最初に、このゲームのタイトルとメーカー名を見て、期待したのは、「FIGHTING LAYER」のコンシューマ化。
でした。
イロモノに次ぐ、イロモノキャラのラッシュ。
スーパーコンボを組み合わせると、技の名前が連なったり、化学反応を起こして厨二ネームになったりするシステムに痺れました。
ラストバトルで串刺しにされた思い出……。<数える程しかラストバトルに行けてないですがw
というような事は、この作品には関係ないので、置いておいて。(ごく一部、登場するキャラがいますが…)
STREETで戦う人達EXから、C社のキャラを抜いた続編。
オリジナルキャラクターの中で、ストーリーが組み上げられており、そこにSTREETで戦う人達側の殺意の波動を組み合わせる形で、EXシリーズは構成されていた、と私は考えています。
今作は、C社の関わるキャラ、世界観など、全てが一新、書き換えられました。
その為、幾つかのキャラクターの過去設定が作り直されました。
アーケード版なEXシリーズで好んで使っていたドクトリンダークさんは、サマソ使いの上司への逆恨み的復讐心の行動、から、今作BOSS的存在のガルダの放つ怨念的なものに操られるただの殺人鬼になってしまいました。
逆恨みで、奴に親しい関係者を襲撃してじわじわ追い詰めてやる、という狂気が好きだったのニナー。
ストーリーは、上記のドクトリンダークのように殺伐した展開がチラチラと見えますね。
主人公的立ち位置は、EXシリーズと同様に、水神カイリ、訃(しらせ、ほくとの真名)の兄妹です。
兄が強さを求めて修羅の道に踏みこんで怨念的な気を宿してしまったので、妹のほくとが止める為に旅立つ。
更に、そこにもう一人の妹七瀬が追いかけてきて、兄妹の殺し合いを止めようとする。
というEXシリーズの展開から、先に進んでいます。
つまり、兄カイリはガルダという怨念の化身を封印から開放してしまうほどの怨念を宿して、ガルダと同等の存在になりつつあり、もはや手遅れに。
妹ほくとは、そんな兄を抹殺する為に、自らに封じられていた暗殺者としての本性を呼び覚ます為に七瀬を殺し、覚醒、訃(しらせ)となる。
末妹七瀬は、暗殺者として覚醒しつつあった、ほくとの意識を呼び戻すも、そのほくと自身の意思で殺されます。
重たいw
シャ〇ルーいなくても、殺伐としてますねぇ。
むしろ、支配するとかいう意思が無い分、厄介かも。
物語は、有って無いようなもの、だったとしても、気になるかなあ。
前述のように、ARIKA社の独自キャラクターだけで構成されながらも、STREETで戦う人達EXからの物語の続編でもある訳で。
その部分の大きな手術が、若干の影を落とします。
格闘ゲームよわよわ勢としては、ゲームバランスだとか、対戦ダイヤグラムだとか、そういう評価はありませんw
語れる程強く無いのです。
星の数としては、
「あのシリーズのアクの強い奴らが帰ってきた!」
「アレン、ブレアのレイヤー勢がいるよ!」
という喜びと、物語のもう一息な切なさの間にある、感じですね。
今の所、アーケードモードのクリアに目途が立っておりません。
見通しは、真っ暗です。
だって、格闘ゲームよわよわ勢ですものw
EXシリーズの新しい後継作になるのか、ならないのか。
そして、あの作品は、移植されるのか、見守っていけたらなあ、と思っております。
あ、もう一つ、星が減じる要素が……。
三本先取で勝負有、の設定を変更する事が出来ません。
アーケードモードで、L2さんが勝ち進めない理由がコレです。
二本先取なら、まぐれでも押し切れますが、三本となると、キチンと勝ちパターンを組めないと無理です。
そして、三戦目辺りから、確実にL2さんの格闘ゲーム用精神力や体力が失われてしまい、5戦目は、ほぼ、CPUにボッコボコにされます。
これは切ない。
まぐれで勝てるように一本先取に出来るとか、そういうの欲しかったなあ。
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購入金額
2,400円
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購入日
2019年07月01日
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購入場所
steam
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