イヤーフック(イヤーガイド)。
イヤホンの装着法は、ハウジングから出るケーブルをそのまま下に垂らすかけ方と、一度上方にケーブルを出して、耳の後ろに沿わせて下方に導くやり方の二つがある。後者を一般的に「SHURE掛け」という。
その名の通り、SHURE
や、同じような筐体構造のWestone
のIEMのように「ケーブルを耳の後ろに沿わせることを前提に造ってある」IEM/イヤホン類の大多数はケーブルの根元にワイヤーが入っていてクセがつけやすく、容易にそのかけ方をする事ができる。
ただ、メーカーが通常装着法を想定しているものでも、各個人の耳の形は千差万別なので、SHURE掛けしたほうが、装着が安定したり、遮音性が向上したりすることもある。
そんなときは別売の「ガイド」を使う方が、付け心地が良い。
以前100均で見つけたイヤーフック、
100円(税抜き)にしては十分な性能で、いまでもよく使っているのだが、イヤホン専門店で「さすがイヤホンメーカー製作!」と感心した製品があったので、ご紹介。
高級イヤホンメーカーfinal。イヤホン本体だけでなく、イヤーチップなどでもよい製品をリリースしているが、このイヤーフック(FI-EHACL)も素晴らしかった。
モノとしては透明度の高いシリコン製のイヤーフック。機能としては約1/10の価格の100均のと同等。
ただし、
・細くて耳の後ろの違和感がない
・細くてメガネのツルとの干渉が少ない
・やや硬めの素材でケーブルのくわえ込みが強く外れにくい
・ケーブルの固定力が強くケーブルのねじれやクセを補正する
という点で明らかに100均のものを上回る。
通常装着法用構造でSHURE掛けの方が合うイヤホンってそんなに多いわけではないので、この程度の投資で快適性が向上するならアリ、なのかも。
ケーブルのクセが強めのOSTRY KC06でもケーブルを従わせる
【仕様】
材質:シリコン
final FI-EHACL イヤーフック Aタイプ Clear
以前入手したものに比べると、ケーブルの「撚れ」の影響を受けづらい
ケーブルを沿わせる溝が細めで、材質的にもやや硬めなので、ケーブルさばきがしやすい
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購入金額
980円
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購入日
2017年06月11日
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購入場所
e☆イヤホン名古屋大須店
atsuo@tokyoさん
2018/04/20
耳に当たる部分も必要最低限で良さそうですね。
メガネをかけるなら断然こちらですね。
cybercatさん
2018/04/20
特につるが後ろまで回り込んでいるタイプのメガネではfinalの方が良いかも。