本日から開催されているオーディオ関連の総合展示会であるOTOTEN 2018。今回は日本オーディオ協会が監修したリファレンス音源を収録したUSBメモリーが販売されました。
実はこのUSBメモリー自体は日本オーディオ協会の公式サイト上からも購入できるのですが、会場で買えば本体の金額で購入できるものの、公式サイト上から買うと別途900円送料が乗ってしまうということで、会場で購入してきました。ちなみに販売価格は2,500円(税込)ですが、日本オーディオ協会の会員はここから1割引となるとのことです。
箱の内容物は上の写真の通りブックレットとUSBメモリー1つだけです。このUSBメモリーは16GBのもので、はっきり言ってしまうと秋葉原辺りで安く売られているものと同等のものです。USB3.xにも対応していない、USB2.0までの対応品のようですが、この程度のUSBメモリーで32bit/192KHzを直接安定して読み出せるかは少々疑問です…。
オーディオ的な視点で聴くには素晴らしい
USBメモリーの中身を見てみましょう。
Mac OSで編集作業をしていたようで、Windows PCで見るとテンポラリファイルやフォルダーが残っていますね。
あまり詳細に中身を書いてしまうと膨大な量になってしまうのですが、参加アーティストと演奏楽器は次の通りとのことです。
「ピアノデュオ/ドゥオール 藤井隆史・白水芳枝」
「ヴァイオリン/福崎雄也」
「ピアノ/にとまいこ」
「パーカッション&マリンバ/平子ひさえ」
「サヌカイト/小松玲子」
「琵琶/熊田かほり」
「尺八/松本宏平」
それ以上の詳細については、PDFで公開されているJASジャーナルの当該ページをご覧ください。
音質はオーディオ的な視点で見ればさすがに素晴らしく、ハイレゾデジタル録音らしいクリアかつ緻密なものです。ただ、演奏そのものはさすがに超一流アーティストというわけではなく、当然プロのクオリティーではあるのですが強く印象に残るものでもありません。
強いていえば、サヌカイトの演奏は独特の音色が楽しめますので、個人的な一押しはこれでしょうか。
これは買っていただいて、あくまで「音楽」ではなく「音質」を楽しむべきものと思いますので、これ以上は解説しません。USBメモリーで提供されてはいますが、HDD/SSDにコピーしてから再生するべきものと思います。音質的にも直接読み出すよりは安定感や密度感に優れたものとなりますので。
-
購入金額
2,500円
-
購入日
2018年06月16日
-
購入場所
OTOTEN 2018 会場
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。