2018年6月現在のプライベート用スマホ。

既に発売後ずいぶん経っているので、外観や機能一覧などの初期レビューではなく、使い勝手を中心に。長期運用で気づいた点など。

iPhoneはこれで3台目だが、最も使い勝手が良い。画面の大きさと本体の大きさのバランスが片手使いにちょうど良い感じ。

cybercatにとっての初代iPhoneは、故Steve Jobsが最後に設計に関わったというiPhone 5。

自分にとっての初スマホでもあり、これでiPhoneの操作性に慣れてしまったためかも知れないが、非常に使い勝手が良い端末だった。

難点は（これは今のXでもそうだが）Apple独特理論の「閉じた端末」であること。iPhoneにファイルを移すのも／出すのも苦労するという「情報端末」としてどーなのソレ、という設計思想は、「これ一台で何でも出来るので、外部と連携する必要なし」という自信から来るのかもしれないけれど、Appleエコシステム（PCもMac、音楽・画像・動画管理はiTunesで、DAPはiPod系）に乗らなければ、「ネット以外には扉が開かれていない孤立した端末」であるワケでそこだけは気に入らない。

あとiPhone 5に関してはバッテリーの弱さが致命的で、1年半でリンゴループに陥って、新品交換していた（というか無料ではないので、本体割引購入、というのが正しい）。そのため、2年縛りの終了とあんしん保証パック(i)の割戻金終了というタイミングで機種更新した。

それが直前まで使っていたiPhone 6Plus

だが、その画面情報量の多さで、ミニノートPCライクな使い方も出来て劇的に使い勝手が良くなった。その一方、大きくなった筐体は、片手持ち操作には指が長いcybercatを持ってしてもほぽ限界の大きさで、アルミバンパー

を付けていたこともあって、Yシャツのポケットのデザインによってはギリ入らなかったりして、携帯性はイマイチだった。

一方、モノとしての安定性や完成度はiPhone 5からは確実に上がっていて、約3年使ったがバッテリーはあまり劣化しなかったし、末期でもあまり遅い感じはしなかった。ただ、さすがに4年はバッテリーが心配．．．と考えて、購入したのが本機。

6Plusのノーブランドティッシュボックスよりはセンスが良いな。白すぎるけど。

会社携帯がガラケーからiPhone 6Sになったので、ちょうど比較対象があったのだが、一度Plusの大きさを味わってしまうと無印（8や7）には戻れんな、と。かといってiPhone 8Plusはやっぱり持ち歩くには限界の大きさ。それより小さい上に表示情報量が多いなら、X一択ぢゃん、ということに。ホームボタンの廃止で、操作性が変わる事への不安はあったけれど、メリット/デメリットの差は前者が大きいかと。

あと、自分にとってiPhoneの使い方として重要なのが、出張時の動画鑑賞があるのだが、それに便利なイヤホンジャックはどの機種でも廃止されてしまったので、かねて用意のアンバランス/バランス両対応Bluetoothポタアン

を使うことにすればどれ選んでも同じ、ということで、今までのiPhoneの延長線上に「ない」Xを選択することに。

容量的には、6Plusの128GBでも動画を詰め込むといっぱいだったので、64GBはあり得ず、必然的に256GBへ。色は機械モノには白は極力使わない主義なので必然的に「スペースグレイ」に。ただ、シェーバーのような明るいグレイだった6Plusとは違い、かなり暗いグレイになったので、まぁ妥協できるかなという感じ（背面処理に関しては、歴代iPhoneの中では今なお、エッジがキンとたってモノリスのような無印5の「ブラック」が群を抜いてセンスが良いと思う）。

ほぼ全画面なので、一面ブラックアウトされており精悍。

5s以降クソだった裏面も、ここのところソコソコ持ち直した

実際使ってみると、あれほど使っていたホームボタンがないのには初日で慣れた（会社のiPhone 6Sは継続して使っているので、持てば頭が切り替えできるという感じ）。

約半年運用して見えてきた特徴は次の通り

【良い点】

・バッテリーの保ち：5はいうに及ばす、6Plusの使い始めと比べてもダントツ

・画面の美しさと広さ：動画の鑑賞などは全然違う

・写真の美しさ（発色の良さと明るさ）：そんじょそこらのコンデジを完全に凌駕する

・絶妙な大きさ：指長めのcybercatには片手持ちにちょうど良い

・反応性の良さ：アプリの起動/切り替えは歴代で一番早い（例外あり↓下記）

【悪い点】

・プチフリ多発：1日に4～5回は入力や画面操作を受け付けない（固まる）

・Face ID認識しない時の回避法：6ケタのパスコード入力しかない

・コントロールセンター呼び出し：画面右上から中央へのスワイプなので片手操作不可

...といった感じ。

とくにザンネンなのはプチフリが多発すること。画面をフォアグラウンドにするとサーバーと通信を行う仕様の6Plusのころから遊んでいるゲームを常駐にしているからかも知れないけれど、 どのボタンもタッチも効かない状態に日に数回はなる。6Plusのころは全体の動作や切替はややもっさりしていたけれど、プチフリはほぼ発生しなかった（逆にXでは今まで遭遇したことがない「完全フリーズ」に関しては、6Plusでは数ヶ月に一度定期的に？経験したが）。

この部分とFace IDが効かない場合のセキュリティ解除がパスコードしかないのが2大イマイチポイント。6Plusのころは、Touch IDの認証精度がさほどでもなく、結構な確率でパスコードを入力していたので、あまり気にならないかと思っていたが、会社スマホの6Sの認証精度がかなり良く、ほとんどパスコードを入れる必要がないため、なおさら気になる。

あとコントロールセンターを起動するのが片手では難しくなったので、懐中電灯としての使用に当たってワンクッション必要になったのが．．ね。

ただ全体の総合点数としては3機種使ったiPhoneの中では最高。大きさ、速さ、バッテリー、いずれも一番良い。

あとは3年ほど保てばナー。次のローテは2020年冬の予定なのでｗ

ま、一番ザンネンなのはこの産廃トリオだが（全て使用せず）

【iPhone X A1902 MQC12J/A仕様】

Color：Space Gray

Internal Memory：256 GB, 3 GB RAM

Dimensions：143.6 x 70.9 x 7.7 mm
Weight：174 g

Display Type：Super Retina display (AMOLED), 16M colors
Display Size：5.8 inches
Display Resolution：2436 x 1125 pixels, 19.5:9 ratio (458 ppi density)

Display Protection：Scratch-resistant glass, oleophobic coating

Display Function：Dolby Vision/HDR10 compliant/3D Touch display

Build：Front/back glass, stainless steel frame
SIM：Nano-SIM
Body Function：IP67 dust/water resistant (up to 1m for 30 mins)
OS：iOS 11.1.1, upgradable to iOS 11.4
Chipset：Apple A11 Bionic
CPU：Hexa-core 2.39 GHz (2x Monsoon + 4x Mistral)
GPU：Apple GPU (three-core graphics)
Camera (Primary)：Dual, 12 MP (f/1.8, 28mm) + 12 MP (f/2.4, 52mm)

Camera (Secondary)：7 MP (f/2.2, 32mm)

Video：2160p@24/30/60fps, 1080p@30/60/120/240fps
WLAN：Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac, dual-band
Bluetooth：5.0, A2DP, LE
Battery：Non-removable Li-Ion 2716 mAh battery (10.35 Wh)
Battery life：Endurance rating 74h

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2023/11/16 充電できない不具合が出たが、最新iOS（17）の対応機種から外れたこともあり、

　　　　　　修理ではなく、iPhone15 proに機種変更することにした。「つなぎ」の機種として

　　　　　　は最新iOSも対応するiPhoneSE（第2世代）を手配できたこともあり、それを予備

　　　　　　にすることにして、本機は下取り機種としてドナドナ。