yosyos888さんのエサ(レビュー記事)にぱっくりと噛みついて釣られてしまいました。
外形40mm×40mmはさすがに小さいですね。
■コネクタ面
・電源用MicroUSB
・MicroSD
・100BaseLAN
・USB2.0
・GPIO 26ピン
・GPIO 12ピン(主にUSBとサウンド関連のデジタル信号)
・デバッグ用UART 4ピン
・アナログオーディオ用 5ピン
が用意されています。
コネクタ以外のエリアにはチップ部品がびっちり。
■CPU面
・CPU
・メモリ
・電源系
などなどが載っています。
■GPIOピンの実装
早速コネクタを半田付け。
■ヒートシンク
yosyos888さんのレビューの他、様々な方々の記事でヒートシンクは必須と書かれていましたので、ヒートシンクも同時購入。
取り付けました。
■I2S DACの接続
NanoPi NEOには、PCM5102Aを搭載した「NanoHat PCM5102A to NEO」という小型のI2S DACが販売されていますが、今回は手持ちのラズパイZero用のPimoroni製を使ってみます。
NanoPi NEOから +5V,GND,LRCK,BCK,DOUT を引っ張り出してDAC基板に接続します。
■■■ 2017.08.18 更新 ■■■
■OSのインストールと設定
yosyos888さんの記事と、「NanoPi-NEOとMPDとOLEDで音楽再生サーバ」
を参考(というかほぼそのまま)にさせて頂きながらOS、ソフトのインストール・設定を行います。
OSは公式HPのubuntuをインストール。
WindowsマシンでWin32DiskImagerを使って、MicroSDに
nanopi-neo_ubuntu-core-xenial_4.11.2_20170705.img
を書き込み。
MicroSDをNanoPi NEOに差し込んで起動後、WinマシンからSSHで接続します。
(ID:pi、パスワード:pi)
sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade
を実行後、I2Sを有効にします。
sudo npi-config
rebootしたら再度
sudo npi-config
6.Advanced optionsを選択して
A1.Audioを選択。
card 0 snd-sun8i-i2s-dac(X)
になっていると思います。
(ubuntu4.11.2はPcm5102aではなく、この表記の様です)
■ソフトウエアのインストール
今回はNASではなくMicroSDに音楽ファイルを転送して再生させます。
(日本語のファイル名が使えないのでひとまずMicroSDを使います)
※NAS接続時、/etc/fstab の設定で iocharset=utf8 の記載が抜けていました。追記したところ日本語ファイル名も扱える事が確認できました。
<mpdとmpc、sambaをインストール>
sudo apt-get install mpd
sudo apt-get install mpc
sudo apt-get install samba
sambaの設定を行って共有フォルダを作成します。
mkdir /media/local
chmod 777 /media/local
sudo nano /etc/samba/smb.conf
(下記を追加します)
[Music]
comment = share folder
path = /media/local
public = yes
writable = yes
guest ok = yes
guest only = yes
create mode = 0777
directory mode = 0777
続いてmpdの設定を行います。
sudo nano /etc/mpd.conf
(下記を変更します)
music_directory "/media/"
(下記を追加します)
audio_output {
type "alsa"
name "PCM5102A"
device "hw:sndsun8ii2sdac,0"
mixer_type "disable"
format "*:32:2"
replay_gain_handler "software"
}
終了したらrebootしておきます。
<楽曲をMicroSDに転送>
PCからNanoPi NEOのMusicフォルダに楽曲を転送します。
ファイル名が日本語の場合は半角英数字にリネームしておきます。
mpc update
mpc add local
mpc play
無事再生できました。
■他のDACを試してみよう(その1)
Pimoroni製PCM5102A DACが無事動作したので、DACを自作のTDA1387に交換。
こちらも特に問題なく動作しました。
(DSDは持っていないのでわかりません)
■■■ 2017.08.19 更新 ■■■
■他のDACを試してみよう(その2)
配線の都合で裏返ってしまっていますが、先日ディスコンとなった たかじんさん作の Sabreberry+(ES9023搭載)も問題なく再生出来ています。
ポータブルケースに組み込んでいるので確認出来ませんが、SabreberryDAC ZEROも問題なく動くと思います。
■■■ 2017.08.23 更新 ■■■
■他のDACを試してみよう(その3)
NanoPi NEOに比べて、ユニバーサル基板の自作TDA1387があまりにも大きすぎるので作っちゃいました。
とりあえず2SK369を載せて音出し。
電源はDC-ARROW。
無事動作中です。
■■■ 2017.08.27 更新 ■■■
じんそんさんの最新基板「TDA1387 LR分離 シフトパラDAC for Raspberry pi」の暫定マニュアルが公開されていたので拝見したところ、「Resamplingを32bit/*などとして、量子化ビット数をあげても、DAC側が捨てるので意味がありません。」との記載が。
mpd.confを下記に修正しました。
audio_output {
type "alsa"
name "TDA1387T"
device "hw:sndsun8ii2sdac,0"
mixer_type "disable"
format "*:16:2"
replay_gain_handler "software"
}
■■■ 2017.09.05 更新 ■■■
たかじんさんのHP「new_western_elec」の記事の、「RaspberryPiにympdをインストールする方法」をそのまま実行して、NanoPi NEOにympdをインストールしてみました。
記事の手順で問題なく動作しています。
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購入金額
1,680円
-
購入日
2017年08月頃
-
購入場所
秋月電子通商
yosyos888さん
2017/08/19
NanoPi用のlightMpdが(今はUSBだけですが)I2Sもサポートしてくれると良いのですが
通りすがりのおじさんさん
2017/08/19
NanoPi NEO+I2S DAC、すこぶる調子がいいです。
かなり久しぶりにmpdのインストールや設定をいじくったので、最初にラズパイとDACを購入した頃に戻った感じでした。
lightMPDのI2S対応やmoode audio、Volumio他、やはりオーディオ再生専用ディストリビューションが欲しいところではあります。
Kagemasaさん
2017/09/26
通りすがりのおじさんさん
2017/09/26
192KHzの楽曲再生は確認していなかったので、再度SabreBerry+を接続しubuntuで試してみました。
DigiFi No.18の付録 (192KHz24bit) : 再生OK
06 MANTECA 192.WAV
02 Summertime 192.WAV
96KHz24bit FLAC→96KHz24bit wav→192KHz24bit wavに変換 : 再生OK
となりました。
何が違うんでしょうかね?
通りすがりのおじさんさん
2017/09/26
通りすがりのおじさんさん
2017/09/26
nanopi-neo_ubuntu-core-xenial_4.11.2_20170908.img
もしかしたら何か修正されたのかも知れませんね。
Kagemasaさん
2017/09/28
通りすがりのおじさんさん
2017/09/28
良かったですね。
lightMPDのI2S化は私にはハードルが高くて出来ません orz