転居により台所の設備が変わったことで必要になったのが、タオル掛け。

洗い物したりして手が水に濡れたときに、拭くためのタオルを掛ける場所がない。

以前の住まいは流し下の戸棚の取っ手がバー状のもので、タオルを掛けておくことが出来たが、今回の住まいはツマミ状のもので、しかもかなり小さいので、引っかけておくことすら出来ない。

洗い物をして、濡れた手からしずくを垂らしながらタオル掛けのある洗面所まで移動するわけにもいかないので、早速タオル掛けを購入した。

賃貸物件なので、ネジ止めなどのものは使えないため、吸盤式の商品の中から選択。

形式としては、大きく分けて、バー状でその両端付近に吸盤がひとつずつ、計2つあるものと、ひとつの吸盤付き台座にリング状のものがくっついているタイプの2形式があった。

前者の方が幅が広いので、タオルを広げたまま掛けられて、湿気が早く乾燥し、手も拭きやすそうだったが、流しの下の平面があまり広くなく、また、化粧合板のため密着性も高くなさそうだったので、今回は後者のタイプで強力吸盤タイプを選択。

モノは、レック株式会社の「フラットタオルリング（レバー式吸盤）BB-156」。

一番のポイントは「レバー式吸盤」。

今回位置的に冷蔵庫はやや遠く、ステンレス板や光沢大型タイルなどツルツルした面が流しの近くにない建屋構造で、唯一吸盤がくっつきそうなところが流しの下の化粧合板（おそらくメラニン化粧板）。一般的に木質系のモノには吸盤はくっつきづらい/もしくは/くっつかないので、ふつうの吸盤のカップ状の部分の空気を押しつけて追い出すだけで吸着するタイプのものではおそらくNGで、吸着機構に「てこの原理」を応用してあって強力に真空が得られるタイプでないとダメだろうと。

そこでホームセンターで見つけたのが本品。

同じメーカーのほぼ同じ大きさの普通の吸盤式（K-563）が耐荷重1kgなのに対して、レバーで空気を追い出すタイプの本品は3kg。

耐荷重は3kgの強力吸盤。

レバーを上げて吸盤をくっつけて、下げて固定のレバー式。

きれいに化粧合板面を洗剤で拭き取り、レバーを上げて密着⇒レバー下げて固定すると強力に密着、タオル掛けにタオルを掛けたまま手を拭く...つまり力がある程度かかっても問題なく密着している。

また、リングが少し前に反っていて吸着面にタオルが密着しないのと、リングにすべり止めが付いているなど細かい部分に工夫がちりばめられている。

リング部分はタオルを掛ける側が少し前に出ている

タオルが掛けられる部分にはすべり止めも．．．

あとは長期使用で吸盤が硬化して吸着力が落ちてしまうモノがあるけれど、これはどうかな？

数年後？が楽しみ。

⇒取り付け後3日目に脱落。うーむ、やっぱり木質系はつるつるの化粧合板でもキツイか...

【仕様】

荷重制限：3kg

材料表示：ポリプロピレン（リング）、ABS樹脂（支持部・レバー）、熱可塑性エストラマー（すべり止め）、塩化ビニル樹脂（吸盤）