベロシティでミックスされるものとされないものが用意されています。残念ながら私には違いを感じられませんでしたが。