先日公開したレビュー、「Tower Hunter:Erza's Trial」のジャンルであるメトロイドバニア。
その名前の由来となっているキャッスルバニア(悪魔所ドラキュラ)シリーズの魂を色濃く継ぐのが、このゲームです。
往来自由に探索する、という形では無く、迷宮、城など、分岐する道を選んで進んでいき、引き返さない、という8bitレトロ時代の悪魔城を彷彿とさせます。
音楽、グラフィックも8bit風を意識しながら作り込まれていて、懐かしさを感じさせつつ、しかし、きちんと現代に通用するレトロ風ゲームとして完成していると思います。
※steam版が見つかなかったので、Switchのオンラインコード版で登録しています。
若干ネタバレ。本編である「Ritual of the Night」の敵キャラがドット絵化されています。
画像を出してしまうと、攻略の楽しみがなくなったりしますので、文字だけで表現。
というのは、L2さんには荷が重いかも。
ステージ1の序盤も序盤の画像です。
ここに写っているのは、主人公「斬月」とモンスター二体。
本編である「Ritual of the Night」にも、同じ姿(あちらは2.5Dモデルですが)で登場しています。
ドット絵だと印象がかなり変わる、というか一部キャラは攻撃方法も違いますので、気付かなかったのですが、後半だと、デザインも攻撃方法も同じキャラが居て。
「これ! あの敵じゃん」
と、鈍いL2さんでも気付きました。
設定上からも、確かに、同じ敵が居るのが自然ですよねー。
ドット絵時代の懐かしさと、それでいて、現代のプレイアビリティを組み込んだ良作アクション
解像度と色数は、ご愛嬌かな、と思いますが、レトロな懐かしさ全開のタイトル画面です。
この時点で、懐かしゲージはMAXに近いかも。
本作の主人公である「斬月」の冒険の動機が文字で流れた後、登場演出。
そして、ステージ1のスタートです。
ドット絵だけで、霧が濃く立ち込める謎の建物前で斬月が身を起こして、得物である刀の感触を確かめる姿が滑らかに流れます。
ファミコン初期というよりは、スーファミ登場前夜位の感じのゲーム感かなあ。
体力ゲージや、スコア表示など、随所に懐かしさポイントが詰まっています。
ステージ中も、敵のディティールは細かいものの、色数を絞ってレトロ感を損なわないように工夫されているのが分かります。
まさに、あの悪と魔が巣くう城の感触です。
難易度は、被ダメージノックバックがあるVETERANモードと、無いCASUALモードの二種類。
VETERANモードでも、敵の行動パターンなどを何度も体験して覚えると、よわよわアクションゲーマーの私でも、随分と先のステージまで進める事が出来ました。
(追記:ラストステージは、VETERANモードでは無理でした……技量ないので仕方ないけれども)
ステージBOSSは、若干、色数やらドットの細かさが未来感を出していましたが、中々のデザインではないかなあ、と思います。
ステージを進める事で、仲間が増えるので、その特徴を活かしてショートカットしたり、隠しアイテムを取得したり、BOSSを有利に戦えたりします。
とあるステージのBOSSは、特定キャラが居ないと、L2さん的には勝てませんでしたけれども、基本的には主人公だけでイケルようです。
多分。
この作品は、「Bloodstained: Ritual of the Night」という3Dグラフィックで構成されたメトロイドバニアの外伝で、kickstarterのストレッチゴールで生まれたオマケだったという事ですが。
単体でも十分な出来であると思います。
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購入金額
998円
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購入日
2019年01月30日
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購入場所
steam
北のラブリエさん
2019/10/19
これで音楽も悪魔城ドラキュラな感じだとたまらんです。
L2さん
2019/10/19
ステージ1は、割とそんな感じの曲ですね。
あっちの版権には近づけないのでしょうから、とは思いますけれども。
BOSSのBGMは、ロックなマンっぽいでしょうか。
BOSS自体も、そっちに近いかも。
でも、ステージ中は、悪と魔とが巣くう城の雰囲気です。