骨伝導方式というのは目新しいものではありませんが、使ってみるとその良さが分かります。何といっても、耳を塞がないこと。それによってまわりの状況がよく分かり、コミュニケーションを維持することができます。このヘッドフォンの一番重要なところは、コミュニケーションを切ること無く聴くことができることです。
コミュニケーションを維持できる
「一人になる」ためのヘッドフォン・イヤフォンはいくらでもあります。と言いますか、ほとんどの製品はそのような設定です。コミュニケーションを取りたくない、一人の世界に入りたいからこそヘッドフォン・イヤフォンを付ける人も多いでしょう。
でもこの製品は真逆です。コミュニケーションを維持できるヘッドフォンという位置づけがバツグンです。
フィット感が重要
耳穴に直接音を流し込むタイプでは無いため、音の善し悪しは二の次になってしまうところは致し方がありません。音質とか、ハイレゾとかいった視点でのレビューはなじみません。
このヘッドフォンは、こめかみ近くにセットすることになりますが、その密着度合いによって聞こえ方に差があります。力を加えると肌に当たる部分の角度を変えられるのですが、十分に吟味して、微妙な角度を設定することをオススメします。ピタッと合うと、より鮮明な認識ができるようになります。
長時間使用では少し痛くなる
私の場合、これをランニングで使っています。イヤフォンを使う人が多いと思いますが、周辺のクルマや自転車との衝突を避けるためには、それらが発する音を聞き取ることが重要だと思うからです。そういった視点では満足できる製品ですが、その分、クリアーに聞こえないことも実は多いです。
特に交通量の多い道路沿いだったり、電車脇では、骨伝導からの音がかき消されてしまうことも度々あります。ただ単に音量を上げれば、静かなときにうるさく感じてしまうこともあります。言ってみれば、環境側のS/N比が大きい場合は、ちょっと使いにくい感じがします。なので、環境条件によって音量をダイナミックに変えられると良いです。これは新作で期待したい機能です。
骨伝導は、骨への接触程度で伝わり方が違うので、わりとしっかりと肌合わせすることが重要なわけですが、それがゆえに、ジワジワと押さえられている感触が増してきます。私の場合、2時間食らいつけていると違和感が出てきます。
本を聴くに良い
音楽を聴くことももちろん可能ですが、音質が良いわけではないので、私は本を聴いています。ようするに朗読を聴いているわけですが、これであればまったく問題ありません。
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購入金額
10,120円
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購入日
2016年07月20日
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購入場所
amazon
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