前回掲載したAqoursのレコードで、出荷状態から思いの外スクラッチノイズが大きく発生することから、困ったときにまず使うOYAG製のレコードクリーナーを試してみたところ、そこそこ明確な効果が表れて、初期状態よりは随分マシになりました。
このOYAG製のレコードクリーナーは、昨年(2018年)のアナログオーディオフェアで、自信満々に「ノイズが減ります!」と断言していたので、それなら使って試してみようと思い購入してきたものでした。
それからこの約1年、コンディションが良くない中古レコードを入手したときなどに、OYAGレコードクリーナーは何度も活躍してくれました。業務用の高価なレコード洗浄機を使ったこともあるのですが、それらの機械は超音波洗浄であるため、微細な塵などはよく落ちるのですが、派手なノイズの発生源には意外と効かなかったりするのです。実際、私が持っているレコードの何枚かは、
・KLAUDiO CLN-LP200S (約70万円)
・Kirmuss Audio KA-RC-1 (約20万円)
で洗浄しているのですが、案外ノイズは残ったままになっていたりします。勿論傷が入っていればノイズが減ることはないのですが、超音波洗浄機では落ちにくい汚れというのも結構あるようです。
そんな時にOYAGレコードクリーナーで磨いてみると、勿論大して効果が出ないレコードもあるのですが、中には劇的というレベルで改善するものもありました。最近ではそこそこ汚れっぽいレコードを入手したときには、再生音を確認する前にまずOYAGで磨くようにしています。
ただ、使用頻度が増えてくれば当然液体なので残量が減ってきます。そこで今年もアナログオーディオフェアに足を運びましたので、ついでに買ってこようと思っていました。アナログオーディオフェアの会場では、通常の販売価格よりも安くなっていることが多いのです。
中古レコードを聴くなら持っておいた方が良い
OYAG SOUNDはアナログオーディオフェアの小規模なブースがまとめて並んでいる部屋の一角に出展していました。近づいていくと、まずはクリーニング液少々とクリーニングクロスがセットになった試供品をいただけます。
わかりやすく「サンプル!!」と明記されていますね。これだけでもレコード数枚はクリーニングできます。
とはいえ、これまで散々愛用してきた製品ですので、特に試す必要も無くクリーナー液単品をその場で購入します。この1年の間にOYAGの販路も少しずつ広がっているようで、秋葉原では「ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba」でも取り扱いがありました。価格も以前からの販路であるAmazonなどと同じ、200cc入りで972円だったと思います。
しかし、前述の通りアナログオーディオフェアの会場で買うとそれよりは結構安くなっているはずです。いくらになるだろうと思い尋ねようとしたら、極めてわかりやすく表示がありました。
やはり通常よりは結構安くなっています。通常価格でも文句はありませんが、安くなっているのは有難いので早速購入してきました。
前回購入したものも同じ200ccだったのですが、ラベルデザインが変更されています。前回はこちらでした。
この怪しい外観に反して劇的ともいえる改善効果があったことで、より強い印象があったのかも知れません。
以前のレビューで「適量といわれてもどのくらいが適量なのか判らない」と苦言を呈していたのですが、今回のラベルには適量は「3cc程度」と明記されるようになりました。また、材質との兼ね合いからか「SPレコードには使えない」という点も強調されるようになっています。
効果のほどはこれまでの実績がありますので、特に疑う点は無く信頼できるものと思います。主に中古でレコードを買うことが多い私のようなユーザーにとっては、もはや必携といっても過言ではない程の存在といえます。さほど高価な品では無く、それでいてしっかりと効果は出ますので、レコードをお使いの方は取り敢えず常備しておいて損はないクリーナー液だと思います。
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購入金額
700円
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購入日
2019年05月18日
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購入場所
アナログオーディオフェア 2019 OYAGブース
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