Azurewave というか、 broadcom BCM94360HMB のMiniPCIe Wifiモジュール。
最大1300Mbpsに対応するWifiカードだけど、だいたい866Mbps利用されてる残念なやつ。
Bluetoothコンボモジュールなので、USBがきちんととれるMiniPCIeスロットなら、だいたい正常にそっちも動作する。
Intelの7260みたいに「Bluetoothだけ認識出来ない」パターンは殆ど出ず、動作も安定傾向。
但し、1300フルパワー動作させる場合はアンテナ三本の実装が必須なので、ノートPC換装用として使う場合、一本アンテナ実装をあきらめて866で使う、もしくは意地で三本目アンテナをどうにか内蔵するといった工夫が必要になる。
なお、今回は装着対象がASUS Taichi21という、割と内部に余裕が皆無なノートPCに装着したので、ふつーに三本目は諦めてる。
このノート自体が、割とド変態な代物だったりするんだけども、それは気が向いたら何か書く。
なお、公式でWin8.1までの対応で10だと正常動作しない旨をアナウンスしているという、困った代物なのだが、一部機能を諦めれば10でも動く。
つーか、今現在10で稼働させてる。
ちなみに、このTaichi21でWifiモジュールをアップグレードしたい場合、このカード以外の選択肢は事実上存在しない。
何故かというと、Taichi21に元々実装されているIntel N-6235がかなりの特殊仕様だから。
左のやつが、元々載ってるN-6235なんだけども、どこが特殊かというとアンテナ端子。
一般的にこのカードで使用されているのは、ヒロセ U.FL 同軸端子という一回りほど直径のでかい端子なんだけども、何故かこのTaichi21で使われている奴は、M.2のWifi等で採用されているMHF4同軸端子。
この特殊仕様のせいで、とにかくアップグレード対象となるWifiモジュールが無いのだ。
これが、M.2のWifiならMHF4端子のWifiなんぞ世に溢れまくっているんだけども、MiniPCIeのカードとなると、このカード以外の選択肢がほぼ皆無。
しかし、何でASUSはN-6235の特殊仕様まで発注して、MHF4同軸端子なんて採用したんだ(汗)
ちなみに、このAW-CB160Hは同じASUSのX99-Deluxe(前にプレミアムレビューやったなあ)の内蔵Wifiモジュールにも採用されており、今回の換装にあたってドライバはこのマザーのサポートページからドライバを頂戴している。
Bluetoothのドライバについては、Win10ならWifi接続後にWindowsUpdateで引っ張れる。
ちと割高な点を除き、他は文句なし
このカード、仕様の特殊性もあって国内だと6000円近い値段で販売されている。
ぶっちゃけると他のWifiモジュールよりも、割高な傾向。
某Aliだと3400円+送料180円とかだが、到着に20日以上かかるのが難点。
ちなみに、こっちだとMHF4アンテナがオマケで付いてくる。アンテナ自体が千円近くする場合も多いので、アンテナごと欲しい人はAliでじっと船便を待つのもアリ。
動作については、明らかにIntel7260(MiniPCIe版)よりも通信・Bluetooth認識の両面で、圧倒的に安定性が高い。
速度もコンスタントに866Mbpsで繋がる上、スポットから10m前後の距離でも通信にブレがない。
(上の状態は、5mほど離れた居間でスクショしたもの。扉2枚通ってるがバリ5である)
Wifiモジュールとして普通に優秀なのだけど、MHF4端子という点がTaichi21以外のノートでの換装に向いてないので、利用方法が非常に限られる。
無論、目的合致してるときは最適なので、価格の不満分だけ星引いて4.
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購入金額
3,580円
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購入日
2019年07月16日
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購入場所
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