弟所有車のFIAT500ですが、うちの子供達が借り出している時に、
フロントタイヤがバーストしたんです。
道路を走行中ではなく、キャンプ場近くの駐車場の段差を乗り越える時だったようなので、
大事には至りませんでした。
しかしFIAT500にはスペアタイヤの備えはなく、パンク修理キットが装備されているだけ。
もちろんバーストしたタイヤには使えません。
時計の針が日付をまたぐ時間帯でしたが、JAFに連絡.
最寄りの提携工場まで牽引していただいたあと
その工場に保管されていた同銘柄サイズ違いの古タイヤを提供してくださりました。
JAF会員証の提示だけで、追加料金はありません。
ありがとうございます JAF これからも継続するよ〜。
リーズナブルな通販を諦めて実店舗を利用した その経緯
こちらがバーストしたダンロップ SPスポーツのトレッド面の様子
タイヤの製造年から数えると10年を越えた酷使の後です
距離は2万キロほどなんですが、流石にひび割れが見て取れます。
サイズは185/55R15ですが、件の工場からいただいたタイヤのサイズは165/55R15でした
リム幅がサイドウォールより外にあります
また直径も小さくなりますので、そのサイズ違いの提供していただいた165サイズは
後輪側に移動させて、無事だった後輪を前輪に移動させてくださいました。
実は、この事件が起こる前にも、タイヤ交換の相談をしていたんです。
夏タイヤなら1本1万円弱で買うことができるだろう。
あまり距離を乗らない車なので、ミシュランかピレリのHRかTR速度レンジを担保したオールシーズン系のスタッドレスを導入しようか。
その場合の予算は1本1.5万円前後になるだろう。
信頼できるタイヤ屋で求めるか、通販を利用しようか? 迷っていたところなんです。
そこに 今回のバースト事件が発生しました。 もうすぐお盆です。
すぐに長男が遠出でこのFIATを利用する予定を聞いております。
もうウェブ予約や、通販で吟味している時間の余裕はありません。
そこで市内にある最大のオートバックス
スーパーオートバックス京都ワウワンダーシティ四条葛野大路店を訪ねました。
十分 信用に値する スーパーオートバックス京都ワウワンダーシティ
新品タイヤには 新車装着タイヤも含めて、黄色や赤色のドットがあります。
それは、タイヤを出荷前にテストドラムに装着して回転させ、コンピューターが弾き出した そのタイヤの中で最も軽い点に打たれるマーク
軽点とよばれるのだと聞いております。
全ての新車装着タイヤは、その軽点とホイール側にあるバルブ位置を合わせています。
この位置合わせにより、ホイールとタイヤをひとつの塊と見たときの回転バランスを出しやすくするのです。
軽点とバルブを合わせた上で、ホイールバランサーで計測を行い、最小限のウエイトをホイールに貼り付けることになります。
過去に この軽点とバルブ合わせを行わないタイヤ専門店と出会ったことがあります。
そのショップは、やはりというべきか、ボルトを締める順番も「対角線」ではなく「円周に沿って」でした。
そんなお店は信用できません。
スーパーオートバックス京都ワウワンダーシティでは、作業の様子を安全なところから見学することが可能でした。
きちんとボルトは対角線で締め上げてくれます そして最後にユーザーの目視の上でトルクレンチを使って 全てのボルトを増し締め
それが終わってから 車の引き渡し
100キロ走行後の増し締めは、提携店のどこでも無料で受けることができます。
もちろん軽点とバルブの位置は揃っておりました。
工賃の明細は明朗です
私は不必要だと考えている 窒素充填は、「要らない」と一言いうだけで 無理強いはありません。
京都ワウワンダーシティでは、スーパオートバックスとピットは別会社の運営のようなので
自分が通販で購入したタイヤの持ち込み作業を受けてもらえますし、その節の作業工賃は同じだとか
今回は予想より多めに支払った タイヤ単価 でしたが
次に自分の愛車のタイヤ交換に際しては、
通販で買ったタイヤをここに持ち込もうと考えております
ダンロップ vs ブリジストン
左右非対称で 攻めたスポーツタイヤの雰囲気を持つ ダンロップSPスポーツに対して
比較的大人し目に映る ブリジストンのネクストリー
走行音の低減を目的に設計される「トレッドブロックのカオス配置」(大きさの異なるブロックをランダムに配することで、お互いが発生させる騒音を打ち消すための工夫)
ですが、ミシュランやピレリのそれと違って 真面目な日本人向けの国産タイヤは ほぼ同じ面積のブロックが並んでいるように見えます。
それでもタイヤ自体の発する走行音は 日本製のほうが輸入ブランドより小さめに感じます。
ストレートなリブは排水性の良さを期待させます
反面サイプの無さは雪上での無力さを予感させます。
私は、
ブリジストンのほうが、路面の凹凸に対する当たりが柔らかく 車が跳ねなくなった
走行音は静かになった
ステアリング操作に対する反応は、ほぼ同じ
転がり抵抗は大幅に減った と感じました。
しかし それは10年落ちの古タイヤと 新品タイヤ だから とも言えます。
少なくとも、古くなった純正装着タイヤであるダンロップより 悪くなったことはありません。
ただオートバックスでも半額程度で入手可能だった韓国クムホタイヤならどうだったのだろう?
気になります。
今 改めて思うことは
バーストする前に通販で
このブリジストンネクストリーを買えば2/3程度の価格で買えた
並行輸入のダンロップなら半額程度で買えた
同じ値段を出せば ミシュランの高速スタッドレスが買えた
という 後悔 です
とはいえ 車の所有者は弟ですし 迷惑をかけたのですから
日本製ブリジストンの定番タイヤを選んだのは
ま 正解かな と自分を慰めております
余談
最初は7万数千円の見積もりでした
え〜 そりゃ高いよ 6万ポッキリにしてよ というと あっさり承諾
それなら5万にふっかけて 5.5万円程度に 落ち着いたのかな?
タイヤの値段って 通販のそれを見ても 有ってないようなものだと 改めて思う次第です。
当たりが柔らかい
装着後しばらく経ちました
駐車場への出入り時に段差があるのですが、とにかく当たりが柔らかい。
走行中に感じる乗り心地の良さもあるのですが、
一般的にFWD車は、前輪の前後位置決めにおけるコンプライアンス値が低めなので
同時に高い段差を乗り越える時には ガツン という衝撃を感じることが多いと思います。
サスペンション側のコンプライアンスが低くても、タイヤのサイドウォールが柔軟だと
当たりが柔らかくなると思いますが、それが直進時に「フラフラ感」を生むのでは困ります。
現在のところ、直進性の良さと ステアリングを切った時の反応の良さを保ちながら
ハーシュネスを巧みに抑え込むことができているな
バランスの良いタイヤだな
そう感じてます。
ブリジストン同社の製品群の中で区分けされている自社評価では 全て「普通」とされる
ネクストリーブランドですが、それはより高級なレグノやポテンザとの比較の上の数値です。
より安価な他社ブランド もっと安価な輸入ブランドのそれと比較するなら
かなり良い点数が付くタイヤだと感じてます。
夏の豪雨の時に感じた雨天性能も期待以上でした
-
購入金額
60,000円
-
購入日
2018年08月05日
-
購入場所
スーパオートバックス京都ワウワンダーシティ
いぐなっちさん
2018/08/22
緊急で履かせたタイヤの引っ張り感が何とも^^;
ところで、並行輸入のタイヤって、コンパウンド硬くないですか?
カナダにいた時、新品タイヤの走行距離に対するワランティーの長さに驚いた記憶があります。
10万キロ程度だったと記憶してますが、日本市場のタイヤってそんなに持たないですよね。
大きい車乗りたいですが、タイヤの値段考えると躊躇しちゃいます。
jakeさん
2018/08/22
事故や怪我がなくて何より、というところだと思います。
海外の走行距離に対する保証が長いのは、たぶん「たくさん走るから」じゃないでしょうか。
欧州も北米も、日本から見たらアホみたいに長距離を走るでしょうし。
フェレンギさん
2018/08/22
コメントをありがとうございます。 それにご心配いただきましたことに感謝してます
ほんとにありがとうございます。
ただの豆知識ですが、ドイツでは「法律で5万キロ以上の寿命」と定められていると聞きました
年に2万キロが普通だと聞きますしね。
ポルシェ認定タイヤの中で 最も寿命が短いのは ブリジストンのポテンザ系だとも聞きました
私の経験では、輸入タイヤでもピレリはそれほど持たないと感じてます
その分 当たりが柔らかく、ミシュランより安価なので、距離を乗らない私に向いているな
雪上性能も期待できるな と考えて 155時代は ピレリ一択でした。
いぐなっちさん がおっしゃるように、デカイタイヤは高いので、知り合いから車種の選択を相談された時には、タイヤ交換時の費用も考えるように促してます
18インチ、19インチの高性能車を買って、凄い安物タイヤに交換するのは
本末転倒だと思いますから、、、。