これはRyzen7 1700のプレミアムレビューに合わせて用意したマザーボードとなります。
他のパーツについてはケースを除き、手持ちの在庫分で十分まかなえたのですが、マザーボードについてはAMD CPU対応品ではSocket AM3のASUS M4A88T-I Deluxeまでしか残っていなかったのです。
Ryzen7 1700はSocket AM4対応であり、対応チップセットとしてフル機能版となるのはX370となりますから、その中から選ぼうと思っていました。しかも、その中でも手持ちのオーディオインターフェースが多い32bitのPCIスロットを備えたマザーボードを選ぶつもりでいました。そう考えると意外なほど選択肢は少なく、通販で即納にて入手可能なものといえばASUS PRIME X370-Aか、BIOSTAR X370GT5/LED FAN程度しかありませんでした。そうなるとこれまで使い慣れたASUS製ということで、自動的にこのマザーボードを選択することになったのです。
X370搭載マザーボードとしては最廉価品であるためか、添付品は極めてシンプルです。バックパネル、ユーティリティディスク、SATAケーブル、マニュアル程度しかありません。
今となっては極めて珍しい、32bit PCIスロットが2本備わっています。但し、うち1本はビデオカードを装着するPCI Express x16スロットの真横であり、2スロット厚以上のビデオカードを挿してしまうとこの1本は使うことが出来ず、実質的には1本しかないと見るべきでしょう。CrossFire XなどマルチGPUで使う場合には、もう1本も埋まってしまう訳ですが…。
必要十分だが、初期BIOSでは…
実は取り敢えず組み立てた後、OSを入れようとしていたときには、このマザーボードを使ったPCは起動に失敗するときがあるなど、動作が不安定でした。幸いにしてUEFI上からBIOSの更新が可能となっていますので、インターネット経由でバージョンチェックをしてみると…
初期導入バージョンは「0403」、この時点での最新版は「3401」と、大きくバージョンが進んでいました。当然このまま更新を行いました。
BIOS更新が終わった後は、それまでの不安定さが嘘のように安定して動くようになりました。
ASUSのX370搭載マザーボードしては最廉価ということで、本当に最低限というべき構成であり、特殊機能のようなものは全く用意されていません。電源周りも上位製品と比べればやや貧弱であり、上位製品をオーバークロックで動かすような使い方は避けた方が無難でしょう。Ryzen7 1700を定格で動かす程度であれば問題はないと思いますが…。
このマザーボードを使った結果については、後ほど公開するRyzen7 1700のプレミアムレビューでご覧いただければと思います。
-
購入金額
15,980円
-
購入日
2017年12月21日
-
購入場所
PC Shop ARK
harmankardonさん
2018/01/08
X370は,UEFIの充実度がもう一歩な感じですよね.
jive9821さん
2018/01/08
私の場合は、とにかくレビュー終了後の活用を考えて32bit PCIスロット装備を優先したために、他の部分をすべて諦めてこの板となりました。
PCIスロットを妥協すればもっと良い選択があったと思うのですが、USBやIEEE1394(X370-Aにはありませんが)では、録音に耐えうる音質を持ったオーディオインターフェースが手に入っていませんので…。
UEFIについてはX370-Aだからこんなものなのかと思っていたのですが、どうなのでしょうか…。
アラクレさん
2018/01/09
つい最近のintelやらかした件もあって、個人的にはAMDへかなり注目しております。
それにしても最近PCIって滅多に見ないですよね。
個人的にはサウンドカードの資産がPCI多かったのですが、最近PCI-eしかなくてお蔵入りです。。。
jive9821さん
2018/01/09
CPUについてもデータはすべて取り終わっているのですが、文章のまとめが終わっておらず、公開は締め切り近くになってしまいそうです。
ただ、私が抱いていたAMDのCPUの印象とは全く異なっていて、今回私が試した方向性であれば素晴らしい結果を残してくれました。レビュー終了後に常用する際には構成を変えて完全なサブ機にしてしまうつもりだったのですが、それを躊躇して準メインとなっているPCと役割を入れ替えてしまおうかという気になっています。