パソコン用電源は価格、保証期間、OEM先、外見だけで選んではいけない重要なパーツです。それだけは皆さんご理解下さい。
では、今回はSea Sonic Electronics社が送り出した80+TITANIUM認証電源「SSR-TDシリーズ」のマイナーチェンジ版『SSR-TRシリーズ』からSSR-650TRです。
今まで使っていた””Seasonic製 SS-760KM””も購入&使用開始から7年経ち・・・(それでもまだ3年以上は余裕で戦えるのは分かっていたのですが)VGAを使わなくなった俺にとって760Wは少々大きすぎたので去年から買い換えを模索していました。
そこで、秋葉原でSeasonic電源について本格的に情報収集してみると「FOCUS+もPRIMEも中のパーツの質が違うだけで大差ない」「コスパはFOCUS+」「海外サイトの情報は正直予想であって全くアテにならない」と言う店員さん方の声。
””やはり今回も購入を見送ろう・・・””
そう思っていたところ、店に来ていた大学生?っぽい一団が『PCゲームやるならGeforceだよ』『とりあえず数字の大きい型番なら強い!www』などと言いながらぞろぞろ。
そんな中で「Geforce GTX1070積むならSILVERSTONEのこれでいいんじゃね」などと聞き流すことが出来ない一言を言ってくれました。
その一言が最後のダメ押しになり俺はレジに商品を持って突撃していました。。。。。
ちなみに760KMもDos/V館で購入しています。
余談ですが、ツクモネットショップの『ズバリ価格』に心良く対応して下さったDos/V館3Fのフロア長、レジ店員氏には感謝です。
まぁそんな訳で買ってしまったSSR-650TR、皆さんに見せないのも勿体ないので軽くですが紹介しようと思います。
正直、多くは言う必要ありません。 安定性と品質で選んだらSeasonic一択です。
箱詰め屋に落ちたENERMAXを推す日本人オーバークロッカーもいらっしゃいますが、常時安定して使いたい、品質(ハンダ付けの綺麗さ・パーツ1つ1つの品質等)ならSeasonic以外に選択肢はありません!!!
アキバの店員さんも電源はSeasonic!と言う人が多いのがその証です。
SeasonicでEPS8ピンを2本刺せる600Wクラスはコイツだけ!Core i9+GTX1070+X299チップセットの組み合わせで最高品質を目指すならPRIME Ultra TITANIUMだけ!
今回のSSR-650TRの基本スペック表です。
Xシリーズ・XPシリーズとの分かりやすい違いは「搭載ファンの種類」「保証期間の大幅な延長」が挙げられます。
特に驚くべきはPC業界では最も長い「12年間新品交換保証」という点です。オウルテック扱いのSeasonic電源と言えば「保証期間が海外と比べて若干短くなる」のが当たり前だったのでこの点はかなり画期的と言えます。
しかし、FDBファンになってしまったのは少々残念です。ハイエンドモデルは山洋電気製120mmファンを一貫して搭載してきたのでそれを今回も貫いて欲しかったです。
同梱物ですが、オウルテックのHPには「クイックインストールガイド」「ユーザーマニュアル」が記載されていませんでしたが箱を開けてみると入っていました。
今回入っていた「Seasonicロゴエンブレム(TITANIUM色?)」はSeasonic PRIME UltraTITANIUMを所有しているユーザーにのみ与えられる唯一の証と言えます。
調べてみるとPRIME Ultra PLATINUM、PRIME Ultra GOLDにもそれぞれエンブレムが同梱されているとのこと。気になる方は調べてみてください。
後で触れますが600W帯のPRIMEシリーズで「インテル X299チップセット搭載M/B」や「AMD X399チップセット搭載M/B」でも問題なく使える唯一のモデルがSSR-650TD/650TRです。
PRIME Ultra PLATINUMやGOLD、FOCUS+の650Wモデルは「別途変換ケーブルを用意する必要があります(例①、例②)」。
このような仕様にしたのは『最高の構成を目指すなら最高の電源を使いましょう』というSeasonicからのメッセージなのかもしれません。
電気の消費量は・・・多分減ったかな。
SSR-650TRに換装してからのワット数は
『64W~65W』
となります。
ちなみに構成は以下の通り。
【CPU】Intel Core i5-6500
【Cooler】Scythe 無限5 Rev.B+山洋電気F12-PWM
【Memory】センチュリーマイクロ CBK4GX2-D4U2400H/X26(4GBx4枚)
【M/B】ASUSTeK H170-PRO GAMING(H170-Express)
【NIC】OnBoard(Intel I219-V)
【VGA】OnBoard(Intel HD Graphics 530)
【SSD(OS)】SanDisk ExtremePRO 480GB
【SSD(Game)】Intel SSD330 240GB
【HDD】
HGST HDS5C3030ALA630(3TB)
東芝ストレージ&デバイスソリューション
MG03ACA100(1TB)
MD03ACA300V(3TB)
【光学ドライブ】パイオニア BDR-S11J-BK
【Case】Fractal Design Define R5(TITANIUM)
【PowerSupply】コレ!!!
【OS】Windows7 SP1_64bit
ファンコントールシステムとその他の違い
PRIMEシリーズのファンコントールシステムには「Premium Hybrid Fan Control」なる大層な名前が付けられています。
早い話が『ファンを常時回すか、ある程度の負荷がかからないと回らないようにするか(=セミファンレス)』をユーザーが選べるようにしただけです。
https://www.youtube.com/watch?v=mJ6BqgMK5sA
見にくいし音も小さくてすみませんが、セミファンレスOnだとPC電源を入れた瞬間だけ「ターボ車のエンジンスタート時のような音が出ます(≒一瞬だけ全開まで回す仕様?)」、更に言うなら「Define R5のような静音ケースを使ってても分かるくらいの音量」が出ます。ただしそれはほんの一瞬(1~2秒)なのでそれ以外はかなり静かです。
常に回ってる方が安心って人は常時回転モードにするのがベストでしょう。
詳しいデータが無かったので確証は持てませんが常時回転モードだとヒステリシスゾーン(=10db)くらいでゆるゆる回り続けてるような感じに見えました。
ちなみに昔はセミファンレスOn/Offボタンが背面ではなく、ケーブル接続部(=ケース内)にあったのをご存じですか?
これじゃ~ケースを常に全開にしておく人や、まな板ケース、M/Bの化粧箱をPCケース代わりにしている人じゃないと使わないし使おうとすら思わないですよね。 Seasonic技術陣はこの頃色々迷走してたんでしょう。
ただし、ただ単に迷走した訳ではないのがSeasonicの技術陣。
ケーブルを差し込む場所を用途別に分かりやすく区画毎に整理した点はポイント高いと思います。
黒地に白文字なので凄ーく分かりやすい!第2世代Xシリーズの時からこうして欲しかったよ.....
(*2018年11月11日追記)Mini-ITXケースで使う場合に念のため注意して欲しい。
念のために皆さんに注意して欲しいことがあります。
それは『奥行の違い』です。画像を見ていただくと一目瞭然ですが今回のPRIME Ultraシリーズ(PRIME Ultra TITANIUM、PLATINUM、GOLDの3機種)は全て奥行170mmと少しだけ大きくなっています。 俺が今まで使っていたSS-760KMだと奥行160mmだったので若干・・・ほんの若干ですが大きくなっています。 今人気?のFractalDesignのDefine R5/R6、AntecのP100/P110などのミドルタワーケースなら一切問題無いのですが、Mini-ITXケースだと『電源の奥行に制限を持つ場合が多い』ので注意が必要です。
電源の奥行160mm以下制限を持つケースだと例えば・・・
がそれに該当します。他にもそのようなケースがありますのでMini-ITXケースにPRIME Ultraを使いたいなぁ~と考えている方はメーカーHP/メーカー代理店、店舗店員などに相談することをお勧めします。
価格
世界中のレビューサイトでほぼ共通して言われています。
Bad point 「PRICE」
と。日本だと650Wモデルでも最安で約25,600円なので誰でも簡単に買える代物ではありません。
レクサスLSとかトヨタ センチュリー、NISSAN GT-Rあたりと同じで簡単に買えないから(自作erにとって)いつかはSeasonic!!いつかはPRIME Ultra TITANIUMで居続けられるんだ!・・・的な考え方で行くと残念な価格ではないのかなぁ~???
まぁここも議論が必要かもな。。。
文句なし!
5V系が若干・・・ほんの若干ですが低いことを含めても文句ありません。初期不良にも当たりませんでしたし。 12年間この電源で戦えそうです。
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購入金額
25,500円
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購入日
2018年10月27日
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購入場所
ツクモDos/Vパソコン館
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