先日ドライブレコーダー用のmicroSDHCメモリーカードを購入した際に、どうせ送料を払うのだからもう少し他のものも頼んでおこうと思い、USBメモリーも買うことにしました。
今まで使ったことがない製品の中で、USB 3.x対応かつ32GBで千円未満というのものの中から選んだのが、このTeam製のC155という製品です。
本当は64GB~128GB辺りの方が使い勝手は良いのですが、32GBまではWindowsの標準フォーマッターでFAT32にフォーマットできますので、オーディオ機器など非PC関連機器で使う際に都合が良いのです。そのような使い途にも対応できるよう、USBメモリーを適当に買うときには32GBを選ぶことが多くなっています。
格安品ではあるのですが、意外にもTeamジャパンのラベルが貼付された、正規代理店品でした。となると、パッケージに記載されている永久保証も有効ということでしょうか。
ごく普通のキャップ式ですが、本当は出先で使うのであればキャップレスデザインの製品の方が有難いのです。とはいえ、格安品に求める要素でもありませんので、これは割り切ることにします。
シーケンシャルはかなり遅いがランダムは意外と良い
それではいつも通り、Crystal Disk Markの結果を確認してみましょう。測定環境はCore i7-970を搭載したASUS P6X58D-EのUSB3.0端子に接続した状態となります。
まず、シーケンシャルについては、本当にUSB3.0対応品であるのか疑わしくなるほどの遅さです。シーケンシャルリードは32MB/s台、シーケンシャルライトに至っては30MB/sを割り込んでしまいます。はっきり言ってしまうと、この程度の速度であればUSB2.0でも実現可能なレベルです。というか、私が持っている並列アクセス対応の高速型USB2.0対応製品では、これとほぼ同等の数字を叩き出すものもありますので…。
しかし、ランダムアクセスに目を向けると、意外なほど優秀であることに驚かされます。同時スレッド数などにかかわらず、全てのランダム4Kで1MB/sを充分に超えていますので、細かいファイルの連続書き込みなどであれば思いのほか快適な体感速度を得られるかも知れません。
1個数百MBなどというファイルの持ち運びにはお薦めできませんが、Microsoft Officeのファイルを大量に持ち歩くなどの用途には意外と適した製品ではないでしょうか。
実売価格はUSB3.0対応の32GBとして最安値クラスですので、シーケンシャルアクセスの弱さを頭に入れた上で選ぶのであれば、それなりにお買い得な製品といえそうです。
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購入金額
702円
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購入日
2018年10月08日
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購入場所
あきばおー
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