今年は4月27・28日に東京の中野サンプラザで開催された「春のヘッドフォン祭り2019」。今回はいくつか試してみたい品がありましたので、物販を無視して展示の方にだけいってきました。
今回は事前に注目していた主な品は概ね試聴することが出来て、なかなか参考になるものも多かったのですが、出展者の中にはここしばらく殆ど製品に動きのないブランドもいくつかありました。
カナル型イヤフォンの代名詞的存在であるSHUREもその中の一つで、昨年イヤフォンのパッケージがリニューアルされてBluetoothケーブル同梱品が増えるなどはあったものの、イヤフォンそのものはもう何年もモデルチェンジされていません。
恐らく現時点でも他社に劣るものではないのでモデルチェンジの必要が無いという自信の表れだとは思うのですが、さすがにそれは自信過剰ではないかと思います。SHURE製品は「手堅さ」や「無難」という意味で選択肢になり得るのは確かですが、どの製品を見ても同価格帯で上位の実力とは言い難いものとなってしまっています。
実は私自身SHUREのイヤフォンは特に評価しておらず、今回SHUREのブースに立ち寄ったのも、ヘッドフォンの上位シリーズ、特にSRH1840をじっくりと聴いてみたいと思ったためでした。
今回は試聴用DAPとしてAstell&Kern KANNとAcoustic Research AR-M200、ついでにスマートフォンのONKYO GRANBEAT DP-CMX1を持ち込んだのですが、SRH1840を聴いてみるとKANNではイマイチでAR-M200ではそこそこという程度でした。これも価格を考えればもう少し頑張って欲しいという程度の評価です。安く買えるのであればアリだとは思いますが。
さて、SHUREのブースでは試聴してアンケートに回答すると、グッズ等が当たる抽選会に参加出来ます。今までも試聴をきちんとした時には抽選にも参加していたのですが、これまでは何かに当たったという経験はありませんでしたので、今回も期待はしていませんでした。
しかし、今回は3等に当選としたいうことでいただけたのが、ここで取り上げる非売品のイヤフォンケースとなります。
やや大きめなので、家での保管用か
私も無駄にイヤフォンの本数は持っていますので、イヤフォンケースはあって困るものではなく、いただけるのであればとても有難い品です。早速現物を確認してみましょう。
SHUREのロゴの下には「NOT FOR SALE」と書かれていますので、あくまで販促グッズとして用意されているものということでしょう。
見た目も作りもアタッシュケースのミニチュアと評すべきものでしょう。グッズとしてはなかなか質も高そうです。
開けて中を確認すると、ネットの方に何かが入っています。
SHURE製のイヤフォンに標準添付されているイヤーピースセットと同じようなものでしょうか。細軸イヤーピースがバリエーション豊富に用意されていました。
ケースの中身はこのような造りとなっています。
外観上結構厚みはあったのですが、中はそこまで広くなく、何本も詰め込んで持ち歩くのにはあまり向かない構造です。
私の場合は今のところ使用頻度の高いイヤフォンにはそれぞれケースを宛がっていますので、今すぐに使い始める理由は無く、暫定的に余ったリケーブルをこのケースの中に突っ込んでいます。
実際に普段持ち歩くショルダーバッグ等に入れようとすると、思いの外占有する空間が大きく、日常的に持ち歩くのは少々厳しいかなと感じさせられます。どちらかといえば乾燥剤を入れて、自宅で保管しておくイヤフォンを入れておく方が適しているように思えます。
とはいえ、プレゼントとしていただけるケースとしては安っぽさはなくしっかりとしたものでかなり良質なものではないかと思います。
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購入金額
0円
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購入日
2019年04月27日
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購入場所
春のヘッドフォン祭り2019 完実電気ブース
cybercatさん
2019/04/30
ただ、細軸の手持ちイヤピが一気に増えたのは実利が大きかったです。特に黄色いフォーム系のEAYLF1-10は自分では買おうとは思わないタイプなので。
jive9821さん
2019/04/30
そうなんですよね。イヤフォン2つ程度のケースであればもっと小さいものがいくらでもありますので、サイズ感がちょっと微妙です。ケースとしてしっかりしているのは良いと思うのですが…。
私の場合、細軸のイヤフォンはSHURE製のSE215を除くとWestone UM2RC程度しか持っていませんので、折角いただいたイヤーピースもあまり活用できそうにありません…。