レビューメディア「ジグソー」

いつのまにか80PLUS SILVERに格上げ。あとは6年以上前のベアボーン電源、特殊形状なのでいつまで供給してくれるか(ただし、最新のR8シャーシも対応なので、しばらく供給は続くと思われ...)

現在cybercatの「テレビパソコン」となっている、プレミアムレビュー対象品、■こと「Shuttle SZ77R5」。

Ivy Bridge/Ivy Bridge-E世代に向けて刷新された、Shuttle当時最新のR5アルミシャーシを持つキューブ型ベアボーンで、Mini-ITXの1.5倍ほどの面積を持つ独自基板と、M/BをPC底面に、拡張スロットを縦に積む工夫された独特の配置で、およそ20cm四方のフロントパネル、奥行きおよそ30cmに過ぎないキューブ型の躯体の中に、2スロットのPCI-E機器、2つのMini-PCIE対応パーツが搭載可能で、さらに5インチベイひとつ、3.5インチベイふたつ装備といった高い拡張性を持つ。

 

自分はそれらに(3.5インチベイのひとつを2.5インチドライブ2段使いにして)

・BDドライブ

・ISRTキャッシュ用SSD

・2.5インチシステム用HDD

・3.5インチデータ用HDD

をインストールして現在絶賛使用中。

 

OSがななみちゃん(Windows 7 Professional)なので、今年中には何とかしなければならないが、就寝場所の横に置いてあるTV

につないで、寝る前の寝転がった状態でのちょっとした調べ物や、動画サイトの試聴程度には、4コア8スレのCore i7-3770T

を中心に組んだこのベアボーンは今でも十分過ぎるほどの性能。

 

旧メインPCのユーザー情報を日本語で作ってしまった関係で、常駐型のWebラジオチェックアプリがうまく動かず(このアプリ、保存対象となるフォルダ名の階層に2バイト文字があるとうまく動かない)、このPCで運用していたことや、(使っているさなか寝落ちすることも多数で)いつも電源つけていることから、すばやくiTunesを起動できるのでiPhoneのバックアップ先にもしていたため、今の使い方にした2014年以降ほぼ24時間運用の状態だった。

 

ただ、さすがに4年間ほぼ電源を落とすことがない状態で運用すると、狭いキューブ型ベアボーンに押し込まれた電源ユニットにはキツい環境だったのだろう、昨年の春に、ついに電源が逝かれた。

 

このSZ77R5ベアボーンに組み込まれているM/Bは、その名の通りZ77ベース。構築は2012年で、問題はM/Bのメイン電源コネクタ(ATXメインコネクタ)が、24pinではなく、20pinであること。以前は、多くの電源のATXメインコネクタが20+4pinとなっており、24pinと20pinの両対応だったが、電源規格「ATX12V ver2.2」でATXメインが24pinに拡張されたのがすでに10年以上前なので、だいぶコネクタの分割が出来るタイプが少なくなってきていた。

 

このベアボーン、かなり長い間(その時点で6年ほど)運用したので、電源故障でもう諦めるか..とも考えたが、ISRT設定のSSDキャッシュで運用しているためか、動いていれば今のライトな使い方では全くストレスがなく、また漆黒のヘアライン加工のアピアランスもお気に入りで、捨てるのはもったいない。

 

ただ当時先立つものがなくてねー....

 

そこで、ZIGSOW最初期に組んだPCが休止していて、ちょうど浮いていた電源

がたまたま20+4pinタイプだったため、それを流用してだましだましの運用をすることに。SZ77R5のカバーを開けて、純正電源のケーブルを外し、シャーシの上に直積みしたKRPW-G530W/90+からケーブルを伸ばして接続すると、無事起動。

このカバー外して外部ATX電源から給電するスタイルを半年続けた
このカバー外して外部ATX電源から給電するスタイルを1年以上続けた

 

これでおよそ1年ほど運用したが、この夏予想外の出費予定も発生し、PC刷新が遠のいたので、そうなるとカバー開けっぱなしの運用でほこりもたまってきたこのPCの電源をやっぱり更新⇒延命してやることに。

 

その場合、特殊な形状の電源のため、基本純正しか選択の余地はない。

電源はケースにぶら下げるためのスリットと段付き形状で特殊なモノ
電源はケースにぶら下げるためのスリット装備と段付き形状を持つ特殊なモノ

 

一部のパソコンショップやAmazonにも取り扱いはあるパーツだが、どのみち取り寄せだし、手数料分高いので、送料無料で最安・最速納期となるShuttleのダイレクトショップで購入。

80PLUS SILVER認証モノ
80PLUS SILVER認証モノ

 

中身は電源本体と取り付けねじ。ひとつだけ頭が小さいのが内部用。
中身は電源本体と取り付けねじ。ひとつだけ頭が小さいのが内部固定用。

 

着いてみて確認すると、元々付いていたものとの一番の違いは、80PLUS認証が「BRONZE」⇒「SILVER」と変化していること。名前も「PC63J」から「PC63J V2」と変更になっている。

本品。
本品。型番は「PC63I1005」で「80PLUS SILVER」

 

元々付いていたのは「PC63I0005」
元々付いていたのは「80PLUS BRONZE」の「PC63I0005」

 

両者の本体に貼り付けられているスペック表は全く変わらない...が、本国でのパーツナンバーは「PC63I0005」⇒「PC63I1005」とビミョーに変化している。

 

これは80PLUS規格制定初期に良く見られた、

・早く認証を取るために先に一段低い認証でスタートする

・製造のばらつきが一定以上のレベルに収束するまで一段下の認証を謳う

というパターンなのか、それとも何らかの改良が入ったのか。

飛躍的に省電力...ということはないのかもしれないが、銅メダルより銀メダルの方が気分も良いので問題ない。

 

でも、最大の効果は、SZ77R5のカバーを1年ぶりに閉められたことだったりして(^^ゞ

きちんと収まったので...
きちんと収まったので...

 

半年ぶりにケースカバー閉められた(^^ゞ
1年ぶりにケースカバー閉められた(^^ゞ

 

※一部の取扱店舗の製品仕様ページでは、電源線の種類に「Serial ATA x3」とあるが間違い。「Serial ATA x2 2本」が正しい。

SATAは3口ではなくて、2口×2本
SATAは3口ではなくて、2口×2本

 

【仕様】

AC入力:100~240V AC 8A/4A 60Hz~50Hz
DC出力/最大出力:3.3V/18A、5V/16A、12V1/16A、12V2/16A、12V3/17A、-12V/0.3A、+5V/16A、+5VSB/16A

コネクター:ATXメイン 20ピン x1、ATX12V 4+4ピン x1、Serial ATA x2x2、FDD 4ピン x1+ペリフェラル 4ピン x2、PCI Express 6ピン x1+PCI Express 6+2ピン x1

最大電力(COMBINED):130W
定格出力:500W

PFC回路:Active PFC搭載

保護機能:ショート回路保護(SCP)、過負荷保護(OPP)、過電流保護(OCP)、過温度保護(OTP)、過電圧保護(OVP)、低電圧保護(UVP)

効率:80PLUS SILVER
温度:使用温度+10°C 〜 +50°C、保存温度-40°C 〜 +70°C
ノイズ:30dB以下(200Wロード中ファンから50cmの位置から測定)
重量:1.1kg
外形寸法:200(長さ)×82(幅)×53(高さ)mm
対応製品:SA76R4、SG41J1、SG41J1、SG41J4、SH55J2、SH61R4、SH67H3、SX58J3、SZ68R5、SZ77R5、SH87R6、SZ87R6、SZ170R8、SH170R8、SH170R6、SH110R4

更新: 2019/07/31
変換効率

実は変化がない?

生産技術の向上で上位の認証が取れたのか、それとも積極的になにかの改良が入ったのか。前者のパティーンだと、製品寿命も大差ない???

  • 購入金額

    13,165円

  • 購入日

    2019年07月15日

  • 購入場所

    Shuttle Direct Shop

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