SoundPEATS(サウンドピーツ)の「左右分離型Bluetoothイヤホン Q32」のレビューです。
シンプルだけど使いやすい
先ずはパッケージ。
白基調の箱に商品写真と、一般的な流通パッケージですね。
開封。箱の下部に持ち手があるので、そこを持って引っ張り出します。
内容物一覧。
イヤホン本体に収納ケース、充電用のUSBケーブルに、交換用のイヤーピースが2種3サイズの計6セット(フックあり3サイズ、フックなし3サイズ種、内フックなしの中サイズはイヤホン本体に装着済み。)、メッセージカード2種に、取説。
開封直後は収納ケースの中にイヤホン本体が収められています。
写真では光の加減で青っぽく写ってますが色は黒です。
マルチリンガル仕様の取説で7カ国語対応のようです。
1カ国語に付き15ページ前後あるようで、総ページ数は何と114ページにも。
ちなみに日本語のページは14ページでした。
イヤホン本体+収納ケースで重さは実測97g。
収納ケースはイヤホンの充電器も兼ねてますが、バッテリー容量が2600mAhもあるんだそうで、最大で約20回くらいは充電出来るんだとか。
イヤホン本体だけなら僅か9g。左右ペアで9gなので、片側4.5gくらいですかね。
これはフックなしの中サイズピース装着している状態での測定なので、フックありだとかサイズ違いにすると若干重さ変わります。
改めて収納ケース。天板にSoundPEATSのロゴがあるだけのシンプルなデザインです。
ちょっと見え辛かったので輝度上げたせいで色が白っぽくなっていますが、ケース正面部分には充電用のUSBポートと、残量確認用のLEDおよびスイッチがあります。
USBポートの上の丸いスイッチ押すと白い4つのLEDが残量に応じて光ります。
収納ケースの電池残量が大まかだとは言え、必要十分程度には判るのが便利で良いですね。
ちなみに、ケースの蓋開けるときは残量確認ボタンの上にある窪みの部分に指を引っ掛けて持ち上げるだけで簡単に開きます。
蓋の開閉もスムーズですし、閉じたときはしっかりと閉じていて、逆さにして降っても蓋が開いて中身が落ちたりする事はありません。
製品仕様
amazonの商品詳細ページより抜粋。
■仕様
Bluetoothバージョン:Bluetooth 5.0
Bluetoothプロファイル:HFP V1.6;HSP V1.2;A2DP V1.3;AVRCP V1.6
ノイズリダクション:CVC 8.0
最大通信距離:10m(障害物なし)
待機時間:約80時間
再生時間:約3時間(音量60%で使用の場合)
充電ケース・イヤホン充電可能回数:18-20回
充電ケースバッテリー容量:2600mAh
単耳イヤホン重量:4.7g
最新のBluetooth 5.0対応なんですが、接続先のP20 liteがBluetooth 4.2 BLEなので……
重量等は実測値見る限り仕様どおりの範疇ですね。
音切れなし、音質も素晴らしい!
先に紹介した通り、イヤーピースはフックありとフックなし、それぞれに3種類の大きさで計6セットあります。
以下はフックなしと、フックありで、それぞれ装着してみた所。
正直フックなしでも多少首振っても落ちる感じはありませんが、落ち着かない場合はフックありを使うのが良さそうです。
さて、ようやく実際に使ってみた感じを。
先ず、収納ケースからイヤホン本体取り出した時点で左右のペアリング完了して、直ぐにスマホ等の機器とのペアリング動作に自動的に入りました。
今回は普段使いのスマホ、Huawei P20 liteとのペアリングで使用します。
スマホのBluetooth設定画面を開くと、デバイス一覧の中に「Soundpeats Q32R」が見つかるので、それを選べばペアリングが完了します。
ペアリングが必要なのは初回の1回だけなので、それ以降は収納ケースからイヤホン本体を取り出したら勝手に繋がります。
ここ1週間程、通勤時にQ32を使用してみました。
片道約1時間、往復で約2時間の道のりです。
通勤経路上では、以下の3種を通過します。
・幹線道路脇の歩道
・地上を走るJR線
・地下を走る大阪メトロ
幹線道路脇の歩道
一番周りの電波の影響を受け易いのが、この幹線道路脇の歩道です。
幹線道路だけあって通勤時間帯は、道路側は結構な渋滞が起きています。
そして幹線道路を利用する車の中には少なからず不正な出力のレーダー装置を積んでいる物もあり、普段使用しているBluetoothの無線式イヤホン(完全分離タイプも、左右ワイヤードタイプも。)では時々電波の影響を受けて音が途切れる事がありました。
今回Q32を使用していた間においては、それらの影響を受けること無く、音切れがありませんでした。
もちろん、その期間たまたまそういう悪影響を与える電波を発する車に出会わなかった、と言う可能性もありますが……
同じ時間帯で同じ道である以上、道路を利用している人たちも同じような時間帯に利用していると思われますので、出会わなかった可能性は低いのではないか?と思います。
地上を走るJR線
次に影響を受け易いのがJR線。
線路と交わる道路を通る車の影響もありますが、こちらは特定の駅アナウンスで必ずと言って良いほど音切れが発生していました。
こちらについてもQ32を使用していた間においては、音切れを感じた事はありませんでした。
流石にアナウンスが入って切れていた物については、たまたま切れなかったと考えるのは難しい気がするので、それだけQ32が優秀なんじゃないかと思います。
地下を走る大阪メトロ
こちらは普段から影響皆無に等しい快適空間です。
まぁ、快適空間って言ってもイヤホン的にって意味合いであって、朝の通勤時間帯が不快なことには代わりありません。……御堂筋ですしね。(東京のあの異常な混雑に比べれば、御堂筋如きはガラガラに等しいでしょうけど(w )
こちらも当然Q32で問題なく快適に使えました。
気がついたこと
普段使いの完全分離型イヤホンからQ32に変えて気がついたのが、音が段違いに良いって事でした。
他にも色々完全分離型のイヤホン使ったりしてますが、変えてみて「あれ、音違うやん!」って感じたのはQ32が一番でした。
ふと思い当たってスマホの開発者オプションを確認してみたら……
あら、コーデック AAC で接続してるじゃないですか!
そりゃ音が良い訳ですわ。
他のイヤホンは通常自動的に SBC が選択されるんですよね。
まぁ、Androidの場合はSBCでも、それなりに十分な音で聞けるんですが……
なお、各コーデックについては、ELECOMの「Q.【Bluetoothヘッドホン】【Bluetoothスピーカー】AAC/aptXとは?」より引用の以下の表を参照ください。
完全分離型に限らずBluetoothの無線式イヤホンだと、何故かiPhoneでのみ不具合が発生することが多いらしいんですが、その殆どがSBCにしか対応して無い製品なんじゃないんでしょうかね。
amazonレビューで不評だらけの無線式イヤホンでも、Androidだと何の問題もなく使えることって多いですし。
ただ今回レビューしたSoundPEATS(サウンドピーツ)の「左右分離型Bluetoothイヤホン Q32」の場合、自動でAACが選択されていた事から、スマホ側がAACに対応していればAACで繋いでくれるので、iPhoneでも問題なく使える可能性が高いのではないかと思います。(と言うか、iPhoneの場合はAAC対応製品以外は使い物にならないと思っておくのが正解かと。イヤホン側の問題ではなくてiPhone側の仕様の問題として。)
5千円前後で買えるお手軽価格の完全分離型イヤホンとしては、かなり満足度が高いですね。
なお、使い終わった後も、耳から外して収納ケースにしまえば自動的に通信切断してくれるので、本当に手間がかからなくて便利です。
最初のペアリングさえ済ましてしまえば、後は出せば繋がる、戻せば切れる、ですからね。
ついでに収納ケースの電源容量が大きいので、収納ケース側の充電忘れててイヤホン本体が充電出来てなかった、って事も無いのが良いです。
本体の電源残量もボタン一つで判るので充電タイミングも掴みやすいですし。
収納ケース自体を手で持つと、そこそこ重さを感じるので「これ持ち歩くのはなぁ……」と思ったりもしましたが、実際に持ち歩いてみると全然気にならなかったり。
まぁ、それのみを手で持って歩く訳じゃないですしね(w
と言う訳で、今の所一番のお気に入りな完全分離型イヤホンになりました♪
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購入金額
5,299円
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購入日
2018年10月16日
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購入場所
amazon
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