私の年齢に近い築年数の家に住んでいるだけに、最近色々な部分で傷みや故障が発生しています。地震や台風では意外と被害は出なかったものの、色々と簡単なレベルの修理は必要となる部分があるのです。
先日は、洗面所の蛍光灯が点灯しなくなりました。この蛍光灯は15Wの丸形蛍光灯という、今では結構レアな規格のもので、店頭で入手できる選択肢も殆どありません。グローランプはFG-1Eという、昔ながらの照明器具ではよく使われているものですが。
そこで取り敢えず家電量販店に足を運び、代替品を検討してみることにしたのですが、そこで見つけた品に妙に感心してしまったので、ここで取り上げることにします。
一見普通のグローランプなのですが、本体に「電子点灯管」という文字が印刷されています。
これは従来のグローランプの動作を電子回路で代替したもので、実際にバイメタル電極が物理的に動く構造では無いため、蛍光管の点灯までに何度も放電を繰り返す必要が無く、グローランプ自体の寿命も長く、点灯までの時間も極めて短く済むという特徴があります。
店頭ではFG-1Eの約3倍という価格で販売されていましたが、従来のグローランプとの寿命の違い等を加味すれば決して割高ではないということで、こちらを購入してきました。
もっと早く交換しておくべきだったか
照明器具そのものを交換する事も考えたのですが、既に夕方に近い時間となっていたことから、短時間で改善できる手段をとることにしました。
点灯しない理由がグローランプの寿命か蛍光管の寿命か判断しにくいこと、蛍光管も随分黒ずんでいて寿命は殆ど残されていないだろうと判断できたことから、蛍光管と同時に交換することにしました。
調達してきた蛍光管は、Panasonic製パルック FCL15ENW Fという型番の昼白色タイプです。今回の購入店だけでは無く、自宅近辺の量販店やホームセンター等では、これと同じものか同じシリーズの昼光色しか在庫が用意されていませんでしたので、選択の余地がそもそもありません…。しかも、これ1つで約1,200円という、同グレードの40Wタイプが買えそうな金額です。
こちらが元々装着されていたグローランプ FG-1Eです。オーム電機製のものでしたので、恐らく何年か前に交換したものではないかと思います。家に元々付いていた電気関連の部材は基本的に全てNational(現Panasonic)製のものでしたので…。
さて、作業をシンプルに終えるために蛍光管とグローランプを一気に交換したところ、あっさりと点灯するようになりました。どちらが原因かは判断できませんが、点灯させることが最優先だったので構いません。強いていえば、スイッチを入れたときにグローランプの中で動いている感じがしなかったので、恐らくグローランプが直接的な原因だったのでは無いかと思いますが。
そして電子点灯管にしたことにより、点灯までの時間が大幅に短縮されました。今までは正常動作していても蛍光灯が点灯するまでに3秒前後かかっていたのですが、電子点灯管導入後は1秒もかからずにきちんと点灯するようになったのです。
約3倍とはいえ、価格差にして200円少々というところなのですから、もっと早く導入しておけば快適に使えたのにという後悔がありました。点灯管そのものだけでは無く蛍光管への負荷も減ることから、総合的に見ればこちらの方が遙かに経済性は上だと思いますので。
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購入金額
386円
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購入日
2019年11月09日
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購入場所
ケーズデンキ
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