ヘッドホン・イヤホンの国内大手メーカー、オーディオテクニカのダイナミックドライバーを使った高級モデル。ボディはチタンを使用した独特の形状になっている。生産終了品。
このモデルは、オーディオテクニカ創業50周年の年に発売されており、見た目も音も隙のないモデルと言える。音の傾向は私の好みとはやや異なるが、情報量の多さや再生周波数帯域の広さ、定位感の良さなど、見どころは少なくない。
現在も中古市場などで流通しているが、残念なことにニセモノが出回っているようだ。もし、中古品を探すのであれば、その点に注意してほしい。
高価なチタンを使ったボディは独特の高級感がある
本体中央部がくびれた独特の形状。冬場は触るとひんやりするチタンボディはやや重量があり、高級感がある。カラーバリエーションはないが、このモデルをベースに一部パーツが異なるATH-CKW1000ANVというモデルがあった。
付属延長ケーブルで長さとプラグ形状を変更可
ケーブルは直付けで通常の3極タイプだが、ケーブル長は60cmと短い。60cmの延長ケーブルが付属しており、必要に応じてケーブルの長さを変えられる。直付けケーブルはストレートプラグ、延長ケーブルはL字プラグになっている。
最近のイヤホンでは、LchとRchの区別がつきにくい機種も珍しくない。その点、本機は考慮されていた。本体樹脂部に機種名が「CKM1000」と表記されているが、Lchは青字で、Rchは赤字になっている。
iPodに直接つないだ場合、普段自分が聴いている音量まで上げるとボリュームのマージンがあまりなかった。ただ、やや大きめの音なので、ほかの人には充分な音量だろう。
モニター調の音作りで、生々しさは今ひとつ
音質は情報量の多い密度の濃い音だが、やや高音が強調された印象。音質自体は悪くないが、ボーカルやアコースティック系の楽器にあまり生々しさを感じない。言い方を変えると、リスニングというよりも、モニター的な音に聞こえる。定位感も明確だし、音場感も自然。ただ、やや好みの分かれる音だろう。プレーヤーよりもポータブルアンプのほうが、躍動感が増すが、ダイナミックドライバー1発のモデルなので、プレーヤーでも充分に鳴っている。
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購入金額
20,600円
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購入日
2014年04月24日
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購入場所
エディオン
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