※フルサイズ初体験のライトユーザー&α7 IIの感想です。
※2022/10/22 車イベント(スタンスネーション)での撮影例と使用感追加。
これを買ったのは3年前の2019年…自分のカメラはコンデジのリコーCX-6からソニーのミラーレスNEX-6にしていたのだが、あくまでコンデジの延長線的に使っていて標準の薄型ズームレンズとオートモードを使うのが基本だった。
実際のところレビュー用のモノ撮りが殆どで、撮影ボックス用にマニュアル設定を使うくらいでそれで十分だった。
ただ2018年から色々生活環境が変わり、会社でなんかごっつい一眼カメラ使うようになり最低限の設定知識が必要になったり、車で出歩く事が増えて屋外での主に車の撮影が増えたり、親戚が犬を飼い出したり。そうなると三脚買ったり周辺機器もそろえだす。しかし持ち歩きだしたせいでNEX-6の画面を割ってしまった。割れた状態でも幸い使えるが、これを気にフルサイズミラーレスへステップアップしてみようと思った。
で、α7 IIの中古を購入。当時でも型落ちだったので比較的手ごろだったとはいえボディだけで8万円弱。
とりあえずマウントは同じなのでNEX-6用のレンズを使って試していたが、フルサイズ対応のレンズじゃないとフルサイズの意味がない(結局レンズ側の範囲が足りずAPS-Cの範囲しか使えない)。
で、レンズ何買ったらいいねん。さっぱりわからんねん。安いものじゃないし今までの標準レンズみたいに1本でだいたい撮れるやつが欲しい。
α7 レンズ 定番 おすすめ だのそれっぽいキーワードで検索しつつお財布と相談して決めたのがこのタムロン 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036)だった。
中古購入で8万円。2022年現在なら後継モデルがでているのでもう少しお手頃。
フルサイズミラーレスのメリットをわかりやすく活かせる
…で、丸3年経ったのだが、素直にこれで良かったと思う。
正直コンデジ→NEX-6+標準レンズで来た人間にはこれでも驚きの重さとでかさだったのだが、このスペックの中では可搬性を意識したコンパクトなモデル。
実際使ってるうちに慣れた。案外なんとかなる。でもイベントとかで1日使い続けると翌日腕が筋肉痛。これ以上でかかったり重かったりすると気軽に使えなかっただろう。
主な用途は屋外での停まっている車撮り&親戚の家の犬。犬は良く動くので難しい&親戚が写っている写真が多いので今回は結局車ばっかり。
※尚ここに貼る写真は別レビューやツイートで使うために用意した写真そのまま貼ってるのでサイズや加工・トリミング具合まちまちです。基本加工してます。
また特に車の写真については意図的に周辺光量補正を落としている写真が多いです。普通にオートにしとけば殆ど暗くなりません。
上の写真は目いっぱいズームした75mm。
28~75mmで、空いた場所で車を撮るとなると望遠側がもう一歩欲しい場面もある。車はもう少し望遠寄りだとシルエットがかっこいいとかなんとか。
こちらは28mm。たぶん。混雑した駐車場では危ないので車のすぐ横から撮る事が多いので28mmの広さが生きる。
広角よりローアングルで迫力出すのにも使える。
ミッチリした展示イベントやあまりスペースがとれない場所でも28mmまで広げられるのが役に立つ。展示系のイベントだとこのレンズの28~75mmで十分かなといった感じ。
もちろん複数台を撮りたい時も助かる。とにかく使いやすい範囲をカバーしてくれる。
撮影ボックスを使ったフィギュア・ミニカー撮りにも使える画角。
このレンズ自体結構被写体に寄れるので模型類もしっかり設定・セッティングすればばんばんいける。
という訳でレビュー用の小物撮影にも使えるが、重たいのと単純に小さいものをボカさないで撮りたい時は取り回しがよくてラフに使えるスマホやNEX-6を使う方がラク。
そしていわゆる大三元レンズと言われるジャンルでF値が2.8と明るい。
これ買うときにやっと概念を理解したレベルの人間だが、明るくてボケを意識した写真を撮れる。
そして明るい=夜や暗所でも撮りやすい。ある程度のノイズを許容してISOを上げれば、比較的小型軽量なので手持ち撮影もラク。
それによって「暗めな場所でも強い」「ボケで演出できる」というフルサイズのメリットをとてもわかりやすく享受できる。
ミラーレスの取り回し、フルサイズのわかりやすいメリットを活かせるので確かに定番として扱われるのも納得。
標準的な範囲をカバーしてくれているのでとりあえずこれつけておけば色んなものが撮れる。絞り優先のAモード使って、絞りとズームで写真がどういう変化するかってのをやっていくと楽しい。
判ってきたらマニュアル設定使ったり、更に広角や望遠といった尖った方向のレンズを選んでいけばいい。自分みたいによくわからん人が買っても損しない、そんなえらいレンズ。
あと個人的な話だが、コンデジはもちろんNEX-6も電源オンオフで格納されるタイプのレンズで、過去のカメラやNEX-6のレンズは使い方がラフなせいでそこが壊れやすかったのだけど、これは格納されない分でっかいけど安心感がある。
ただまあボディもレンズも中古で揃えたけど合わせて16万円コースだったのでやっぱり気軽に買えるものじゃないよね。
車の置きイベントにはとても扱いやすい画角@スタンスネーションお台場2022
さて、これまでレンズこれ1個しかなかったのでこのレンズの特徴を掴めてなかった感もあったので、別レンズ…50-400の望遠と85mm単焦点を使った後の感想なんだけど、やっぱり標準というだけあって扱いやすい画角をカバーしている。特に重宝するのが車のイベント。
標準レンズの中では比較的広角側が広いのも特徴で、屋外だけど車がずらずらと並んでいるイベントではとても扱いやすい。
スペースに余裕があるなら望遠側の75を使うと好みの写真が撮れるが、実際のところ置きイベントだと車までのスペースはもちろん間に人が居たりしてかなり近くからしか撮れない事も多い。
そういう時にこの28mmという広角側もカバーしているのは便利だし、広角を生かした迫力あるスタイルを演出することもできるという訳。
また明るいレンズなのでぼかしを生かして部位を切り取る写真も得意。
望遠レンズとの使い分けができるようになると今まで使っていたレンズもまた別の魅力が判ってきたきがする。
このイベントは台数が多く自分が好みの車両をチョイスしても4時間余裕で超えてしまったので、可搬性の高さもやはり武器だ。
ちなみにかっちった望遠用の別レンズ↓
これがあるからこそ使える融通のきかない85mm単焦点レンズ↓
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購入金額
79,800円
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購入日
2022年09月25日
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購入場所
マップカメラ
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