冬になってきました
せっかく北海道に来ているので、その低湿度と低温を利用して燻製を作ってみました
東京では出来ないかもしれない外での風乾も出来そうですし空気も綺麗です
燻製機はこれから自作するとして、電気コンロをきちんと動かすための温度コントローラを
作成しようと思います
KKmoon 90~250V 10A デジタル温度コントローラ 熱電対 -50~110摂氏度 センサー 付き です
アマゾンを見ると似た様な物があるので、おそらく同じ物だと思われますが、この類いの中華物は柄が同じでも中身が違うのは良くある話なので、実績がある物を買ってみました
最安値は1000円からあります
内容はとってもシンプル、本体、温度センサー、簡単な冊子です・・・(英語)
配線図はとても綺麗に解説されている方がおりますので、こちらを参照しました
http://www.peatshop.com/smoke/ontyouki.htm
元々そんなに配線が必要なところはないので簡単です
基本的にはこの端子をマイナスドライバーで緩めて挟むだけですが、その大きさから単線を1本しか挟めないので端子を1本化しておく必要があります
そのまま作ると配線がむき出しになってかっこわるいので、なんかに仕込むこととしましょう
今回は燻製用の温度センサーを作るので、アウトドア感を出すために、切り株の中に仕込んでみましょう
切り株は知り合いの林業をやっている方から輪切りを10M分くらい 20cm位ずつに切ってもらい譲ってもらいました
材木はその辺の灌木のシナノキです
堅くはありませんが、夏に切り倒してしまったので、水分が多いです(割れそう・・・)
水の中に入れて干すとか、乾燥法は色々ありますが、今回はボイラー室に間借りして自然乾燥させます
イチイとか樫の木だと加工が大変ですし、割れが激しいので良しとしましょう
実は、これを作る前に、丸太をパーツサイズにノミで穴を開けくりぬくタイプを作っていましたが、制作途中で、乾燥して割れてしまいました
簡単に言えば、削るときはシンメトリーに削っていき、木の中が均等に乾燥して行かないと割れると言うことが分りました(分っちゃいましたが、途中で割れると心が折れます)
今回は彫り込みをやめてなるたけ均等に乾燥させるべく3等分にしました
さてさて作成開始・・・
まだ水分が残っている切り株を干しつつ3等分に分けました
切り落としに使ったのは手鋸です、電鋸にしようかと思いましたが、心を込めて手鋸で作業です
点線は、心の迷いです(^^;)
とりあえず3等分に・・・
コンセント等を仕込むところをケガいておいて、真ん中の部分はドリルで適当に穴を開けて、ジグソーでくりぬきます
大雑把に適当に真ん中に穴を開けて切り取っていきます。だんだん大きく開けていけば綺麗に切り取れます
ちょっと抵抗はありますが、ゆっくり前後に切っていけば問題ありません
節を抜いてしまわないと放射状に割れるので、早々に抜いてしまいます
内脂肪の模型みたいになってきました
切って約1日たったところで、上下のふたの部分ははシナって来ました・・・・
ありがちの光景ですね
前に作った作品では、チェーンソーの切断面では無く先にサンダーで削った面を作って、それから鋸で切った蓋はしなりが少なかったですが、今回は服が汚れるので後回しにしました
そうしたら、しなりが大きかったです・・・(T_T)
先に削った方が良さそうです・・・(後悔先に立たず・・・)
どうせ最後はサンダーで削っちゃうんですが、とりあえず乾燥させきって水平を出そうと思います
蓋も節を抜いちゃえば良いんですけどね・・・
抜いたら蓋にならないので自然に任せましょう
3個のパーツを重ねてここから20キロほどの重しをつけて、なま暖かい場所で1週間乾燥させます
さてさて、乾燥したら、穴を開けていきます
穴は鋸とドリルで開けます
マルチツールも試しましたが、合板には強いマルチツールも丸太だときついです
レシプロソーに、解体用チップソーを付けて切ろうと思いましたが、綺麗に切れません(ギリギリの所を攻めることが出来ません
なので、木工用のジグソーの刃を付けて切りました
これなら良く切れます
とても良い感じに切れました90度回転出来たので横もそのまま切ってしまいました
電源コネクターを入れる穴を掘らなければいけない後ろ側は
フォスナービットで頑張って掘って掘って、掘って、掘って作りました・・・
上記セットの15mmはなかなか良いです・・・
そんなわけで作ったら、
サンダーで、サンディングします
サンディングの写真は・・・
忘れました・・・
ペーパーも安くなったので、この頃は気兼ねなく穴あきサンドペーパーを使える様になりました
80番あたりから250番あたりでまとめて平らにします
サンディングすると、白く綺麗になります、左がチェーンソーで切った面ですが、サンディング後との差がはっきり出ますね
平らになったら、ひび割れや穴を木工パテで埋めて乾燥させます
乾燥させたらさらにサンディング・・・
250番から450番くらいでまとめます
このくらいになってくると年輪が浮かび上がってきて良い感じに仕上がってきます
終わったら、サンディングシーラーを塗ります
塗らなくても出来ますが、まだ木が生きているので、この後塗るウレタンニスをお腹いっぱい吸ってしまいますので、目止めをするためにやった方が経済的に安上がりです
特に年輪の中心はもの凄く吸うので、シーラーを塗らないのなら、薄めのウレタンニスを塗ったら、ヒートガンで暖めて強引にニスを硬化させ目止めをした方が良いと思います
サンディングシーラーが乾燥したら、またサンドペーパーで削ります
初めはサンダーで、最後は手で削りました
削って、平面を出したらウレタンニスを塗っていきます
塗っては、削り、塗ること3回・・・
最後は、スプレーで仕上げます
最後は600番のサンドペーパーで仕上げて、フローリング用のワックスを塗りました
側は出来たので中の配線を入れていきます
配線はこんな感じ
コネクターは小さいので、クイックロックを使って1本にまとめて取付けます
黒の矢印は温度センサーにつなげる線です
イメージは黒は黒でまとめる、白は白でまとめるといった感じです
こんなのを使ってまとめます
これに圧着をして、先をちょっと切ってあげれば、より線も本体端子穴に?きちんと収まります
ただしこちらの端子はは、クイックロックの穴には入らなかった(長さが足りなかった)のでクイックロック側はより線を電灯線(単線 VVF)に圧着して変換し接続しました
どちらにしても、電気コンロを繋げるので、余り線を細くすることは危険なので避けたいところです
そんなこんなで完成!!
恐る恐る、電源ON、配線も合っているようです!!
(^_^)v
ちょっとギリギリだったんで、横幅を後から広げました
木で作らなければ、簡単ですがちょっとやる気を出して作ってみました
暇つぶしにはなりましたね・・・
コマンドの設定・・・直訳に近いですが・・・
操作説明
電源ボタン(4個のボタンの左下)を3秒以上押すとオンとオフの繰り返し、設定中に押すと設定終了
Workランプ:電源出力中点灯
※setランプ:設定モードに入っているとき表示される
①Sボタンを3秒以上押すと、セッティングモードになり、HCが表示される
△または▽で HC-d-LS-HS-PU-CA-ATを循環して表示する
②コードを入力するためには表示パラメーター上で もう一度 Sボタンを押す
温度設定(ここが基本)
Sボタンを2秒以下で押し、△または▽でデータを変えると自動的に保存される。
△または▽を長押しで温度表示設定スピードが変えられる。
HC・・・ヒーティングコントロール・冷却コントロール
LS・・・下限設定
HS・・・上限設定
PU・・・遅延の開始 次回の働きを行うまでの間隔
CA・・・温度補正 -10~10 ℃
AT・・・出力停止タイミング
という感じで循環して表示されるので替えたいモードでSボタンを押そう
△ボタンまたは▽で変更する データを選択し、電源スイッチを押すと保存され、モードを抜ける
細かい説明は・・・
HCモードでセットボタンを押すと、ヒーティングコントロール・冷却コントロールを選択することが出来る
ヒーティングコントロール
温度コントロールモード(HC)での表示はH
例:40℃での設定で、折り返し温度範囲が2℃では、設定温度40℃より環境温度が高いときはリレーはスイッチオフとなり、電源出力がとめられる。
環境温度が設定温度である38℃より小さいときはリレーはスイッチがオンとなり、出力が再開される。
冷却コントロール
温度コントロールモード(HC)のうちC
40℃の設定で折り返し温度範囲が2℃では、環境温度が40℃より小さいときリレースイッチはオンとなり電源が出力される。
HCの状態は 暖房/冷却の切り替え サーモスタットによる H=加熱 C=冷却
温度コントローラーを温める(H)ために使うのか冷やす(C)ために使うのかを設定する
つまり、燻製を作るためには (H)のモードにしておいてセット
(HS)のパラメーターを決めておいて
例えば 60度とか、
次の(d)のパラメーターで、
何度下がったらまた通電させるといった設定をする事になる
例えば 3度とか
d 温度折り返し範囲 オンとオフの間の温度範囲
設定した温度に到達後、再度加熱を始めるまでの温度差(d:規程値2℃)
下がったら通電すると言うことです
LS 下限設定 最下限が設定される 最小値-50℃(それ以上は回路切断でエラーになる)
最下限温度を設定する(LS:既定値-50℃)
HS 上限設定 最上限が設定される 最大値110℃(それ以上は回路切断でエラーになる)
最上限温度を設定する(HS:既定値+100℃)
PU 遅延の開始 次回の働きを行うまでの間隔 0-90分
温度に到達してから一定の時間を経過しないと加熱を開始しないよう時間(分)を設定する(必要に応じて PU:既定値0分)
今回の燻製作りには必要なさそうです
CA 温度補正 -10~10 ℃
必要に応じて温度センサーが感知する温度の微調整(必要に応じてキャリブレーションを行う事)
今回の燻製作りには必要なさそうです
AT 出力停止タイミング 初期設定はオフ 単位は 分
今回の燻製作りには必要なさそうです・・・(^^;)
その他注意事項:
パラメーターロック:▽を3秒以上押し、点滅させる、OFF表示にすると、ユーザーによってパラメーターがロックされたことになる。
同じようにON表示はアンロックされたことになる。
(ロックの後はチェックできるが、変えることはできないが温度アジャストは調節可能)
故障の時は・・・
センサーがショートしたり、環境温度が110℃の上限を上回った場合、回路は切断され、HHH表示となり、出力は停止される
センサーが正常に働き、環境温度が-50℃を下回った場合、LLLが点滅表示され、出力は停止される
-
購入金額
1,399円
-
購入日
2018年08月19日
-
購入場所
アマゾン
cybercatさん
2018/11/18
今度燻製の完成品もアップしてくださいよ!
hideさん
2018/11/18
燻製機の方ですが、まだ、もらってきた廃材の状態です・・・
出来ましたら、UPします
なんとか、お正月は一人、手作りスモークサーモンとスモークチーズ
手作りベーコンで祝いたい物です
PZJ70V1さん
2019/09/06
最近燻製作りにハマり、温度管理のためにKKmoon 温度コントローラーを購入しました。
私は電子工作は未経験で、全く自信がないのですが、配線不要の商品と間違えて購入してしまいました。
しかし、元々DIY 大好き!車いじりでは配線関係の作業もしているので、半田ごてやワイヤーストリッパー、電工ペンチなどは日常的に使用しています。ですから、hideさんの記事を参考にさせていただき、チャレンジしてみようと思います。
そこで、いくつか教えて下さい!
使用するケーブルですが、AC100Vということで、それなりに太い物を使用した方がいいと思うのですが、どの位の物を使用したらいいでしょうか?コントローラー本体の端子は結構細めのようなので、ちょっと迷ってしまいます。それから、ヒューズは使用しなくても問題ないでしょうか?
配線について怖いので確認させて下さい!プラグの片側の方ケーブルは本体の2、4の端子へ、もう方のケーブルは、本体の3の端子とコンセントの片方へ。コンセントのもう片方のケーブルは本体の1の端子へ。本体の5、6は、付属の温度センサーへ。
こんな感じで間違いないでしょうか?
不躾な質問、すみません!
hideさん
2019/09/06
電線は 1.6のVVFを使っています
これは、家庭内のコンセントが、所詮VVFで配線されていると予想されるので、これ以上の電流が流れたところで、家側のブレーカーが落ちるだろうと予想しているからです
本文にはありますが、1.6のVVFでは太いので、棒状端子に圧着して、本体に接続しています
線に関しては、マニュアル通りに繋げれば良いのですが、マニュアルをよく読むと、100Vのコンセントの黒側と白側に大きく分けられてどちらかを接続しているだけです
なので、クイックロック2個に配線の色ごとにまとめて接続しています
クイックロックは、単線用なので、コンセント端子等は、より線を使う関係で、その部分だけは、より線を半田メッキして単線化してまとめています
クイックロックを使わずに圧着もしくは、半田付けするなら必要ありません
黒は黒、白は白と配線すれば間違えません自信がなければ、色つきのコードを用意すれば分かりやすくなります
中華商品なので、買った商品の規格が変っていると困るので、番手での説明はあえてしないでおきますが、おそらく添付の説明書があろうかと思いますので、確認してください
本文にも書いてありますが、私のページではありませんが、番手付きの説明もあります
http://www.peatshop.com/smoke/ontyouki.htm
ヒューズに関しては、電熱器本体側に付いているので、こちらには取付けていません
2重にヒューズを付けてもあまり効果がないだろうと思いますし、このセンサーは本体温度が上がると、どうやら通電が止まってしまう安全?設計みたいなので付けませんでした
PZJ70V1さん
2019/09/11
無事、完成 しました。
ところで、私は燻製作りのために温度コントローラーを作ったのですが、
ステンレスのスモーカーの温度計を外し、その穴に温度センサーを差し込むつもりです。
一つ心配なのは温度センサーのケーブルの被覆が、熱に耐えられるか。。。
だいたい90度以下位での使用になると思いますが、いかがでしょうか?
hideさん
2019/09/11
温度センサーのケーブルですが、燻製だと対温度120度位かと思いますが、
ステンのスモーカーだとステン自体が熱くなるのでどうしましょうか?ということですよね
おそらくですが、皮膜は直でステンに当てれば溶けると思いますので
対策は必要でしょうね
直にケーブル皮膜がステンのスモーカーに触れない様に設計するしかないと思います
PZJ70V1さん
2019/09/28
温度センサーのケーブルを熱収縮チューブで保護して、問題なく使用できました。
しかし問題が一点。使い方が間違っているのかもしれませんが、途中で設定温度を変えようと思い、Sボタンを短く押して矢印ボタンを押したのですが、温度を下げることはできるけど、上げることができないのです。なんでだろ?コンセントから一度抜いてもダメです。リセット操作とかないんですかね?
hideさん
2019/09/28
中華製品なんで矢印ボタンが壊れているのかどうだかは分りませんね
セットボタン長押しの状態では上下ボタンが両方動けばまた更に混迷に向かいますが・・・
その状態で動かなければボタンの接触の問題かと
リセットは出来ないと思います
PZJ70V1さん
2019/09/29
もう少し詳しい状態がわかりました。
前回、71度に設定しました。途中でもうちょっと上げようと思い、短くSボタンを押してから上向きの矢印ボタンを押したのですが、設定温度が上がりませんでした。
今試してみたのですが、Sボタンを長押しして、設定画面に入り、上向きの矢印ボタンを押してみましたが、問題なく機能しています。
Sボタンを短く押して、上向きの矢印ボタンを押してみましたが、動きませんでした。設定温度を下げるために下向きボタンを押してみると、問題なく動いています。設定温度を下げた状態から、上向きのボタン押して設定温度を上げてみると、機能するのですが、一度設定した71度で止まってしまい、それ以上上げることができないのです。ボタンの問題ではなさそうですね。最初に設定した71度が邪魔しているようなイメージです!変ですねー!
hideさん
2019/09/29
この機械はただのサーモスタットなので、基本は上限温度で切れて、下がったらまた電気が入ると言うことだと思います(逆に言えばそれしか機能はないかと)
温度を上げるなら、最高設定温度を高く設定すれば良いのではないでしょうか
理屈上は同じ温度を保ったまま放置出来るという考え方です
途中で上げたりすることは出来ないと思います
オムロンとかのスイッチと一緒にしては駄目でしょう(^^;)
PZJ70V1さん
2019/10/01
ありがとうございました!
完璧ケアレスミスでした。最初の設定の際、上限設定を71℃にしてありました。とりあえず、上限設定を使用状況を見ながら上げておき、実際の使用に際して、上限設定以下の温度で必要な設定温度に設定する、こんな感じでやってみます!
色々ありがとうございました。