先日デスクトップ用のDDR4メモリーを買ったときに、送料無料になるからと細かいセール品を一緒に注文しておいたのですが、その中の一つがこのUSBメモリー、Kingston DataTraveler DT50/16GBFRです。
サイズは一般的なUSBメモリーよりはやや小さめで、キャップレスでこのまま持ち歩くというデザインです。
容量の割には安い品なのですが、ボディーは金属製で見た目よりも重量があります。そのため、連続アクセス時など負荷をかけた場合でも、効率よく放熱されているように感じられます。
パッケージの仕様表によると、USB 3.0/2.0のほか、USB 3.1 Gen1もサポートしているとのことです。もっとも、USB 3.1はGen2でなければ速度面でUSB 3.0に対する優位性はほぼ無く、対応しているかどうかは実用上の問題ではないといえます。
傾向自体はローエンド品だが、新しい分だけ底上げがある
それではいつも通りのベンチマークテストの結果を掲載しておきましょう。接続先のPCは、Core i7-970を搭載したASUS P6X58D-Eで、NEC（Renesas）製USB3.0コントローラーの端子に接続しています。
▲Crystal Disk Mark 5.1.0
▲Crystal Disk Mark Nano Pico Edition
まず、読み出し速度の方を見ると、USB 3.0らしい速度がきちんと出ています。シーケンシャルリードは80MB/sを僅かに下回る程度であり、ランダム4Kも一昔前なら高速型製品でやっと出る程度の速さがあっさりと出ています。
一方で書き込みの方は、優秀な読み出しと比べるといかにも平凡な値となります。とはいえ、一昔前の低価格製品のような悲惨な値ではなく、実用上は特に遅さを感じない程度の速度は出ているのではないでしょうか。
特にランダム4Kでは、遅いとはいえ0.4～0.8MB/sを確保していますので、USB2.0時代のローエンド品のように0.001～0.003MB/s程度という悲惨な速度にはなりません。細かいファイルの連続書き込みをしたときに、少し遅いかなと感じる程度でしょう。
決して性能が良い製品という訳ではないのですが、それでも世代が新しいだけに旧世代でボトルネックとなっていた部分が大幅に解消されている辺りは評価できます。
特にKingston製の格安USBメモリーは、以前使ったものはいずれも速度性能にかなり難がありましたので、実用レベルの水準であることに安心しました。容量の割に価格も安く、コストパフォーマンスは十分優秀と言えるでしょう。
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購入金額
400円
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購入日
2017年09月02日
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購入場所
PC Shop ARK
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