私自身はあまりラジオを聴く習慣がありませんし、たまに聴きたい番組があるときにはRadikoのお世話になることが多いため、ラジオの類いはあまり使う機会がありません。強いていえばFMチューナーをたまに使う程度でしょうか。
しかし、親世代は昔ながらのラジオを好む傾向があり、昨年の長期間停電時に渡しておいた、乾電池駆動対応のラジカセのラジオを結構よく使っているようなのです。一応CDラジカセなので、CDも聴いているようですが。
そこで、TVの音質強化もかねて、CD・チューナー内蔵のオールインワンコンポの導入を検討していました。候補としてはMarantz M-CR611を考えていたのですが、これはM-CR612に置き換わり、実売価格が少し高くなってしまいました。そこで最終的には入れ替えるという前提で、余り物のKENWOOD Afina RD-VH7PCを取り敢えず使ってみることにしました。これは正直言って音質的にかなり微妙なので、これで固定ということにはするつもりはありません。そもそも光デジタル入力がないため、TVの音質改善には役に立ちませんし…。
取り敢えずこれでCDは聴けますが、ラジオについては意外と難関があることが判りました。それはこの製品のアンテナ周りの仕様です。
FMはTVアンテナ等で使うワンタッチタイプのF端子、AMアンテナはフィーダー端子だけであり、間に合わせで適当なアンテナを使うことが出来なかったのです。
そこでFMはさておき、取り敢えずAMに対応させるべく、AM外部アンテナでフィーダー型の直接ケーブル先端が無加工で出ているタイプを探した結果、見つかったのがこの製品でした。
もう一声利得があれば
一応設置しても全く使わないというのもむなしいので、最低限ということでFM用のフィーダーアンテナは繋いでおいたのですが、辛うじて受信できる局が3つ程度と、かなり実用性は低いものでした。そこでAM専用アンテナという時点で、少なくとも元のフィーダーアンテナよりはマシだろうと考えたわけです。
実は今までAMアンテナ単品を使ったことがなかったので、これを見ても特に感想はありません。AMアンテナというと、本体に内蔵されているか、フェライトにコイルを巻いたバーアンテナでなければ、細いケーブルを使ったフィーダー程度しか思いつかなかったので、こんな形のものもあるんだな、としか…。
重要なのはこのケーブルの先端が無加工という点です。
RD-VH7PCのアンテナ入力形状が、コネクターに対応したものでは無かったので、無加工でなければ結局切り落としてこのように加工するしかありませんからね。
さて、早速使ってみましたが、フィーダーアンテナで3局辛うじて入るという程度だったものが、6局は受信できるようになり、専用アンテナのメリットは感じられる結果となりました。ただ、設置位置にかなりシビアであること、さらに元々受信できていた局が、なぜかアンテナをどのように調整しても結構大きめなノイズ混じりになってしまったなど、手放しで納得できる結果とも言い難いものとなってしまいました。
自宅の近辺はラジオ・TVの電波環境が極めて悪く、バリコンチューナーであれば何とかなってもシンセサイザーチューナーではまともに受信できないことが多いのですが、今回もそのパターンとなってしまったようです。CDラジカセのチューナーはバリコンタイプだったので、結構まともに受信できていたのですが…。
とはいえ、何とか受信できるのと全く聞こえないのでは天と地ほどの差がありますので、取り敢えずはこれで納得しておくことにします。
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購入金額
785円
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購入日
2020年04月14日
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購入場所
Amazon wuernine Direct
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