祇園石段下 創業元和元年 亀屋良長
千年以上前から変わらぬ製法で拵えているお菓子があります
その名は清浄歓喜団 なんだか強そうな名前でしょう
とても小さいのに ひとつ600円 ヒトツだけでも売ってくれます
どんなお味なんでしょう
千年の歴史
まだ人通りの少ない午前8時30分からお店は開いています
流石にショーウィンドウにはお客様は見えませんが、ガラス越しに多くの職人さんのお姿が見えます
昔ながらの原料 製法にこだわった 工場で作られているお菓子とは一線を画するものなんです
歴史好きな方には 京都好きの方には とても喜んでいただけます
13日の金曜日 でも仏教徒には関係ないもんね
その夜は京都で つボイノリオさんをお迎えしての忘年会がありました
既にKBS京都ラジオでのつボイさんの番組は終了しているのですが、リスナー有志が企画運営して
吉例となっているんです
ホテルやパーティ会場をお借りして、基本的に飲み放題 椅子席 抽選会ありなのに
参加費は五千円代 桜を見る会の前夜祭なのか? と思える低価格設定
二次会も椅子席 飲み放題で参加費は二千円代
つボイさんのタレントとしての取り分は? 心配したくなります
今年は二次会からの参加となりましたので、せめてなにかお土産をと考えて こちらを選びました
ラジオスターとしてのつボイさん 金太の大冒険に代表される楽曲に代表されるつボイさんしかご存知無い方に 改めてお伝えさせていただくと、パーティでのつボイさんからは ほぼシモネタは聞けません
つボイさんが語るのは「愛三岐に歴史あり」から「戦国武将の8割は愛三岐出身」を経て
「それにつけても京都の歴史は」 と 歴史と人です 人に対する愛情の深さです
つボイさんがラジオで「清浄歓喜団」はまだ食べたこと無いわ
とおっしゃっていたのを覚えてたんです
2個 5個 10個 箱入りも用意されていますが 1個箱入りも用意されています
買った数の分 小分け用の小袋も用意してくださいます
遣唐使の時代 海を渡って行き来する間の日持ちを保証されていたお菓子です
千年菓子と呼ばれるそれは
遠く奈良時代、遣唐使が仏教と共に日本へ持ち込んだ唐菓子は「からくだもの」と呼ばれ、
唐(中国)から、八種(やくさ)の唐菓子と十四種の果餅(かへい)、 その製造方法が我国に伝えられました。
天台宗、真言宗などの密教のお供えものとして使われ、 当時の一般庶民はとても口にすることはできず、
貴族のみに与えられた食べ物でした。
清浄歓喜団 それは
奈良時代に伝わった唐菓子の一種「団喜」です。略して「お団」と呼ばれています。 数多い京菓子の中で、千年の昔の姿そのままに、今なお保存されているものの一つで、
この「清浄歓喜団」なしに和菓子の歴史を語ることはできません。
亀屋清永はこのお菓子を製造する日本で唯一の和菓子処です。
「清め」の意味を持つ7種類のお香を練り込んだ「こし餡」を、米粉と小麦粉で作った生地で金袋型に包み、八葉の蓮華を表す八つの結びで閉じて、上質な胡麻油で揚げてあります。
伝来当時は、栗、柿、あんず等の木の実を、かんぞう、あまづら等の薬草で味付けしたらしく、小豆餡を用いるようになったのは徳川中期の後と伝えられています。
亀屋清永は、その秘法を比叡山の阿闍梨(あじゃり)より習い、
月の一日、十五日を中心に調製しています。
もちろん精進潔斎の上、調進することは昔も今も変わりません。
亀屋良長さんのHPより抜粋
亀屋良長さんの店頭にかけられている暖簾の文様と同じです 美しいフォルム
お勧めに從ってオーブントースターで軽く炙ってから 底の部分を押し上げるようにして割りました
常温のままいただいた時と比べると 明らかに温めてからのほうが美味しくいただけました
皮は八ツ橋のそれに似たニッキの香りのする固いものです
餡は漢方薬のそれを彷彿とさせる複雑な味わいです 清浄歓喜団ならではの味わい
ただし このサイズで ひとつ税抜600円ですよ
差し上げた時に 価格をお伝えするのも無粋ですが 知らない人は100円にも満たないお菓子だと
思われるかもしれません
歴史好き 京都好き もしくは茶人にお贈りするための好適品といえるかもしれません
つボイさんには もちろん喜んでいただけましたよ
価格はヒトツ箱入りの税込みを記入しました
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購入金額
648円
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購入日
2019年12月13日
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購入場所
祇園石段下 亀屋良長本店
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