ZIGSOWでも今までそれなりな種類のヘッドセットをレビューしてきましたが、今回はSoundPEATS社の左右完全分離型Bluetoothヘッドセット、「Q32改良版」のレビューです(ちなみに先行Q32については知りません)。
特徴としては、左右のピースが完全に独立しているため、コードの煩わしさや、コードがこすれて耳に届く雑音から解放されるというのが一番でしょうか!
さらには、収納ケースが充電池/充電器も兼ねており、収納ケースに内蔵された充電池が充電されている状態であれば、ヘッドセット本体をケースに収納するだけでヘッドセットにケースから充電が出来るというのも便利です。
アマゾン上に見られるメーカーの説明文ですと、2600mAhのバッテリーが装備されており、最大で約20回の充電が可能だそうです。それで「80時間の音楽再生が可能」ということは、一度フル充電すると約4時間の再生が可能という計算ですね。
っていうか、2600mAhって、結構な大容量ですよね。
それだけあれば結構な長距離移動でも連続使用が可能となるのでうれしいです。
ちなみにSoundPEATS社では、以前「Q16」という左右独立タイプがあり、非常に使い勝手がよくて重宝していたのですが、最近になって左右の接続が切れることが時々起きるようになり困っていました。ということで、新世代製品に関しては接続の安定性も気になるところです。
また、「Q16」は、右側をスマートフォンなどに接続され、左側はあくまでも右側ピースと接続するものでしたので、「左だけで使用する」ことは不可能でした。
しかし本品は、右側だけでも左側だけでも、独立してスマホや再生機器に接続することが出来るようになっています。
実際使ってみると、これがまた便利というかとってもお手軽に使えるんですよね。
ケースからパッと取り出して耳に装着すると既に電源が入っている&左右の接続がほぼ終わっているような状態で、接続先のスマホや再生機器で選曲し始めるころにはそちらとの接続も終了しているので、すんごくすんなり使えます。
人間、この手軽さに慣れてしまうと後戻りしにくいかも…。
そして、やはり左右のイヤーピースの間にケーブルが無いのは快適です。
ケーブルが服とこすれる音が耳まで伝わってくることも無いので、余計かつ不快な雑音がだいぶ減ります。
そして肝心の音質のお話ですが。
いつものように、ロック、ハードロック、へヴィメタル、ポップス、ジャズ、ボサノバ、落語などの語り物などなど、色々なジャンルを聴き比べてみました。
そして出た結論として、本品の一番の特徴は、高音がかなり強調されていることです。いわゆるシャリ感がかなり強めになっています。
でも、かといって低音も同じくらいに強調されているわけではないので、いわゆるドンシャリ系とはちょっと違うかもしれませんね。
ドンシャリの「ドン」弱めで「シャリ」強めな感じ。
シャリシャリした音が好きな人にはたまらない製品だと思いますが、シンバルの大人がかなり響きますので、お好みでない人には「シャカシャカしてる」ように聞こえるかもしれません。
私はといえば、それほどシャリ音LOVEという訳ではないので、音質だけなら他の製品を選んでしまうかもしれませんが…
いや~~、それを差し引いてもこの手軽さは非常に魅力的ですね。
一度ペアリングを済ませてしまえば、ケースから出すだけで勝手に電源が入って勝手に接続してくれる上に、左右の接続が突然途絶えることもありません。
日常使っていると「ケースから出して耳にはめたら、あとは再生ボタンを押すだけ」という感じです。
仕様を終える時も、わざわざ電源を切らずに、ただ耳から外してケースに収めるだけ。
この手軽さはたまりませんな~~~。
特に「Q16」の左右接続が不安定になってからは、左右がつながっているBluetoothヘッドセットに切り替えていたものですから、あの左右をつなぐコードが無いのはとってもストレスフリーです。
ということで、シャリ音が好きで、なおかつケーブルの煩わしさから解放されたい人には大のおすすめ。
シャリ音が好きでなくても、ケーブル無しタイプの快適さ・お手軽さを探している人になら、おすすめできる製品だと思いました。
あとは音量調節までヘッドセット側で出来れば最高なんですが、さすがにボタン一個ではそこまで対応できないんだろうな。
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購入金額
5,299円
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購入日
2018年11月頃
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購入場所
Amazon.co.jp
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