先日掲載したQED製スピーカーケーブル、Performance Ruby Anniversary Evolutionの端末処理に用いたYラグ(スペードプラグ)です。
今まで使ったスピーカーケーブルは、はっきり言えば端末処理などして使ったことはありませんでした。最終的には酸化して劣化してしまうことは理解していたのですが、使っている機器の都合上バナナプラグなどには対応していませんし、手間とコストを掛けて端末処理するくらいなら、傷んだケーブルを交換してしまった方が合理的だという考えもあったためです。最近のアンプのようにバナナプラグ対応であれば使っていたかも知れませんが、使っているアンプがこのような世代のものですからね…。
しかし、今回購入したQED Performance Ruby Anniversary Evolutionは新品在庫があったこと自体が奇跡的な、ある意味レアな品だったこともあり、ある程度は長く使いたいという考えとなったため、端末処理をすることにしたのです。
アンプ側は選択の余地がないので、所謂Iラグで適当なものをAmazonで探して使ったのですが、Yラグについてはある程度選択肢がありますので販売店で直接見て買ってこようということで、よく行っているオーディオ店に仕事帰りに寄ってみました。
ところが、店頭にバナナプラグは選択肢があったのですが、Yラグについてはこれしか無いといって差し出されたのが、このaudioquest Sure Grip Spade Direct-Gold Platedでした。もっとも、構造的にそこそこしっかりしてそうでしたし、太いPerformance Ruby Anniversary Evolutionでも使えそうな構造だったので、素直にこれを買ってきたというわけです。
買って帰ってきて、商品情報を調べようとしたのですが、日本での代理店であるD&Mにも、本国の公式サイトにもこの製品の情報が掲載されていないのです。Web上で色々調べた結果、数年前のPDFカタログでこの製品の情報を見つけたのですが、価格帯などはよく判りませんでした。海外の流通在庫の値段で見ると$50前後が本来の価格のようですが…。
ケーブルの太さにはギリギリで対応していた
Performance Ruby Anniversary Evolutionに組み付けた結果については、先日も掲載したこの写真でおわかりいただけるかと思います。
この製品は9AWGまでのケーブルに対応するらしいのですが、実際に組み付けてみると誂えたかのようにピッタリと填まっています。
組み付ける前に、一応パッケージから取り出した状態の写真も残しておきました。ビスが2本使われていて、ある程度重量のあるケーブルにもきちんと対応するよう設計されていることが判ります。ただ、わざわざこのビスにトルクス(T5)が使われていて、専用のドライバーまで同梱されている理由はよく判りません。汎用性のある形状のビスを使って、ドライバー無しというのもアリだったと思うのですが…。
カバーの太さが結構あるので、Performance Ruby Anniversary Evolutionでは結構隙間が出来るのではないかと一瞬考えたのですが、ケーブル側の穴の径は思ったよりも細く、むしろ上手く入らないのでは無いかと心配になるほどでした。
結局Performance Ruby Anniversary Evolutionの皮膜の切り方などを少し工夫することで、丁度ピッタリと収まるくらいに加工することが出来ましたので、結果論としてはこのYラグで良かったのではないかと思います。
最初は出来ればもう少し安い、オーディオテクニカ製AT6305/6306辺りを買うつもりだったのですが、使うケーブルの性質からすればこちらでよかったのかも知れないと、自分を納得させています。
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購入金額
4,100円
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購入日
2018年12月13日
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購入場所
ノジマ オーディオスクエア
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