HUAWEI(ファーウェイ)のSIMフリースマートフォンP20 liteです。
良いところ
- 軽い
- 指紋認証が早い
気になるところ、悪いところ
- 通知が来ないときの省電力設定が複雑
- 落としそう(薄いのでつかみづらい、背面が滑りやすい)
公式ページ
https://consumer.huawei.com/jp/phones/p20-lite/ HUAWEI P20 lite | 携帯電話 | HUAWEI Japan
縦長液晶採用で画面サイズの数字ほど大きく感じず軽い
5.84インチ、18:9、1080x2280、FHD+の(カメラの部分が欠ける)ノッチ付き縦長液晶を採用しています。
画面サイズの数字は5.84インチと大きいですが、5.5インチFHD(1920x1080)のZenfone Selfieより横幅は短く、71mmに抑えられています。
CPUはKirin 659、メモリは4GB、ストレージは32GB、質量は145g、バッテリは3000mAhです。(なお、auモデルのみはストレージ64GBです)
ストレージについては、初期設定後、約20GBの空きでした。
対応しているLTEの周波数と無線LAN(Wi-Fi)、Bluetoothの仕様は公式サイトより以下の通りです。
FDD LTE:B1/3/5/7/8/18/19/26/28
TDD LTE:B41
キャリアアグリゲーション対応、auVoLTE対応
Wi-Fi :802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth® ver.4.2 with BLE (Support aptX)
同社のnova lite 2も検討しましたが、2018年8月現在、BAND 28の利用が少しずつ増加しているように見受けられること、2.4GHz帯がまれにデータが流れづらくなる環境で使うため、5GHz帯の無線LAN(11a/ac)に対応していないことの2点が気になり、P20 liteを選びました。(ほかにもUSBがMicro-B端子、カメラの画素数、ノッチ部分が無いなどの違いがあります)
他のメーカーの同価格帯の製品は重いことから考慮から外しました。
BAND 28の参考サイト:http://www.700afp.jp/ 一般社団法人 700MHz利用推進協会
BluetoothはaptX対応です。LDACには残念ながら非対応のようです。また、FMラジオも付いていません。
goo SimSellerの販売で、OCNモバイルONEのSIMカード付きでした。販売期限が表記されており、有効期限はその3か月後です。なお、契約は任意です。
滑る背面、指紋認証は早い、ここまで薄くなくても良いかも
付属品は本体のほかに、クイックスタートガイド、ACアダプタ(HUAWEI Quick Charger)、クリアケース、イヤホンマイク、SIM取り出しピンです。
本体の背面は、全面と同じ角が丸いガラスになっておりツルツルです。机において横から力を加えると、カメラを軸に回るように滑ります。カメラが出っ張っているおかげで、机に吸い付いて持ち上げづらいということはありません。
厚さ7.4mmと薄いために側面をつまんで持ち上げるときに落とさないよう気を使います。側面は金属のようでガラス面より滑りづらく、円弧状です。できれば、付属のケースなどを使って、側面の厚みと摩擦を増やす方が落下事故は起こしづらいと感じます。背面の質感を消すのはもったいない気もしますが、角が丸いガラスが割れないようにと考えるとケースを使う方が良さそうです。
付属のケースは、液晶画面よりやや高く、横全面をカバーします。カメラの部分は、ほぼフラットになります。指紋認証の部分は下からカットされており、引っかかることはありません。
特徴で紹介した通り、5.84インチ縦長の液晶は5.5インチの16:9より横幅が短く、持ちやすいです。発色は濃すぎるほどで、少し彩度?を落とす設定があっても良いかと思ってしまいました。
通知パネルは片手操作するときに遠くなり、開きづらくなりますが、指紋センサーを下にスライドすると表示することが出来るようになるオプションがあります。
ノッチ部分は黒く変更することもでき、目立ちづらくできるところは良かったです。
指紋認証は便利かつ、思ったより失敗は少なく早いです。もう非搭載のモデルには戻りたくありません。
付属のイヤホンはインナーイヤー型です。カナル(耳栓)型がどちらかと言えば苦手なので良かったです。完全に主観になりますが、やや低域、高域が出づらい感じはします。しかし全体のバランスは悪くなく、音質は普通です。長く聞いていても聴き疲れしない感じがします。個人差はありますが、少し装着しづらい感じがします。
電源、音量上下(アップ、ダウン)ボタンの押し心地も、固すぎず、柔らかすぎず、ちょうど良いです。
使用時の発熱は背面の指紋認証よりカメラ側が熱くなります。熱すぎて持てないということはないですが、はっきりとわかる程度には熱くなります。
スクリーンショットは電源ボタン+音量ボタン下で撮れます。
保存先は本体の「スクリーンショット」フォルダで、JPG方式で保存されます。
端末ロック時の音量ダウンキーの2回押しは、カメラの設定からウルトラスナップショット→「カメラを開く」「カメラを開いてクイック撮影」のいずれかを割り当てることができます。
カメラついて詳しくないのですが、画質に不満なく撮れています。デュアルレンズを使って背景をぼかす「ワイドアパーチャ」機能は使用してみましたが、イマイチ効果を感じることができませんでした。
アプリの縦長画面対応
個別のアプリでは、初期設定は16:9の表示になっています。縦長を生かすためには、アプリごとに設定する必要があります。
アプリの起動時に縦長表示にするか聞いてくるので、そこでONにすると縦長になります。あとからでも全画面表示を押しても同様です。
設定→画面→全画面表示で、どのアプリの設定がONになっているのか一覧で表示できます。
Youtubeなどで16:9の動画を見る場合は、横に黒帯が入ります。そのぶん動画がやや小さくなるので、よく使う方は考慮した方が良いでしょう。
バッテリに不足感は無し、夏場の充電は風を送って冷やすと早いかも?
バッテリは公称3000mAhです。個人差はあると思いますが、一日使っておよそ40%ほど残る感じで使用できており、不足感はありません。ただ、ナビなどを使うともう10%ほど減る感じなので、安心感があるというほどではありませんでした。
充電器は9V2A or 5V2A出力の急速充電対応のものが付属しています。寸法はコンセント刃の部分をのぞいて、52x41x24です。
付属のUSBタイプA-USBタイプCケーブルは、コネクタを含めて約1メートルです。Type C側のコネクタは、USB 2.0対応?の仕様のようです。
上下の向きが無いUSB-C端子をはじめて使いましたが、micro-B端子よりさしやすく、丈夫そうに感じられました。
急速充電についてですが、HUAWEI P20 lite FAQ 44には「特に、夏場など周囲温度が比較的高い場合、端末が放熱しにくいため、周囲温度の低い冬場に比べ、充電速度が遅くなりやすくなります。」とあります。
実際に、室温27度で充電したとき、エコキーパーの表示は8-12Wで、最大能力では充電しないと推定されます。また、充電後時間がたって発熱してくると、5W程度まで給電能力を落としている挙動が見受けられました。ファンなどで風を送って本体を冷やしてやると、8-12W程度まで給電能力が戻りました。
見た目の変更と、通知が来ないときの省電力設定が複雑
設定が初見ではたどり着けない場合が多かったです。設定が深い位置にある場合は、最初の設定画面の一番上の「検索」に「バッテリー」などと入力する方が早いと思います。
見た目の部分で変更した設定は「ノッチ」「ホーム画面のスタイル」「電池残量表示」3つです。
- 設定→画面→ノッチ
- 設定→画面→ホーム画面のスタイル→ドロワー
- 設定→電池→電池残量表示位置→アイコンの隣
通知が来ないときに確認する部分は「起動」と「バッテリーの最適化を無視」の2か所あります。どちらが通知が来ない問題に効果があるかは不明で、困りものです。
- 設定→電源→起動
- 手動で管理に変更し、「自動起動」と「バックグラウンドで実行」をONにする
- 自動で管理になっているときの、現在の状態は判別できないようになっています。
- 設定→アプリと通知→アプリ→画面下設定マーク→特別なアクセス→バッテリーの最適化を無視
- 通知が来ないアプリを許可するに変更する。
一か月ほど使ってみて追記
- バイブレータが少し弱めで、気が付かないことがありました。
- 画面に指紋が付きづらく良いです。理由は不明です。
- カメラのナイスフード(モード)はカメラアプリの設定からあとでダウンロードする仕様です。
- 暖色を強調する感じで、たしかにおいしそうに見えます。
- 画面の角が丸いですが、使っているうちに気にならなくなりました。
- 設定→画面→画面の解像度で、HD+(720x1520)に解像度を下げても文字などに粗さを感じません。
- 消費電力を節約するモードと書かれていますが、画面の遷移も若干早くなる感じがします。
- 画素ピッチは1080x2280で431.996ppi、720x1520で計算上は287.997ppiです。
- 文字サイズは「大」が使いやすかったです。
- 設定→画面→文字サイズで変更できます。
- ロック画面で表示される通知は、ロックを解除すると自動的に消えます。
- すなわちロック画面の通知は、前回ロックを解除してから、ロックに入り、再びロックを解除するまでのあいだのみ表示されるようです。
- 緊急速報(エリアメール)が届きます。
- ホーム画面のスタイルは、標準よりドロワースタイルのほうが使いやすかったです。
- 設定→画面→ホーム画面のスタイルで変更できます。
- 標準はホーム画面にすべてのアプリが表示されるようになっています。
- Chromeなどのブラウザから「ホーム画面に追加」すると、追加元の?ブラウザアイコンが表示されるようです。
-
購入金額
25,000円
-
購入日
2018年07月20日
-
購入場所
NTTコムストア by goo SimSeller
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。