従来動画・写真現像に使用していたPCを、動画編集・写真編集の目的別に分けて運用することにしました。従来のCPUはi7-6900Kです。
Core i9-10900KとZyzen9-5900Xで悩みましたが、Zyzenの印象はゲームには優れて、TDPも低く、何よりも12コア24スレッドなので、総合的なコスパは上とは思いましたが、検討時点では動画編集に使うPremire Proとの相性もあり(当然改善されたとの情報)、特にゲームはしないのでIntelの方を選択しました。さらにそれまでの価格よりUPしていたことも背景にあります。
マザーボードはASUS PROArt Z490-CREATOR 10Gです。Corsair DDR3-3200 64GB搭載しています。
i7-6900Kとの比較
従来はi7-6900Kを使用して動画やRAW現像をしていましたので、単純に比較したいと思います。
まずCineBench R23でCPU性能を比較しようと思いましたが、なぜかスコアーがおかしい???
マルチCPUの値(PT)が、異常におかしいのです。レンダリングももたっとしています。マルチはCPUすべて使うはず(100%)ですが、タスクマネージャーで見ると10%-15%(単純に1CPUしか計測していない?)原因は不明ですので、CPU-ZのCPU Benchでチェックしました。
まずはi7-6900Kです。
次にi9-10900Kです(CPU-Zのバージョンが低いですがご容赦願います)
整理すると以下です。
あくまでCPU-Zによる実測です。
他のベンチマークテストはしていません。
もっぱら動画編集パソコンなので
現時点では全くゲームをしないので、以下の条件でソフトウェアーエンコード時間の差でチェックします。*なおGPUはi7-6900KはGeforce GTX1070Ti,i9-10900KはGeForce GTX1070です。
条件
- 4K60Pの動画2本(合計1.34GB)を使用。
- それぞれにLUTを当てる。
- エンコードはCPU能力が分かるように、ソフトウェアーエンコードとする。
- 書き出しはH265 4K60P動画とする。
結果
- i9-10900K 7分53秒
- i7-6900K 12分35秒
10コア20スレッドの能力発揮ということですね。気になったのはやはりCPU温度です。
二つのCPUのエンコード中の温度差は20℃あり、i9-10900Kは70℃近くになっていました。
見にくいですが、動画を張り付けておきます。(1分34秒 音声はなし)
次はやはりZyzenになるかなあ??
Intelは14nmでは限界ですね。i9-10900KはCPUクーラーは水冷を推奨。確かにTDPは125Wでi7-6900Kの140Wより低いですが、今回のCPU-Zでのベンチマーク試験では同等の簡易水冷を付けていますが、i7-6900kが50℃前後が最大温度ですが、i9-10900Kは80℃を超え90℃になりました。
エンコードも前述通りかなり高温になっています。
CPUクーラーはCORSAIR H115i PRO RGBですが、従来はサンドイッチダブルファンでしたが、ケースの関係で今回はシングルファンです。これもラジエーター冷却に関係あるかもしれません。
オーバークロックはしませんが、この発熱はびっくりです。当然ファンもフル回転ですね。
現在内蔵ドライブを減らし(NVMe M.2 SSDX2とSSDX4RAID5)で次のパソコンを計画しています。*NASも10GBE対応にし、Thunderbolt3対応ケースで共有の計画。
小型PC(フルATXは不要)で、空冷冷CPUクーラーで安く上げたいですね。多分2年後になりますが
ZyzenはCPU世代でマザー交換しなくても良いと聞いていますし、CPU世代毎にチップが変わるINTELはもういいです。コスパがよく性能も当然申し分ないCPUが12乃至13世代に出ないと最後のINTEL CPUになりそうです。
-
購入金額
68,000円
-
購入日
2020年06月22日
-
購入場所
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。