finalのコスパ最強、VR最強というtwitterで話題になっていた噂のE500。なかなか入手するところがなかったのですが、秋葉原のfinal STOREに行った際にタブレットでサンプル動画の再生をしており、音が回ってくる感じが面白いのと、値段が安いのとで試しに買って試してみることにしました。
final E500 製品ページ
https://snext-final.com/products/detail/E500
final STORE 公式twitter
https://twitter.com/final_store
SEEKBASE(秋葉原)
標準的な外観、イヤーピース大量
長さとしてはΦ3.5端子から分岐するまでが約80cm、そのあと分岐してイヤホンまでが約40cm(左右の長さは一緒)です。5サイズのイヤーピースが付属してます。
自分は標準でついていた奴がフィット感が高かったため付属のものをそのまま使用してますが、変えるとさらに印象が変わるかもしれません。
公式ページによるとドライバーは6.4mmダイナミック型とのことですが、再生周波数や特性は見つけられませんでした。
音質に関しては値段通り
で、twitterでコスパ最高ということで気になっていたところもあって購入したのですが、
単純な音質については、正直、値段通りだと思います。
秋葉原のfinal STOREから5分くらい歩くとeイヤホンという専門店がありますが、そこで以前に5000円以下のイヤホンを聞き比べた時に気になった製品、具体的にはソニーやオーディオテクニカやZERO AUDIO、あと同社のE1000や2000といったところからすると低音、高音ともやや弱いように感じました。
比較した製品の方が500~3000円ほど高いというのはありますが、正直、音だけなら、E500にこだわらず、eイヤホンで聞き比べて自分が気に入った奴を買うべきだと思います。(品揃えだけならヨドバシも豊富ですが、周辺の雑音もすごいのでノイズキャンセリング製品以外はeイヤホンで比較した方が良いと思います)
eイヤホン秋葉原店
音声作品になると問題なし
音質については期待はずれな感じを書きましたが、バイノーラル録音の音声作品や動画といったところだとまったく気にならなくなります。音楽と違って低音、高音が出ていないというのは問題になりませんし、ユニットの軽さは聞いているときの違和感を減らします。
また、普通のイヤホンと聞き比べた場合、音自体は普通のイヤホンの方が良くても、どの位置で鳴っているか、というのが分かりやすい(逆に言うと、普通のイヤホンは音の広がりがある)のと、定位する場所がほんの少しですが近くに感じました。
これらの効果で没入感を優先する作品やどこで鳴っているかが重要なゲームでは非常に良いものになると思います。
悪くないが、音質を求めるなら他の方が良い
先ほど音質にも書きましたが、コスパは普通(悪くはないが他のコスパの高いモデルから抜けている感じはしない)ですね。
自分の印象では少なくとも最強とかではないです。
同じようなタイプのイヤホンは性格が似てますし、そういうイヤホンを持ってる人がわざわざこれを追加で買うべきかと聞いてきたら、ストレートには勧めにくいな、と思います。
安いので持ち運びも気楽
何万もするイヤホンだとそもそも出先で使うこと自体が慎重になるところですが、2020円という値段ですので、あまり気にせずにどんどん持ち運べます。
延長ケーブルやマイクがなしなので細かく気になることはあるかもしれませんが、それもすべて値段なりということで。
安くて良いが、勧める人を考えてしまう製品
ということで、2020円の製品としては間違いなく良いものなのですが、+500円程度で同じfinalのE1000があり、5000円以内の価格レンジだとE2000やその他メーカーの低価格帯のイヤホンが並んでいて、普通に音楽でも使う場合はE500にこだわらず、豊富な選択肢から好みのものを選んだ方が良いんじゃないかと思います。
逆に、音楽用に他のタイプのイヤホンを持っていて、VRのために試しに使ってみたいという特化した目的で使うなら非常におすすめだと思います。
こういう人におすすめ
・メインがカナル型以外
・音楽は他のイヤホンやヘッドホンを使う予定
・VRやバイノーラル録音を主に聞く、もしくは試してみたい
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購入金額
2,020円
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購入日
2020年02月02日
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購入場所
final STORE
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