先日あり得ないほど安かった同シリーズのmicroSDHC 32GBについてはレビューを掲載しました。
32GBモデルは書き込み全般が今時の製品としてはやや遅めではあるものの、圧倒的な安さの割には性能も極端に悪くはなく、NANDチップも比較的メジャーなSK Hynix製ということでコストパフォーマンスに優れた製品と評して良いものでした。
そして、その32GBと同様に異様なほどの安さだったのが、こちらのmicroSDXC 64GBです。元々の表示価格である1,584円でも充分に割安だったのですが、私が会計した時点ではこれに800円のクーポンが付いていたのです。他のブランドならmicroSDHC 32GBでも買えない程度の値段でしかありません。
microSDHC 32GBと同様に国内代理店のアーキサイトを経由した、永久保証付きのパッケージでした。
添付品はmicroSD→SD変換アダプターのみです。ソフトウェアの類の提供はありませんが、さすがにそれを期待するような価格でもないでしょう。
32GBよりはワンランク速い
それでは恒例のベンチマークテストの結果を見てみましょう。
測定環境はこれまでと同様にASUS P6X58D-EのUSB3.0端子に接続した、iBUFFALO BSCR20TU3のmicroSDスロットに装着した状態での計測となります。
まず、シーケンシャルリードはほぼ公称値通りで、安定して90MB/sを少し超える辺りの値を示しています。ただ、意外なのはランダムリードが格安品としてはかなり優秀な値を記録しているということです。一昔前のUHS-Iモデルのハイエンドに肉薄する値ですから、これは評価していい水準でしょう。
一方、書き込みは優秀だった読み出しと比較するとどうしても見劣りしてしまいますが、同シリーズのmicroSDHC 32GBよりは明らかに速く、比較的低価格なClass10モデルよりは明確に速いといえる水準です。概ね35MB/sを超える値を記録していますので、特別に速いというわけではないものの、遅さで不満を感じる程でも無いはずです。32GBモデルは20MB/s程度で頭打ちでしたから、これはさすがにちょっと遅いかと思っていましたので…。
microSDHC 32GBの圧倒的な安さの前に少しインパクトは弱まってしまいましたが、性能と価格のバランスでいえばこちらのmicroSDXC 64GBの方がむしろ好印象でした。現在はセール期間が終わってしまったらしく値上がりしてしまいましたが、似たような価格帯で出てくればお買い得度の高い製品と評価できます。
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購入金額
784円
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購入日
2018年08月31日
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購入場所
Amazon
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